梔子(くちなし)の花が甘い香りを振りまいています。
うっとうしい梅雨空のもと、純白の花は
一服の清涼剤のよう
クチナシ:アカネ科東アジア原産別名ガーデニア
実にはサフランと同じクロシンという成分が含まれ、染料となります。
白い花の宿命だけれど、開ききると黄ばんでしまうのが
ちょっと見苦しくて残念
こちらは一重の梔子。
梔子の花が咲き始めると決まって「旅情」という映画を思い出す。
去年もこの映画のことを書いたのだけれど、大好きな映画なので、
細部のセリフもよく覚えている。
憧れのセリフがいっぱい出てきたからだ。
その一つが「帰り下手」
ヒロイン・ジェーンがベニスで出会った骨董品店のオーナー・レナートと
始まったばかりの恋を捨てる決心をホテルの女主人に語るシーン。
「私はいつも帰り下手だった。パーティからも楽しくていつも帰りそびれていたの。
今度は帰らなくちゃいけない」
と時に沸き起こるここにいたいという気持ちをねじ伏せて、身を翻すように
汽車に乗ったのである。
私もどちらかというと帰り下手。胸にグサリときたのである。
ちなみにこの映画、リアルタイムでは見ていませんよ。ビデオです。
何度も借りました。また見たくなりました。
来年も梔子の花が咲いたら、「旅情」の話をしてしまうでことしょう
梔子の花はこの映画の中で潔さの象徴として
使われているのではないでしょいか。
薄月夜花くちなしの匂いひあり 正岡子規
うっとうしい梅雨空のもと、純白の花は
一服の清涼剤のよう
クチナシ:アカネ科東アジア原産別名ガーデニア
実にはサフランと同じクロシンという成分が含まれ、染料となります。
白い花の宿命だけれど、開ききると黄ばんでしまうのが
ちょっと見苦しくて残念
こちらは一重の梔子。
梔子の花が咲き始めると決まって「旅情」という映画を思い出す。
去年もこの映画のことを書いたのだけれど、大好きな映画なので、
細部のセリフもよく覚えている。
憧れのセリフがいっぱい出てきたからだ。
その一つが「帰り下手」
ヒロイン・ジェーンがベニスで出会った骨董品店のオーナー・レナートと
始まったばかりの恋を捨てる決心をホテルの女主人に語るシーン。
「私はいつも帰り下手だった。パーティからも楽しくていつも帰りそびれていたの。
今度は帰らなくちゃいけない」
と時に沸き起こるここにいたいという気持ちをねじ伏せて、身を翻すように
汽車に乗ったのである。
私もどちらかというと帰り下手。胸にグサリときたのである。
ちなみにこの映画、リアルタイムでは見ていませんよ。ビデオです。
何度も借りました。また見たくなりました。
来年も梔子の花が咲いたら、「旅情」の話をしてしまうでことしょう
梔子の花はこの映画の中で潔さの象徴として
使われているのではないでしょいか。
薄月夜花くちなしの匂いひあり 正岡子規
なにより憧れのベニスですから、何度も何度もビデオを
見たのです。
そうそう、クチナシにおおきな青虫が付くんですよね。
スカシバの幼虫なんですかァ。
一晩で葉っぱを食べつくされたこともあります
母も実を採るために一重を植えていましたが、
手入れをする父がいなくなって枯らしてしまいました。
武相荘、季節を変えてまた行きたいと思いました。
アーティチョークとはすごい
花あしらいを楽しむのも目的の一つです。
クチナシはやはり八重が好き、でも実がつかないので一重を種から育てました。 今年、咲いたのでこれから、着色は自家製です。 家の八重はヒメクチナシ、鋭い目つきのギャングのようなスカシバの幼虫が悩ませます。 青くて太っていて大きいのです。
私が訪ねた日、武相荘の迎え花は アーティチョークでした。忘れられません。