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脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

断る ⑥

2017年12月22日 | 経営
T工芸に対する請負の上限は200万円。
これは、T工芸にも伝えていました。
「当店の体力的な問題」という事情として、です。

昨年末、T工芸から「450万円の家具取り付け」という依頼が来ました。

この件は、すでにT工芸と相手方で商談が成立しておりました。
通常、業者側にも建具屋や家具に慣れた大工がいるので、T工芸側で商談が成立した場合に当店が出る幕は無いのですが、相手方(施主様)が「T工芸の家具工事に慣れた職人が設置する事」を契約の条件としたたため、当店に話が来たのです。

上限を大幅にオーバーしていたので断るつもりでしたが、今まで契約にならない案件が多く、多少の後ろめたさを感じていた事と、昨年の売上が厳しく、少しでも伸ばしたいという気持ちが強かった事もあり、T社長に「上限をオーバーしているので、本当は請けたくないが」とした上で請け負いました。
T社長にも「450万のリスク」は伝えました。この金額までが限界という意味です。

採寸諸経費と現場施工費を算出。
付随するリフォームなどが無いので「450万の商品を扱うのに、利益としては微々たるもの」という請負でしたが、過去の未契約案件の事もあり「多少は貢献できたので、ヨシとしよう」と考えていました。

採寸での失敗は許されません。いつも以上に慎重に採寸しました。
(結論として、採寸ミスはありませんでした)

いざ工事となり、度重なる工程の変更などに苦戦したものの、何とか無事に工事も完了しました。

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