佐渡の翼

佐渡の観光名所紹介、佐渡の宿泊施設の宿泊記、佐渡の全飲食店と東京都内高級レストランの食べ歩記、ヨーロッパ及び国内旅行記事

i8ロードスターのPR動画を記事の最後尾に貼り付けました

動画に登場するi8ロードスターと全く同じ車体カラー、ホイール、内装、の右ハンドル車が、8月6日に千葉港へ到着し、通関手続きが完了いたしました。そして、新車整備、車両登録も完了し、9月2日に無事納車されました。従いまして、日本上陸第一号となったi8ロードスターの全貌を、9月6日に当ブログ上で公開いたしました。9月18日には、Keiyo BMW千葉北支店のフェイスブック(https://www.facebook.com/keiyo.bmw.chibakita/)でも紹介されました。このフェイスブックには、スマートキーをリモコン代わりに使用して、i8ロードスターの屋根を開閉する動画も掲載されています。更に、7月6日に発売されたホンダS660のcomplete modelである、ModuloXは、9月23日に無事納車となりました。 2018年9月24日現在

i8ロードスターPR動画

https://twitter.com/i/status/988688999794409472

佐渡の隠れ家フレンチ清助その3              投稿者:佐渡の翼

2014年07月03日 04時48分36秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

この清助さんは個人のお宅であり、玄関にも店名を示す看板などはなく、知る人ぞ知る隠れ家レストランの体裁を頑なに守っていた。だが、都会の隠れ家レストランと違うのは、隣室から祖母と孫娘の会話が漏れ聞こえて来たり、時折飼っている鶏のコケコッコーと言う鳴き声が聞こえて来る事で、生活臭が漂うレストランであるが、それが又佐渡らしくていい。そして強風に煽られたバケツが庭を転がり回る音なども聞こえて来た。

清助シェフ渾身の魚料理は、佐渡産のスズキのポアレである。スズキの周囲にはマーダイブ、二十日大根、海藻、グリンピースのピューレなどが散りばめられ、ソースは甘海老から作成したと言う拘りようである。甘海老独特の香りの強い、そしてやや甘味のあるソースとスズキの相性は抜群で、見た目もお味も文句のつけようがないくらいの出来栄えである。お皿の色が白色だと間接照明効果が出るためお料理は明るく撮れるが(トップ画像)、それ以外のお皿では例外なくお料理の写真は暗くならざるを得ない。佐渡で新進気鋭の若手シェフがこだわりを持ったお店を立ち上げようとすると、必ず佐渡産食材使用をメインに据えようとする。観光地で地産地消は当然の事なのだが、それを売り物にするお店が林立すると言う事は、裏を返せば佐渡では地産地消がなかなか進んでいないと言う事なのかもしれない。魚料理を食べ終えるとこんどはハーブのローズマリーを炒めるいい香りが立ち込めて来た。シェフが盛んに何かを泡立て器でかき混ぜる音が聞こえて来る。そして、「ジュワー」と言う音と共にお肉が焦げるいい香りが鼻をくすぐった。ほどなくして奥様が、お肉料理用にと胡桃パンを持ってきた後佐渡牛のサーロインステーキが運ばれて来た。肉の厚みは5mmほどだが草鞋大の大きさがあり食べごたえは充分である。ソースはフォンドボー仕立ての赤ワイン風味である。お肉の上にはローズマリーとしめじ茸が乗せられていた。お肉は甘くて柔らかく、両津の吉田家で出された和牛のステーキとは月とすっぽんの違いであった。

ステーキの後は、御口直し用のオオバのシャーベットが出された。そして最後のお楽しみのデザートは、キャラメルソースの上に佐渡産苺姫のムースと苺を乗せ、アーモンドで作成したチューレを巻いた一品である。紅茶にはハーブテイーをお願いしたら、フイナンシェと言うフランス起源の焼き菓子が付いていた。全てを美味しく平らげ、お代の1万円を支払うとシェフが厨房から出て来てお見送り。シェフが「今日のお昼到着のフェリーで来られたのですか?」と問うたので「ええそうです」と答えたら「船は揺れませんでしたか」と再質問。訪問当日は船が両津湾に入った頃から急に曇り出し風が強まったが揺れるほどではなかった。筆者はそう答え、美味しい隠れ家フレンチレストラン「清助」さんを後にした。

胡桃パン

佐渡牛のステーキ

オオバのジュレ

デザート

フイナンシェ

紅茶


佐渡の隠れ家フレンチ清助その2              投稿者:佐渡の翼

2014年07月02日 05時07分24秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

まず奥様が飲み物メニューが書かれた黒板を置き示しながら、飲み物の注文を伺いに来た。筆者は「お水だけでよろしいですよ」と答えておいた。店内は六基の照明があるだけの暗い環境下であり、ソニーα99にはちと厳しい撮影条件であった。アミューズは、かぼちゃのローストに小麦粉と刻んだ胡桃をまぶした一品で真中にイタリアから取り寄せたオリーブが一つ。ほっこりしたかぼちゃの甘味と胡桃のほろ苦さが旨みを引き立てる二重奏的な役回りを演じていた。次いで前菜は、茹でた春野菜のベアルネーズソースかけである。太くて大きなグリーンアスパラ一本と5本のこごみが並んでおり、ソースには山椒、三つ葉、ノビルを混ぜると言う凝りようだ。ウィキペデイアに寄れば、「ベアルネーズソースとは、澄ましバターとエストラゴン、エシャロット、卵黄、セルフィーユ、酢をとろ火で煮詰めて作るソースであり、フランス料理の伝統的なステーキソースである。このソースのような乳化現象を利用した調理には、周到な下準備が要求される。主な失敗例は、熱を通し過ぎることによる卵黄の凝固と、澄ましバターを加えることを急ぐことによる乳化の失敗である」だそうで、一人客の1万円コースのためにかなり前から下準備を重ねたのであろう、完璧なソースの仕上がり具合だった。御野菜は勿論佐渡産で、ソース共々珠玉の味わいである。ここで、佐渡産の小麦粉「雪力」で作成したと言う自家製フォカッチャとローズマリーパンが運ばれて来たが、塩を入れたオリーブ油が付属していた。「海府荘」のフレンチ食事会で、お料理一皿に付き一つのパンを貪り食ったグループがいたそうだが、そんなペース配分をするから腹が膨れてしまうのだよ。田舎者はこれだから困る!

