京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

京都の桜 No.2

2022-04-08 22:53:51 | 京都

西山コースの2番目に訪ねたのは西行桜の勝持寺です。

        

        鳥羽上皇に仕えていた北面の武士、佐藤義清がここ勝持寺にて出家をし、名を

        西行と改め庵を結び、一株の桜を植えて、桜をめでる歌を読みつつ暮らしていました。

        世の人はその桜を西行桜と称し、寺を花の寺と呼ぶようになりました。

         花見んとむれつつ人のくるのみぞ あたらさくらのとがにはありける  西行

              

              西行桜

              ええ、なんと大きく伸びたことか! そう言えば前回見てから

              20年くらい経っているかも知れない。初めて見てからは40年

              以上経って入ると思われるが、ひょろっとした小さな木で、これが!

              と、意外に思ったことだった。それは勿論西行が植えた木ではなく、

              何代目かの西行桜だったのでしょう。

              

              鐘楼堂の屋根をはるかに越えて、枝振りも立派な堂々の西行桜

              になっていました。

               願はくは花の下(もと)にもとにて春死なんむ 

                         そのきさらぎの望月のころ  西行

              西行は春、桜の花の下で死にたいと願った通り、旧暦きさらぎの

              2月16日、73歳で亡くなりました。


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