危険予測

今月から、地域の会合が再開される。
ほとんどが高齢者をターゲットにしたもので、囲碁・将棋倶楽部なんて娯楽もある。
緊急事態宣言中は会場を借りられなかったが、今は借りられるので再開となった。

が、宣言が解除されたからと言って、感染リスクが下がった訳ではない。
特に高齢者は注意すべきだが、ほとんどの方が「やって良い」という意見だ。
誰もやって良いとは言っていない。「会場が借りられる」だけだ。

知人に、サッカー教室のコーチをしている人がいるのだが「今の子供は危険予測ができない」と嘆いていた。
危険の判断を親が行うので、自身で判断する経験が無いという意味だ。
親が良いと言えば何の抵抗もなく行動し、ダメと言えば深く考えずに諦める。
なぜ良いのか、なぜダメなのかを考えない子供が多いそうだ。

高齢者も、子供も、危険予測は苦手のようだ。
前者は「自分自身の事」と考えられない、コロナなど他人事という考えなのだろう。
後者は「自分で考えるべき事」と知らない。
しかし、これからの人生で気づくこともあるだろう。

高齢者の一部は、今までの経験を「逃げ道」に、学ぶことを放棄。
周囲に迷惑を掛けている事実が見えていない。
「歳だから」と言い訳し、それを免罪符として都合よく使っている。
手本となるべき行動をしている高齢者だけが「歳だから」という事情を使うべきだ。

今日も会合がある。会場設置は私たち「若者」が行う。
私たちが必要としない、中止を呼びかけた会合だが、多数決では若者の意見は通らない。
開催を決定し「歳だから」という言い訳で過剰の手配や設営は行わない。
ここでコロナ感染したら、会場を用意した我々に責任を押し付けるのだろう。
「会場の安全対策が不十分だった」と。

あんな老害にはなるまい。心に誓う。