怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

植林ボランティア

2014年11月15日 | 近隣の人たち
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友人の勤務先で植林ボランティア活動が年に一度ある。今年は部外者の私も誘われて行ってきた。
ドイツの数少ないいいところの一つが、部外者乱入OK,みたいな緩いところだ。まあ、近所の幼稚園の園児と一緒の活動なので、誰が来てもいいのかもしれない。
ウチの裏手の森で行われた。(だから友人が誘ったのだと思う)
 
説明を聞いた後、穴を掘るのは大人、幼木を持ってきて入れるのが園児、という共同作業になった。
義母には「あなたには森の土は固すぎて無理よ」と言われていた私だが、できたぞ、うほほー。
出かける前、義母にスコップを貸してもらおうと尋ねたのだ。無理だからと持たせてくれなかった。
 

休憩時間には軽食が提供された。ソーセージとパン、飲み物。
 
ほとんどの幼児たちはこのソーセージを2本平らげていた。私は1本だけしか食べられなかったのに!

子供たちは「座って食べなさい」と指導者に指示された。私が「えっ?どこに?」と訝しんでいたら、彼らは地面に直に座った。日本的な感覚だと、何かを食べるときは地面の上には直接座らず、何か敷物を使うだろうな。


どちらかというとインドア派の私だけれど、休憩軽食付き3時間の植林作業は楽しかった。
ふだんは森の下草がぼうぼう生えているところなど歩く気分になれないけれど、この日はそうしないと仕事にならなかったものね。うわわ、いろいろ踏んだだろうなぁ~。









初めての蚤の市

2014年11月14日 | 物品
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第二日曜日に開かれているという蚤の市に誘われて行ってきた。
 
実家生活で数度、近所のそうした催し物を見たことがあるが、あまり魅力的でなかったのでこちらも期待していなかった。日本ではとても売りそうに無いものを平気で売っているとも聞いていたのでなおさらだった。
 
日本だったら、ゴミだな、って思うものがたくさん。
 
こうした西洋人形などはちょっと欲しいな、と思ってしまうのだが、我慢我慢。基本、減るもの以外買わない主義の私。
 
こちらでよく利用するようになった中古衣類。日本の生活では他人が着たものなどあまり嬉しくなかったが、ここではサイズの問題が大きいので、着古しでも喜んでもらっちゃう。なので、自然と衣類には目が行ってしまう。
 
個人と業者が入り乱れて店を構えているらしい。こんなに少なくても見てくれる人がいるのかな。

誘ってくれた友人は春にパパになる予定。起床が遅い奥さんはまだ一度も午前中だけ開かれている蚤の市に来たことがないのだそう。このベビーバスを気に入ったようだけれど、奥さんに尋ねてみないと買って良いかわからないとか。

ベビーバスは諦めて、気になっていた絵画を購入。
「妻が気に入るかどうかわからないけれど」とちょっと不安そうだった。
15ユーロと言われたのを値切って12ユーロ。「150ユーロで買った品なのよ」と売っている彼女は主張していたが、彼は信じていなかった。
12ユーロだったら材料費にも満たないのでは・・・。この絵、良い買い物をしたと思うぞ!

私も気になる品があったので、もう一度来てみたいけれど、これからどんどん寒くなる屋外販売蚤の市。
クリスマスマーケットとはまた違う真剣さで買い物しなくてはならないしね。次に来るのは春かな。うほほ。









マイエンフェルトさんへの返事

2014年11月13日 | 家屋
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先日の瓦運びのブログ記事にいただいたマイエンフェルトさんのコメントにお返事。





11月14日現在、屋根と2階の壁との境目はこんな具合。
やはり、これではまずいらしく、現在義父が作業中。



瓦運び

2014年11月13日 | 家屋
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先日、屋根瓦を家族三人で下ろした翌日に職人がやってきてその後の作業になった。
 
これはかなり驚いた光景。屋根には敷布団のような断熱材が入っている。これはそのままにしてその上に新しい材料で作り上げていった。
この玄関部分はほとんど部屋としての機能をしていないので、無駄な空間だと思っていた。その無駄部屋の屋根を葺き替えるのだからもったいないと思っていた。別のドイツ人に尋ねたら、この玄関小屋(適当な日本語を知らないもので)は断熱効果が非常に高いので好まれて作られるのだとか。うーん、納得できるようなできないような・・・
 
車の左側に職人、屋根の上には義父。ほとんど付きっ切りで義両親は手伝うのだが、職人たちはそれを当然と思っているのだろうか、邪魔ではないのだろうか?
断熱材の上に新しいシートと木組み。

瓦が届いて、今度はこれを四人がかりで屋根の上に上げる作業だ。職人と義両親と、そして私だ、えへへ。
 
古い瓦より更に大きい。私の履物と並んだそれは少々欠けているのではじいた品。コンクリート製。重さは3キロくらいあっただろうか。
いろいろな形状の瓦があるとかで、義母が説明してくれた。なぜに瓦のことなどに義母が詳しいのだろう?ほとんど自分たちで建てた家だから、建築やその材料、方法について自然と興味が湧くのだろうか?それともある年代のドイツ女性の一般教養?
 
