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佐渡市両津の湊地区に生まれた「北一輝」とは、戦前の日本の思想家、社会運動家、国家社会主義者である。彼は、明治維新の本義は民主主義にあると主張し、「天皇は雲上人で、神聖にして犯すべからざる存在で、天皇が国家国民を支配する」と言う明治憲法下における天皇制を激しく批判した。すなわち、天皇の下にある国民ではなく、国民の代表が天皇であるとし、天皇は公民と共に政治に携わるべきであるとした。国家体制は、基本的人権が尊重され、言論の自由が保証され、華族や貴族院に見られる階級制度は本来存在せず、また、男女平等社会、男女共同政治参画社会など、これらが明治維新の本質ではなかったのかとして、再度、この達成に向け『維新革命』『国家改造』が必要で あると自著で主張した。現在では、天皇は国家の象徴であり、国政には一切関与しないので、北一輝の「天皇の国政関与」の考え方を除けば、国家体制の考え方は現代とほとんど変わらない。
天皇絶対主義を貫く当時の内務省は、北の考えを”危険思想”とした。後に、北に直接の関与はないが、この主張に感化された若手将校たちによる二・二六事件で、1937年(昭和12年)8月14日、北は民間人だが、特設軍法会議(一審制)にかけられ、非公開・弁護人なし・上告不可のもと、理論的指導者の内の一人として死刑判決を受け、5日後、銃殺刑に処された。よって、北が、生前にその『維新革命』『国家改造』の実現を見ることはなかったが、8年後、連合国軍が、軍国主義を突き進む日本を武力で倒し、占領政策を実施したGHQ主導による日本の戦後改革で実現されたものの中には、北の主張も多く含まれている。
以上はウイキペデイアからの引用文を分かり易く改変し纏めたものであるが、要するに、国民の意見を広く聞く、天皇による親政政治こそが理想だと説いたのであろう。天皇の政治利用が厳しく批判される現代に於いては、到底受け入れがたい思想だが、これ以外にも私有財産の制限などと言った、共産主義的な考え方も主張しているようである。「北一輝」論について語りだすと、到底このブログの守備範囲に収まるものではないので、このくらいにしておくが、北一輝とは、要するに、佐渡が生んだ有名な国家社会主義者と覚えておけば良かろう。だが、北の存在はその後の佐渡の発展や観光振興に貢献したわけではなく、むしろ、2.26事件を首謀した「皇道派」青年将校を感化し、国家転覆行動の誘因を作ったとして、負のイメージを持たれており、近代昭和史に詳しくない観光客は北一輝の生家などは気にもせず素通りして行く。北一輝、玲吉の彰徳碑が若宮八幡神社内にあるが、この彰徳碑に眼を留める人はそう多くはあるまい。
7月17日の日記:日々学ぶ事が多い筆者だが、今日は無料特典航空券の取得方法について学んだ。目出度く120,000マイルを貯めた後、ファーストクラスの無料航空券を予約しようとしても、すんなりと旅行希望日に座席が確保出来る訳ではない。航空会社が無料航空券を割り当てるのは、空席を有効活用するのが目的である。具体的にどのくらいの数の席が無料航空券保持者用に確保されているかは不明だが、少なくとも観光繁忙期に無料航空券での予約を試みても予約画面には「空席待ち」表示しか出て来ない。「空席待ち」は例え空席が出たとしても、それはブロンズクラス以上の上級会員に優先的に割り振られるため、一般会員が「空席待ち」にエントリーして予約を確保するのは至難の技である。だが、ゴールデンウイークの前後やお盆明けなどの時期には空席が設定され易いので、こうした繁忙期の隙間を狙って予約するのが賢いやり方だ。
ファーストクラスと聞くと、その乗客には、芸能人、高級官僚、政治家、会社の社長、国連機関の高等事務官、政府関係者などを思い浮かべるが、現実は、ビジネスクラスで頻繁に海外へ出張するサラリーマンが、貯め込んだマイルでビジネスからファートクラスにアップグレードして搭乗する例がほとんどだそうだ。それゆえ、出張客が多い金土日月発の便のファーストクラスはほとんどが空席待ち表示になっていて予約が取りずらいのが現実である。従って、比較的出張客の少ない、火水木発の便には空席が多く、これらの平日出発便を選択すれば往復のファーストクラスの予約は取り易くなる。ファーストクラスでの欧州往復旅行は2015年秋の予定であるが、座席の確保は2015年4月頃になる予定だ。
揚げ豆腐の野菜あんかけ
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