わが国はいまや国民の4人に一人が65歳以上のお年寄りという超高齢社会になりました。そして、人生100年時代を迎えたと言われています。私の場合は、現在71歳ですからあと30年近く人生が残っていることになります。
とは言っても、15年前に妻を亡くし8年前には定年で退職した私に残されたものはただ2つ。
コンテスト委員長、トーストマスターズの皆さん・・・それは箱入り娘とわずかな退職金です。
ところが、娘は家でゴロゴロ、退職金は銀行でスヤスヤ、全くあてになりません。仕方がないので元手があまりいらない自家用車を利用したカーシェア事業を始めることにしました。それでも選んだ事業が間違っていたのかはたまた私の営業努力が足りないのか、いつまでたっても黒字になりません。私の第二の人生は、ブレーキの利かない車に乗って貧困という坂を下り始めました。そこで3年前、何か他に儲かる事業はないものかと起業家が集まるある異業種交流クラブに入会したのです。
「次の発表者は不動産事業家の大家ひろみさん、テーマは「人生に幸せもたらす家主業」、「人生に幸せもたらす家主業」、大家ひろみさんです。」(拍手)
そのスピーチは、ぼろぼろになったマンションの一室を安く買い取りこれをピカピカにリフォームして、相場より高い家賃で貸し出したという本人の体験談でした。これだ!老後の貧困から抜け出す道は。「よし!これからはお金のために働くのではなくお金に働いてもらおう」と心に決めました。そして、すぐに彼女が通う不動産学校の門をたたいたのです。
入学して間もなく、彼女から呼び止められました。
「マラソン讃歌さん、こんにちは!私今自分の賃貸マンションを売り出し中なの、ご興味あります?」
「はい、もちろんです。不動産の勉強を始めてまだ物件をもっていないので、この辺で何とかしたいと思っています。それに、家主から直接買うわけですから仲介手数料はいりませんよね。」
ということで話がトントン拍子で進み3か月後にはついに売買契約が成立したのです。
マンションの鍵を受け取った瞬間、憧れの大家になれた喜びで胸がいっぱいになりました。
ところが、その5か月後小学生の娘と一緒に入居していた母親から突然電話が・・・
「もしもし、大家さんですか。私今度再婚することになりましたので今月限りで家を出ます。」
「え~!」たちまち家賃収入はなくなり、再び貧困坂に逆戻り。
そんな時、先輩家主のひろみさんが退去の立ち合いにやって来て、ひよこ家主の私を励ましてくれたのです。これに勇気づけられ、気を取り直して入居者募集を始めました。しかし、1か月、2か月、3か月経っても1件の問い合わせもありません。そこで4か月目に思い切って家賃を大幅に下げてみたところやっと入居者が現れたのです。家主業の厳しさとやりがいを同時に感じた瞬間でした。
あれから3年が経ちました。今は赤字のカーシェア事業をやめ、家主業に専念しています。この新しい働き方は、私に年金の3倍という家賃収入をもたらしています。このようにお金にしっかりと働いてもらいながら、これからは「幸せ」という坂を一歩一歩上っていきたいと思います。
皆さんは定年後の人生をどう歩んで行かれますか?・・・コンテスト委員長!
とは言っても、15年前に妻を亡くし8年前には定年で退職した私に残されたものはただ2つ。
コンテスト委員長、トーストマスターズの皆さん・・・それは箱入り娘とわずかな退職金です。
ところが、娘は家でゴロゴロ、退職金は銀行でスヤスヤ、全くあてになりません。仕方がないので元手があまりいらない自家用車を利用したカーシェア事業を始めることにしました。それでも選んだ事業が間違っていたのかはたまた私の営業努力が足りないのか、いつまでたっても黒字になりません。私の第二の人生は、ブレーキの利かない車に乗って貧困という坂を下り始めました。そこで3年前、何か他に儲かる事業はないものかと起業家が集まるある異業種交流クラブに入会したのです。
「次の発表者は不動産事業家の大家ひろみさん、テーマは「人生に幸せもたらす家主業」、「人生に幸せもたらす家主業」、大家ひろみさんです。」(拍手)
そのスピーチは、ぼろぼろになったマンションの一室を安く買い取りこれをピカピカにリフォームして、相場より高い家賃で貸し出したという本人の体験談でした。これだ!老後の貧困から抜け出す道は。「よし!これからはお金のために働くのではなくお金に働いてもらおう」と心に決めました。そして、すぐに彼女が通う不動産学校の門をたたいたのです。
入学して間もなく、彼女から呼び止められました。
「マラソン讃歌さん、こんにちは!私今自分の賃貸マンションを売り出し中なの、ご興味あります?」
「はい、もちろんです。不動産の勉強を始めてまだ物件をもっていないので、この辺で何とかしたいと思っています。それに、家主から直接買うわけですから仲介手数料はいりませんよね。」
ということで話がトントン拍子で進み3か月後にはついに売買契約が成立したのです。
マンションの鍵を受け取った瞬間、憧れの大家になれた喜びで胸がいっぱいになりました。
ところが、その5か月後小学生の娘と一緒に入居していた母親から突然電話が・・・
「もしもし、大家さんですか。私今度再婚することになりましたので今月限りで家を出ます。」
「え~!」たちまち家賃収入はなくなり、再び貧困坂に逆戻り。
そんな時、先輩家主のひろみさんが退去の立ち合いにやって来て、ひよこ家主の私を励ましてくれたのです。これに勇気づけられ、気を取り直して入居者募集を始めました。しかし、1か月、2か月、3か月経っても1件の問い合わせもありません。そこで4か月目に思い切って家賃を大幅に下げてみたところやっと入居者が現れたのです。家主業の厳しさとやりがいを同時に感じた瞬間でした。
あれから3年が経ちました。今は赤字のカーシェア事業をやめ、家主業に専念しています。この新しい働き方は、私に年金の3倍という家賃収入をもたらしています。このようにお金にしっかりと働いてもらいながら、これからは「幸せ」という坂を一歩一歩上っていきたいと思います。
皆さんは定年後の人生をどう歩んで行かれますか?・・・コンテスト委員長!
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