屋根の上に職人、はしごの上方に義父、下方に義母、荷台から義母に瓦を渡すのが私だった。約30分で全部上に運ぶことができた。


一時間ほどで職人が一人で瓦を並べ終えた。彼の仕事はここまでで、後の細かい仕事は義両親たちがする。
職人の仕事に支払われるのは500ユーロ、その他材料費などで1000ユーロ近くかかるのだそう。
毎年のようにいろいろなところを修理している我家。日本の家屋も長持ちしないが、こちらだって頻繁な手入れでその機能や美観を保っていることを実感する。
義両親たちがどのくらい収入があるのか全くわからないのだが、自力部分が多くても、家屋を修繕することができる経済力があることにほっとしたりしている。夫はこの家を維持することはできないだろう・・・とほほ・・・(ちなみに固定資産税はたいしたことが無い、やっぱり、田舎)




自分で作ってみたい

2014年11月12日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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いつもの仲間と中国料理店で食事。食べ放題の昼食だ。数年ぶりにこのレストランに来たら、少し料理が変わっていた。

オレンジ色のサラダはキムチ味。これがとてもおいしくて何度も取りに行った。おかげでほとんどサラダだけでおなかがいっぱいになってしまった。
紫色の巻き寿司。具はアボガドだったかな。店の人に尋ねると、黒米なのだそう。アジア食材店で扱っているらしい。早速私も買い込んで試してみたいものだ。

左は米粉を使ったお菓子。茹でた後にパン粉をまぶして揚げたのか?右は何だろう。プリンの素を使ったような気配。
これらの材料や作り方も尋ねてみたかったが、企業秘密を暴露させるようで気がとがめた。

上はそのお菓子の材料と思われる品。ウチに常備してあるものばかりだっ。プリンの素は義母がケーキなどのお菓子に頻繁に使っている。これをどう調理すればレストランのあの豆腐みたいなものになるのかなっ?

背景に見える赤いちょうちんが中国レストランらしさを醸しだしている。
私以外のふたりはそれぞれ国籍が違うアジア人。ドイツ生活25年以上。三人の共用言語はドイツ語。

おなかがいっぱいになってご機嫌になった私たちは、その後街中を少し散歩して別れた。
みんな一家の主婦、家に帰れば旦那さんや子供が待っているものね。あ、私には義両親が・・・・とほほほ~








屋根瓦

2014年11月11日 | 家屋
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珍しく義両親たちの家屋改修作業を手伝った。屋根瓦を降ろす仕事だ。

屋根にいる義父が、はしご真ん中で待機している義母にはがした瓦を渡し、それを地上にいる私が受取った。
作業中はカメラを向けると叱られそうだったので撮影不能だった。
 
日本の瓦よりかなり大きい印象だがどうだろう?瓦などじっくり観察したことが無かったもの。


作業の途中で、この電球の上にスズメが止まった。すぐそこにあった屋根瓦の下に彼らの巣があったんだ!
何年も住んでいた住まいを突然奪われてかわいそうだとは思うのだが、ずっとひどい状態の屋根にしておくわけにもいかなかったしね。
ほんの一秒ほどでスズメはその状態を把握したのか、すぐに去っていった。ああ、今日からスズメ一家はどこで眠るのだろう??


