我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

ハクのこと

2010-12-21 22:34:53 | 我輩は凛太郎

このところ、出番の少ない凛太郎です。

今日はハクの面白いところを紹介します。

ドライブの時はボクが助手席、ハクは後ろの席と決まっています。

母ちゃんがボクに気を使ってくれていることもあるとは思いますが。

ボクももう7歳(まだとも言います)なので、母ちゃんのことは母ちゃん以上にわかっているところもあります。

母ちゃんは、あれでなかなか気ぃ使いのところがあるのです。

ハクはボクのいるところに来たくてしょうがない。ボクは来ていりません。ハクは大きいし、足が長いし、ボクのことを前足でちょちょんと小突くのが気に入りません。正直ビビリますから。ボク繊細ですからね。

それに助手席に来たら、ボクのいるところがなくなります。

母ちゃんが「アカン」というても、時々後ろの席から助手席乗り越えて、やってきます。

母ちゃんにこっぴどく怒られ、そして無視されています。

そしたら、また苦労しして助手席乗り越えて後ろに帰っていきます。

ボクやったら居座るんですけど。そのへんがハクのカワイイところだと思います。自分の席は後だと自分でも決めているのかもね。

この前も、母ちゃんが運転しながらお握りを食べ始めました。

母ちゃんは早期胃癌の後遺症で「後期ダンピング」というのがあって、あんまりお腹が減りすぎると、電池切れの人形みたいになり、動けなくなります。

ボクはそういう場面を何度か見ています。帰ってくるなり、台所で何か口にいれたものの、へたりこんで30分ほど動かなかったり。こうなると立ち上がってもヨレヨレで、なかなか元に戻ってくれません。散歩もナシになったりします。

「凛太郎~アカン~寝よ~」とか。

この時も「お腹が減った~もうあかん~」とか言いながらも運転を続け、かなり我慢していたみたいだけど、湖西道路とかいうところを走っていて車をとめるところがなかったので、ボクには「これは母ちゃんだけやしな」と宣言して食べ始めました。

ボクは賢いし、母ちゃんと付き合いが長いので、そう宣言した母ちゃんがチビッとでもくれないことを知っているので、母ちゃんの膝の上でおとなしくしていました。

でもハクはまだ一緒に暮らして8ヶ月。土間生活をしているからコミュニケーションが足らないこともあり、食いしん坊だから遠慮がありません。

ボクを見習うようにいつも言ってきかしていますが、食べ物の匂がするとダメみたいです。ボクもホントは人のことは言えませんが。

この時も苦労して助手席を乗り越えてやってきました。後ろの席と前の席の間には、ハクが簡単に乗り越えられないように大きなダンボールも置いてあったんですけどね。

で、母ちゃんに「これは母ちゃんのや!あげへん」と言われながら、母ちゃんの方に寄ってきて、母ちゃんに腕で押しやられ。

「危ないしきんといて!」とか言われ押し戻され。そういうことを2,3回繰り返し、しばらく助手席でお座りしていましたが、あきらめて、また助手席を乗り越えて後ろに戻って行きました。

ハクもボクに一応は気を使っているのかも。

でもね、思いません?

乗り越えてきて、またもどって行くハクの律儀というかなんというか。

ボクはそういうハクをカワイイやっちゃと思うのです。そしてそういうところが面白い。足の短いボクには正直真似できません。

このことがあったせいかどうかはわかりませんが、この前のドライブの時は「決して前には行けません」スタイルさせられていました。

ま、母ちゃんにはきっちり安全運転してもらわんと困りますしね。

 

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