佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

フィオレンティーナ(ホテルグランドハイアット東京)  投稿者:佐渡の翼

2014年07月24日 05時04分54秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

決して有名な観光地ではないが、所謂通好みの観光スポットと言うのがある。地元の人に取っては見慣れている風景であっても、観光客の目には新鮮に写る風景がある。そうした石ころのような観光素材を磨き上げ、観光客を呼び込んで地元に金を落とさせ潤わせる。それを里山資本主義と呼んでおり、佐渡にはそうした磨かれざるダイヤモンドがあちこちに転がっている。惜しむらくはそれらが一箇所に固まってコンパクトに存在しないため、それらを効率よく回って観光するためにはかなりの時間と移動手段が必要になる点だ。そうした観光素材を、時間と金をかけてでも見学したいと言う富裕層は全世界にいる。彼らを佐渡へ呼び込むために、そうした埋もれた観光素材を掘り起こし磨きをかけた上でツアー商品を開発するのが観光戦略官の仕事である。

6月8日は終日雨が降ったり止んだりで、東京は4日連続の雨となった。この4日間で6月一か月間の降水量以上の雨が降ったと言う。連続雨は佐渡では珍しくも何ともない現象だが、東京では非常に珍しい。筆者はこの日、六本木のグランドハイアット東京に向かい、1階のロビー階にあるイタリアンレストラン「フィオレンティーナ」にお邪魔した。予約の受け付けはデイナーのみで、ランチ時の予約は不要と告げられていたので、午前11時半丁度にお店にお邪魔した。ウエイター氏は、テラス席(喫煙席)が見える窓際席へと案内してくれた。筆者は、前菜、パスタ、メイン、デザートから成るコース料理(税サ込4332円)を注文した。注文後ほどなくして前菜が運ばれて来た。左上から時計周りに、オイルサーデイン(鰯のオイル漬け)、豚肉のパテ、お野菜の何か、オランデイーヌと言うライスコロッケ、サザエのガーリック香草焼きであった。いずれも本場イタリアの味そのもので美味しい!パスタは「緑のお野菜とモルタデッラのクリームペンネ」と言う物だが、要するにモッツアレラチーズで味付けした太いパスタであり、底にはベーコンを刻んだ物が幾つかあったが、これはそっくり残した。クリーム味が濃厚過ぎたため、これと二種類のパン(オリーブオイルを練り込んだチャバタと紫蘇風味ハーブを練り込んだマジョルノ)を食べたら早くも満腹感を覚えてしまった。メインは(画像)、イサキのミネストローネ風味。イサキから出たダシがミネストローネの野菜スープをより芳醇で深みのある味に変えており、まるで別腹に入っていくようにすんなり食べられた。イタリア料理と言うのはフレンチのようにソースをこねくり回したりせず、あくまでも素材の美味さを生かし切るのがその真骨頂だが、このメイン料理はその代表格のように思えた。ただ、イサキの皮は歯で噛み千切れないほど硬かった。最後のデザートは、フルーツの盛り合わせに、苺のバジルシャーベットとチョコムース。1週間に一度の甘味、しかも高級ホテルで食べるそれは殊の外美味しい!このレストラン、スタッフ達が絶えず客席の間を駆けずり周るため、ちと落ち着かない。そして赤ちゃん連れなどの客も多いのでその鳴き声が又かまびすしいと来ているから、カップルでゆったり恋を語らいながらのデートには不向きなレストランである。

お店の

入口

メニュー

外のテラス席

オリーブオイル

パン

前菜

パスタ

店内の様子

紅茶

デザート



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