瓦を取り去り、その下の断熱材、木材、ビニールシートなども取ってすっきりした状態。
明日はその道のプロがやってきて、次の作業に取り掛かるのだそう。

私たちがやった仕事は職人に支払うべき料金をどのくらい節約したのかな?
私も家計に貢献できて満足。





味噌汁は料理と一緒がいい

2014年11月10日 | 近隣の人たち
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台湾人・ドイツ人・フランス人、私の四人の週末料理パーティ。
この日は日本食とフランス菓子。

あー。違うんですけど・・・って思ったのだけれど、黙っていた私。
次回は、次回は言おうと思う。味噌汁をこんな風に盛り付けると緊張するって。

メイン料理はお好み焼き。これはまあまあ。台湾人は実家生活で何度も日本食レストランに行ったとかで、お好み焼きを熟知していた・・・


期待度の高かったフランス菓子。パリ出身のリリーさんが焼いた。写真はオープンに入れる前と焼き上がり後。
 
単なるりんごケーキなのだが、義母の作るそれとはかなり違って、やっぱり、おしゃれな味だった!
パイシートを敷き、その上に切ったりんごを並べ、卵、クリーム、砂糖などを混ぜた液を流し込み、30分焼く。
おいしい料理と、楽しい会話で盛り上がった。

味噌汁の盛り付けの異様さだけが心残りだった。




米デザートはいけると思う

2014年11月09日 | 分けるの面倒になってきた
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珍しく夫と一緒に外食。彼は一度に食べる量が普通の人の倍以上、しかも貧乏暇なし状態が何年も続いているので、ランチタイムの食べ放題に行くのが基本。
発見してすでに何年にもなるこのレストランに来るのは二年ぶり。
物凄い繁盛振りに驚いた。12時を過ぎると、近所の事務所や工場などの勤めると思われる人々が続々と入ってきた。おいしいんだ、ここ。

以前にも書いたが、ここはジーンズ出勤が許される。場所にも寄るだろうが、私の住む地域ではネクタイをしている男性はまれだ。


デザートは三種類あった。チョコレートクリームが塗られたクレープ、プリン、そしてこれ。

米の牛乳煮、チョコレート味。
ウチでは米の牛乳煮はデザートでなく、メインディッシュ。
私は食事としてのこれはダメだが、デザート、間食としていただくのは日本にいた頃から大好きだった。
おはぎを食べることができれば、米の牛乳煮チョコ味は楽勝だ。
もっと多くの日本の日本人に食べてもらいたい、米の牛乳煮。米離れ、とか今は言われないのかな?いや、もっと消費させるために日本の菓子メーカーが上手く宣伝して、できあいの製品がプリンやゼリーのとなり辺りに置かれるようになるといいな、などと思考してしまった。





寄付金集め

2014年11月07日 | 分けるの面倒になってきた
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新宿駅南口でよく見かけた光景がここでもあって、一目でビッグイシューのような雑誌を売っているな、とわかった。
こちらのホームレスたちは犬連れだったりするのが東京との違いで興味深い。いったい、彼らは犬税を払う必要があるのかちょっと尋ねてみたい。

その雑誌が、持ち帰り自由の印刷物棚で束になって置かれていた。

9月号と10月号がそれぞれ20冊ほどあった。これはいったいどういうことか考えてみた。
①奇特な人が彼らから全部買い上げた。もちろん自分で全部必要ないから、この公共施設に寄付した。
②販売している人たちが売れなくて、ここに寄贈。
③この雑誌の発行元が売れ残りをここに寄贈。
・・・・①だったらいいなぁ、と思う。私が何かの事業で成功しているような人物だったらやってみたいものだ。
おそらく③だろうなぁ・・・

販売価格は2ユーロ20セント。その半分の1ユーロ10セントが販売者の収入になるってところがビッグイシューとほぼ同じだな。
東京でも、ここでもまだ一度も買ったことがない私。
この棚から一冊づつ持ち帰ってぱらぱらと読んでみた。暴力や貧困などの社会問題に関する記事が多く、私には難しい。
日本のはどんな内容なのだろう。読んでみたいな。


バス停の広告も寄付を呼びかけるものがあった。皿に載った少しの米。「もっと少ないのは無いってこと」と大きな文字で訴え、左下に寄付金の呼びかけが小さく印刷されている。

上で紹介した雑誌に「ドイツは食品の廃棄量が多すぎる」という記事があった。
いくら義母やその支配下にある私たち家族が食べ物を捨てないように努力しても、一歩外に出ればドイツ人一般はガンガン路上に捨てていたりするんだものっ。
これを見た人たちが寄付するといいとは思うが、彼らは相変わらず食べるものを捨てるだろうな。

米はインディカ米。
これを製作した人たちには、飢饉と言えば、米を食べる国々のイメージがあるのだろうな。
また、主食としての米のイメージは一般的にはインディカ米。世界で生産される米の80パーセントはこの細長い品種だそうだから、まあ、仕方がないだろう。





ドゥーイットユアセルフ

2014年11月06日 | 家屋
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二年前に中古住宅を購入し、改築しながら住んでいる知人夫婦。

