京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

桜の季節の始まりです。

2021-03-18 23:05:39 | 季節のことば

ご近所の桜も開花宣言。

        

        昨日今日の暖かさに次々と蕾が開いています。うれしくなります。

        

        駅の向こうの団地の桜は、どれも大きくのびのびと枝をのばしているので、

        2階、3階のベランダからもお花見ができることでしょう。羨ましい。

              

              青空を覆うように伸びた枝にちらりほらりと花がさいて、

              もうすぐ薄ピンクの空になることでしょう。

       「世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」在原業平の歌です。

        (この世の中に桜がなかったならば、いつ咲くか、もう散ったか…と心騒ぐことも

         なくのんびりとできるだろうに)

        「散ればこそいとど桜はめでたけれ 憂き世に何か久しかるべき」

         業平の歌に答えた歌です。

        (散るからこそ桜はいとおしいのだよ。この世に永遠なものなんてないのだから)

         私だったら、いつ咲くか、もう咲いたか、早く見に行かなくちゃ散っちゃうよ、

         ああ、もう桜も終わりだね、とはらはらしたり見とれたり、そんな心騒ぎも

         楽しいものだと思うよ、と答えたい。