ようこそ道場へ!
(スピーチ開始前に「道場訓」を黒板に貼り付け、バスタオルを床に敷く)
先週の新聞報道によりますと、世界的な不況と円高の影響で日本を訪れる外国人が昨年に比べて大幅に減少しているそうです。また、駅に貼られているポスターによりますと、1月20日から2月末までは、yokoso! Japan weekだそうです。Yokoso! Japanというのは、日本政府が何年か前から外国人観光客誘致のために推進している「Visit Japan」というキャンペーンのキャッチフレーズで、2,010年までに年間1,000万人の外国人旅行者を日本に呼び込むことによって、観光立国をめざすというものです。
そこで、目を付けたのが、日本の伝統文化の中で外国人にとって神秘的なイメージがある武道です。空手道を体験するという「ようこそ道場へ」と名付けたツアーを企画してみました。今夜は皆さんにその一部を紹介しようと思います。
それでは、私が観光ガイドになってご案内いたします。(帽子を被り、黄色のジャージを着る)
本日は東京を代表する「小鳩バス」の空手道体験ツアーに御参加頂きまして大変ありがとうございます。案内役の私は、日本空手道協会公認初段のスキヤキ・タカシ(好焼貴)と申します。
お待たせしました。空手道の殿堂と言われる千代田空手道場に到着しました。道場は神聖な場所です。入口で帽子をとり(帽子をとる)、靴を脱ぎましょう(靴を脱いでタオルの上に上がる)。
また、道場に入る時には、「オス」と言いながら軽くお辞儀をしてから入りましょう。「オス」とは「押し忍ぶ(押忍)」と書きまして、厳しい修行に耐え忍ぶと言う自分の決意を表す言葉です.空手道を志す仲間の一般的な挨拶となっています。
先ず、道場の真ん中にある空手道の守り神の前で、正座をします。背筋を真っ直ぐ伸ばしてきちんと座りましょう。
そのまま、目を軽く閉じて黙想をします。稽古の前に精神を統一し、怪我をしないように集中力を高め、心の準備をします。では、皆さんもやってみましょう。目を閉じて「黙想始め!」・・・・・「黙想やめ!」目をあけてください。
次に、壁にかけてある道場訓を一緒に読み上げ空手道の究極の目標を確認します。皆さんも私について大きな声で復唱してください。
道場訓
ひとつ、誠の道を守ること
ひとつ、礼儀を重んじること
ひとつ、努力の精神を養うこと
ひとつ、血気の勇を戒めること
ひとつ、人格完成に努めること
空手道は体を鍛え技を磨くだけはありません。この道場訓にあるように、人間性を育てる精神修養が大切なのです。
稽古に入る前の儀式は、礼をもって締めくくります。礼の仕方は、このように軽く両膝に両手を載せた状態から、まず左手を下ろし、次に右手を下ろします。両手をそろえて、ゆっくり頭を下げます。そして反対の順序でもとの姿勢に戻ります。
はい、やってみましょう。「師範に対して礼!」もう一度「お互いに礼!」。(立ち上がる)
これから準備体操をし、基本技、組み手、形の稽古に入りわけですが、すでに黄色のカードが出ていますので、これで本日の外国人のための空手道体験ツアーを終わることにいたします。
最後に、ご清聴・ご協力くださいました皆様に感謝の意をこめて、「押忍!」(礼をする)。
(スピーチ開始前に「道場訓」を黒板に貼り付け、バスタオルを床に敷く)
先週の新聞報道によりますと、世界的な不況と円高の影響で日本を訪れる外国人が昨年に比べて大幅に減少しているそうです。また、駅に貼られているポスターによりますと、1月20日から2月末までは、yokoso! Japan weekだそうです。Yokoso! Japanというのは、日本政府が何年か前から外国人観光客誘致のために推進している「Visit Japan」というキャンペーンのキャッチフレーズで、2,010年までに年間1,000万人の外国人旅行者を日本に呼び込むことによって、観光立国をめざすというものです。
そこで、目を付けたのが、日本の伝統文化の中で外国人にとって神秘的なイメージがある武道です。空手道を体験するという「ようこそ道場へ」と名付けたツアーを企画してみました。今夜は皆さんにその一部を紹介しようと思います。
それでは、私が観光ガイドになってご案内いたします。(帽子を被り、黄色のジャージを着る)
本日は東京を代表する「小鳩バス」の空手道体験ツアーに御参加頂きまして大変ありがとうございます。案内役の私は、日本空手道協会公認初段のスキヤキ・タカシ(好焼貴)と申します。
お待たせしました。空手道の殿堂と言われる千代田空手道場に到着しました。道場は神聖な場所です。入口で帽子をとり(帽子をとる)、靴を脱ぎましょう(靴を脱いでタオルの上に上がる)。
また、道場に入る時には、「オス」と言いながら軽くお辞儀をしてから入りましょう。「オス」とは「押し忍ぶ(押忍)」と書きまして、厳しい修行に耐え忍ぶと言う自分の決意を表す言葉です.空手道を志す仲間の一般的な挨拶となっています。
先ず、道場の真ん中にある空手道の守り神の前で、正座をします。背筋を真っ直ぐ伸ばしてきちんと座りましょう。
そのまま、目を軽く閉じて黙想をします。稽古の前に精神を統一し、怪我をしないように集中力を高め、心の準備をします。では、皆さんもやってみましょう。目を閉じて「黙想始め!」・・・・・「黙想やめ!」目をあけてください。
次に、壁にかけてある道場訓を一緒に読み上げ空手道の究極の目標を確認します。皆さんも私について大きな声で復唱してください。
道場訓
ひとつ、誠の道を守ること
ひとつ、礼儀を重んじること
ひとつ、努力の精神を養うこと
ひとつ、血気の勇を戒めること
ひとつ、人格完成に努めること
空手道は体を鍛え技を磨くだけはありません。この道場訓にあるように、人間性を育てる精神修養が大切なのです。
稽古に入る前の儀式は、礼をもって締めくくります。礼の仕方は、このように軽く両膝に両手を載せた状態から、まず左手を下ろし、次に右手を下ろします。両手をそろえて、ゆっくり頭を下げます。そして反対の順序でもとの姿勢に戻ります。
はい、やってみましょう。「師範に対して礼!」もう一度「お互いに礼!」。(立ち上がる)
これから準備体操をし、基本技、組み手、形の稽古に入りわけですが、すでに黄色のカードが出ていますので、これで本日の外国人のための空手道体験ツアーを終わることにいたします。
最後に、ご清聴・ご協力くださいました皆様に感謝の意をこめて、「押忍!」(礼をする)。
○聴衆にアクションがあった