ETUDE

~美味しいお酒、香り高い珈琲、そして何よりも素敵な音楽。
これが、私(romani)の三種の神器です。~

バッハ:カンタータ第202番「消えよ、悲しみの影」《結婚カンタータ》 by コレギウム・アウレウム合奏団

2011-11-06 | CDの試聴記
昨日は長男の結婚式だった。
あっという間の一日だったけど、こんなにずっしりと実がいっぱい詰まった一日というのも、私にとっては初めての経験。
息子にとっては間違いなく「人生最良の日」のはずであり、私にとっても、人生で最も感動した日だった。
幼い頃アトピーに苦しみ、その後も決して物事を小器用に捌けるタイプではなかっただけに、人一倍苦労したことだと思う。
しかし、不器用でも正直に進むことの素晴らしさを私に教えてくれたのは、他ならぬ息子だった。
そして、息子の心優しい性格は、子供の時から現在に至るまでずっと変わることがなかった。
そんな彼が素敵な女性に巡り会い、縁あってこの日を迎えることができたわけだから、これから色々なことがあると思うけど、この日の感動を忘れずに二人で乗り越えていってほしい。
また、二人で乗り越えられないような試練なんて、ひとつもないはずだから・・・。
結婚式の挨拶で、私は、シベリウスに負けないような「日本のアイノラ」と言われる家庭を是非築いてほしいと話したが、まさに親としての私の本音だ。
末永くお幸せにね。

昨日、結婚式の前にホテルで聴いていたのは「フィガロの結婚」だったが、今日はバッハの結婚カンタータ。
敬愛するエディト・マティスがソロを歌う素敵なディスクは以前採りあげたので、今日聴いたのはマティス盤と並んで私が大切にしてきたコレギウム・アウレウム合奏団の演奏。
アメリングがソロを歌うこの演奏の明るさと美しさは、数あるディスクの中でもとびきり魅力的だ。
いつ聴いても素晴らしい演奏だけど、今日はさらに特別。
そういえば、そろそろハネムーンに向けて二人が飛び立つ時間だ。
体に気をつけて、思いっきり楽しんできてください。

バッハ:カンタータ第202番「消えよ、悲しみの影」《結婚カンタータ》
<演奏>
■エリー・アメリング(ソプラノ)
■フリッツ・ノイマイヤー(チェンバロ)[BWV202]   
■コレギウム・アウレウム合奏団(指揮:ラインハルト・ペータース)
コメント (26)
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