スープはムール貝のスープで、細かく刻んだお野菜と蕨と筍が入っていたが、コンソメ味のスープで実に美味しい。ムール貝は上手く調理しないと生臭さが抜けないものだが、ここのシェフの腕前はさすがである。この段階でコース料理の半分が終了した訳だが、開始から40分近くが経過していた。このペースで行くと、コース終了までには2時間近くかかる計算になるが、お料理一皿一皿がとても美味しくかつ佐渡産食材を使用した創意工夫が満ち満ちており、時間の流れなど全く気にならなかった。

やがて、次のお魚料理のためにと海藻(もずくと思われる)を練り込んだパンが運ばれて来た。ほんのり塩味が効いた美味しいパンだったが、一個だけ食べるに留めておいた。

飲み物メニュー

アミューズ

フォカッチャとローズマリーパン

スープ

海藻パン



佐渡の隠れ家フレンチ清助その1(佐渡市両津潟端)      投稿者:佐渡の翼

2014年07月01日 04時54分50秒 | 佐渡グルメ美味しい食べ歩記

筆者がこの美味しい隠れ家レストランの存在をブログとデジブックで紹介したのは2010年の6月であった。以後、佐渡の翼ブログを見た佐渡島民達が大挙して押しかけるようになり、食べログへの投稿回数も増えた。そして自遊空間佐渡店の経営者様や真野の洋食屋店主なども訪れ、その絶賛記事をネット上に公開する騒ぎにまで発展している。筆者はこのお店を再訪すべく、2014年の1月15日に清助さんに予約の電話をかけた。前回は奥様がお出になったが、今回はやや声のトーンが違う女性が電話口に出た。5月3日の予約をお願いしたら、「通常は2か月前からのお受けなのですが、一応予約をお入れしておきますね」と恩着せがましく答えた。一人客で1万円コースのランチをお願いしたところ、シェフに確認に行った後、「通常はお二人様からなのですが、お一人様でもお受けいたします」との返答を携えて来た。ブログで紹介され客足が増え人気に火が付くと、どこでもそう陥りがちなのだが、応対が恩着せがましくなる。これはもう宿命だが、お一人様お断りと門前払いをされるよりはましだと思い、取りあえず電話を切った。

5月3日、筆者はおけさ丸から下船すると、直ちに湊地区を経由し、金井方面に向かった。そしてセーブオンのある交差点を左折し、農道を南下した。途中二手に別れる道があるが、ここを左折し、加茂湖側へと下って行く。誤って右手へ行くとあらぬ方向に向かうので注意が必要だ。そして左手に牡蠣小屋などを見ながら走るとやがて右上方に佐渡空港の東端部分が見えて来る。ここを通り過ぎると上り坂になっており、やがて左手に諏訪神社が見えてくる。ここを過ぎてしばらく行くとT字路があるがここを左折し、更に進んだところの二又道を左折し、左手に潟端公民館、右手にi-mark環境株式会社を見ながら道なりに進むと道は右へとカーブし上りになる。ここを上り切ると右手に清助のランドマークたる赤いすべり台がある十字路が見える。ここを右折すれば「清助」さんに辿り着くのだが、道が細いため、潟端地域交流センター前の広い駐車場に車を停め徒歩で行く事をお勧めしたい。徒歩でも数分の距離である。昼間ならば、カーナビや当ブログのデジブックなどの道案内を頼りに自力でも辿り着けるが、初めて来店する人や、島民でも夜間に訪問する際は道に迷うのが通常であろう。筆者は12時25分頃に清助さんに到着した。前回2010年6月に訪ねた時はお庭に赤い靴を履いた2~3歳くらいの可愛い女児がいたが、4年も経つとすっかり成長し、小学生くらいの女の子のように見えた。だがまだ子供で、ひたすら鶏を追い掛け回していた。

店内に入ると、中央部にこぼれ梅が置かれ、テーブルクロスが敷かれた6人掛けのテーブル席が用意されており、二つの小さなスピーカーからはジャズ音楽が流れていた。山奥なので5月のこの時期でも夜は冷え込むのだろうか、石油ファンヒーターが仕舞われずに置かれていた。お店の内部は古民家を改造したもので天井が高く、四本の太い梁が井の字型に組まれていた。テーブルの正面には金魚型の可愛い人形と山菜取りに使うのであろうか、「清助」の文字が入った採取用籠があり、左手には和太鼓が鎮座ましましていた。カウンターの前には何本かのワインが並べられ、カウンターの上には幾つかのパンが飾られていた。カウンターの奥の方に調理用の厨房があり、シェフはここに篭って調理に専念するため、客の方に顔を見せる事はほとんどなかった。

潟端地域交流センターの前に

赤い滑り台がある

小田弘法堂の右脇の道を進む

こんな竹藪の向こうに本当にフレンチレストラン何てあるのだろうか?

と、不安に思う頃にまず蔵が見えて来るが、そこが清助さんである。


i8ロードスター動画1

i8ロードスター動画2

i8ロードスター動画その3

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