魔人の鉞

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イギリス法務当局トップの辞任に気概アリ

2020-09-12 19:00:11 | 時事問題

日経新聞 2020年9月9日 0:48 掲載によると、英政府は8日、法務当局トップのジョナサン・ジョーンズ氏が辞任したことを明らかにした。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は同日、ジョンソン政権が1月末に発効した欧州連合(EU)との離脱協定の一部を修正しようとしていることへの不満が原因だと報じた。EUとの自由貿易協定(FTA)交渉が膠着する中での高官の辞任で波紋が広がっている。

時事通信 2020年09月09日09時29分 掲載によると、ジョンソン英政権は8日、昨年10月に欧州連合(EU)と合意し、今年1月末に発効した国際条約 「離脱協定」 の主要部分をほごにしようとする法案について、国際法違反に当たる内容が含まれていると正式に認めた。政府法務局事務次官は8日、国際法に違反するような法案を提出する政権に抗議、辞職した。

「法の支配」 に基づく国際秩序を唱える英国が進んで国際法違反を正当化するのは異例の事態。メイ前首相は、英国がこれから国際条約を締結しようとしても「条約に従うと(相手国に)信用してもらえるだろうか」と述べ、政権を批判した。

とのことです。ヨタヨタの英国は残念ですが、国際法違反の法案提出について法務当局トップの責任者が抗議の辞職をしたということにまだ英国の気概を感じました。香港問題で中国を批判しているイギリスが、平然と国際法違反を犯してどうするのか。

日本では、あり得ないほど異例の人事で就任した法制局長官小松一郎氏が、時の安倍政権の意向に沿って、集団的自衛権について長らく違憲としてきた判断を合憲に変更しました。こういう情けないほどのことが平気で起こる安倍政権は、デタラメです。どんなことでも解釈だけでいくらでも変更ができてしまいます。しかし英国には、そのようなことに抵抗して辞職する高級官僚がいました。このような人がいるから、まだ英国は持っている。しかし、あまりにデタラメですから、もう駄目かもしれませんね。

日本はどうでしょうか。抗議するどころか、任用してくれたお礼に率先してシッポを振る始末です。こんな腐った安倍政権を右翼の人たちは翼賛するのです。菅はそれを継承して、もっとひどくなるでしょう。安倍は日本を壊した。もう日本はダメではないでしょうか。

しかし蟷螂の斧、魔人の鉞、侮るべからず。あきらめては終わりです。力を合わせましょう、私たちと子どもたち、孫たちのの未来のために。

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