新型コロナで若い人の死亡事例が増えてきました。これまでは症状がごく軽いと思われていた若年層で死亡が相次ぐというのですから、大変なことです。コロナはただの風邪、と思っている皆さんにぜひ知ってもらう必要があります。
 
京都市は12日、新型コロナウイルスに感染した基礎疾患のない20代の男性が、入院先を調整中に自宅で死亡したと発表しました。男性は一人暮らしで先月29日に発症し、今月2日に陽性が判明。翌日、京都市は入院先の調整を始めました。5日に健康観察のため電話したところ、つながらなかった。5日深夜になって男性の知人からの通報を受け、消防や警察が駆けつけたところ、男性が死亡しているのが確認された。
 
とのことです。なんと、発症から1週間で在宅死! それも誰にも看取られず一人で亡くなってしまいました。言葉もありません。
 
神戸市では、4月28日に30代の男性が、5月2日に20代の女性が死亡したことが分かりました。兵庫県内で20代の死亡が確認されるのは初めてで、2人とも基礎疾患があったということです。
 
こうした事例の発表が、なぜか死亡から1~2週間もかかっています。なぜこんなに遅いのでしょうか。もっと早く発表して、国民に警戒を呼び掛けるべきだと思うのに・・・ 
これも行政の怠慢です。人出が足りないなら応援を配置すればよい。情報データを集約・分析するのは保健所でなくてもできるでしょう。在宅のまま亡くなってしまうなど、医療崩壊状態にあるのに何をしているのでしょうか。
 
高齢者へのワクチン接種ばかり話題になっていますが、それ以外の国民も危険にさらされています。オリンピック関係者を優先接種するらしいですが、とんでもない。もしそんなことを受け入れるオリンピック選手がいたら、とても尊敬できません。