マラソン讃歌

ランニング日記を中心に様々な趣味活動を紹介します。

持病とともに 2

2012年12月20日 | トーストマスターズ
新宿バイリンガルトーストマスターズクラブのみなさん、こんばんは。本日はようこそこの景気の良い千代田クラブにお越しくださいました。0さんお久しぶりです。今回はTMOEご苦労様です。おや、顔色が少し良くないようですが、どうかされましたか。えっ、何ですって!金欠病になってしまった。財布が軽くなって心が痛むというこの病気は、普通、学生や年金生活者しかかからないものと思っていたのですが・・・。それはたいへんですね。でも、心配御無用、私がよく効く薬を差し上げますから。それはこれ、宝くじです。万が一当たれば一度にその症状が解消し、豊かで幸せな生活が送れるでしょう。
実は、私ももう10年以上も悩み続けている病気があるのです。この病気は外交官がかかりやすいといわれていますが、私の場合は韓国で発症し、台湾で悪化したようです。日本帰ってからも一向に完治せずとうとう持病として定着してしまいました。
この病気の自覚症状は3つあります。
一つ、空腹感。何だかいつもおなかがすいてしようがないんです。食事はいつも大盛,朝10時と昼3時におやつを、夜には夜食までも食べてしまいます。それでもご覧のようにまったく太らないのです。
二つ、挫折感。あらゆることに一生懸命取り組むのですが、いつも途中でつまずき、もうだめだとあきらめて、心が折れてうつ病にかかった状態です。
三つ、罪悪感。いつのまにかエレベーターやエスカレーターに乗っている自分に気がついた時,なぜ階段を利用しなかったのかという罪の意識にとらわれてしまいます。
そこで、難病治療で有名なヤマダ病院に高橋直子先生を訪ね診察してもらいました。すると、高橋先生は優しい声で「かなりしつこい病気のようですね。とても治る見込みはありません。とりあえずこれでも飲んでみてください。」となんだか胡散臭い漢方薬を処方してくれました。これを1か月ぐらい飲み続けたところ不思議なことに、病状がかなり改善してきました。
しかし、今度は副作用が現れたのです。それも、3つです。
一つ、食楽欲。いままでのようにたくさん食べることはなくなりましたが,仲間と一緒に楽しく食べたいという発作が頻繁に起こるようになりました。
二つ、継続欲。失敗は気にしなくなりましたが、反対に反省をしなくなり、同じことを何度も繰り返すようになりました。
三つ、達成欲。やり遂げたという喜びを味わいたくて、自分の目標をどんどん下げ満足感に浸るようになりました。
そうなんです。私の持病というのは、高血圧やぜんそくなどではなく、「マラソン中毒症」なのです。病状は年々悪化し、ついにマラソン大会参加のため台湾にまで行くようになりました。でも、この愛すべき「持病」とともに死ぬまで走り続けようと思います。
トーストマスター!

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