脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

遂に言ってやった

2024年01月03日 | ひとりごと
私の親も、なかなかである。
何度か書いたが、私に興味が無い。
私は次男坊として育ち、時代が時代なら「国の為に命を捧げる」立場。おそらく親の考えもそのままだろう。
対して長男は家を継ぐもの。
大した家でも無いのに、兄は家督と言われ育った。
それでも兄は真っ当な人間であり、私の親代わりをするほどの人格者だった。

実家に帰った時、こどもの進路の話題になった。
親は「真剣に悩んだ」と言っていたので、積年の思いもあり「オレの第一志望はどこだった?」と聞いてみた。
親は黙った。当たり前だ。親が決めた進路以外は全否定だったから、否定した事をイチイチ覚えていない。
さらに続けた。
「オレは部活で好成績だったが、どう思っていた?」

親は、口々に「嬉しかった」「頑張っている」と言っていたので、ここで「オレは優勝経験あったか?」と詰めた。
(地方大会で準優勝が2度だが、優勝経験は無い)
親は黙った。
覚えていないのではない。興味が無いから「知らない」のだ。

ここで「今さらだけど、オレに興味が無かったのだから、真剣に悩んだとか言うな」と言ってやった。
長年抱えていた問題を、たった一つだがほどく事ができた。
ただ「恨んでいるわけではない」と付け加えたうえで「それは今の人生に後悔が無いからであり、もし後悔があれば恨んでいただろう」と。

高校進学を私の希望通りにしなかったのだ。人生の分岐点を邪魔した罪は、一生負ってくれ。
そのくらいの覚悟も無く、自分勝手にこどもの人生を決めるな。

高齢の親には厳しい言葉かもしれないが、自分たちの子育てを勝手に美化して欲しくない。
ただ一つ、大きな感謝はある。
「親は頼るものでは無い」
これがあったから、今も必死に「自分の力で」生きている。
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