週末や休暇中には旦那さんが自らこうした専門的な作業に精を出す。
彼に限らず、欧米に住む人々は自分で家を建てたり改築したりするのが大好きだ。好きになる理由に、業者に頼むと非常に高価なものになってしまうことが挙げられる。
日独のその価格差を調べたことはない。職人一人1時間最低40ユーロかかる、と2008年のウチの浴室改築工事のときに義父から聞いた覚えがある。
日本はどうなのだろう?10年位前だったか、実家の外壁の塗りなおしが40万円かかったと記憶している。
職人は5人くらい1週間毎日来ていたかな。
こちらの家の外壁は義父が全部塗っているもんね。材料費だけだぞ、うっほっほー。実家の父はびっくりさー。

さて、その知人夫婦は、周囲の人々も巻き込んで仕事していた。
職場の仲間に材料の入手方法ややり方を尋ねたり、近所の男性(男児も!)に手伝ってもらったりしていた。
 
こちらの男性たちは子供の頃からこうやって家作りを学ぶのね、とか感心。
 
廃材はこんな風なでっかいゴミ箱に溜めておく様子。街を歩くとあちこちにあるんだ。


先日、彼らから電話があって作業がほぼ終了したことを聞いた。
「一緒に食事を作りましょう」と誘われた。どうも、日本食を食べたいらしい。
改築終了記念に私が腕を振るってやるか!

改築終了しないで(できなくて)、週末ごとに少しずつ直しているドイツのお父さんもたくさんいる様子。
郊外にでっかい中古住宅を買ったその男性は「定年までに仕上がるかな」と3歳の娘を抱きながら言っていたなぁ~

欧州の建築物の多くが改修中のことばかりだったりするのは、こうしたのんびりした物の考え方の延長なのかと思える。
サグラダ・ファミリアなんて、欧州人おとうさんの自分の城を直しながら使う精神の代表なんじゃあないか、とか思ってしまう私。




気合で使うトイレ

2014年11月05日 | ここの生活
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外出時のトイレは日本のように簡単に見つけることができない。ここの生活も長くなってきたので、街中に出たときにどこにどういったレベルのトイレがあるかは頭にはいっている。

これはあまり使いたくないトイレの一つ。撮影するとなぜか美しくなってしまうのが口惜しい。
実物にいつも「うっ」と思う。便座があるのがまだいいほうらしい。フランス在住者のブログなどを読むと、便座などないことがほとんどだ、とあるのでドイツのトイレに少々感謝しちゃったりね。
もちろん、あろうがなかろうが、べったり腰掛けないように注意している。

作った人々は、最新の機能の設備だと思っているのだろうな。

右から「せっけん」「水」「温風」のボタンだ。
一度触れただけで作動した例がないっ。触った(押した)とたんに動いてくれる日本の機械類と違ってここは数秒の待ち時間が必要なことはわかっているのだが、それでもせっかちな生活にどっぷり浸っていた日本人遺伝子の私は待つことができない。

激しく何度も押しているうちにせっけんや水が出てくる。
ちょろちょろっ、と。ううー。足りない!
もう一度押す・・・ちょろちょろちょろ~。
あ、もういいや!って、まだせっけんでぬるぬるの手を自分のハンカチで拭いちゃうのさー。


アメリカ映画を見ていた夫が叫んだ。
「日本のトイレみたいだ!」
洋式トイレの水を流したシーンで、特にこちらと目立った違いはないように思えたわたし。
どこが日本みたいなのかと尋ねたら、
「水がたくさん流れているんだ!」
と・・・
ああ、ここじゃあ苦労しているさぁ~、一度流しただけではペーパーが流れないことしばしばさ。
「二度やってだめなときは見なかったことにする」と、在独日本人からのアドバイスをもらった。






材料をケチる義父

2014年11月04日 | 家屋
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夏の間は日よけのために鎧戸を下ろすのだが、秋から冬にかけては暗くなってから毎日下ろす。

毎日使うと当然のことながら消耗する。

この上げ下げする紐が少々減ってきたので、義父に交換してもらうよう頼んだ。本格的に寒くなると作業が大変になるからと気遣ったつもりだった。
ところが、義父は「これくらいまだ大丈夫」と言って交換してくれなかった。きっと、材料が惜しかったのだろう。まだ使えるものを処分するのができない高齢者たち・・・。不安だけれど、これで冬を越すまで使えるかな。氷点下の気温の時期にぶっつり切れて、派手な音をさせて鎧戸が落ち、義父がしかめっ面で白い息を吐きながら作業する様子が目に浮かんで怖くなった。
家のあちこちが故障したり磨り減ったりして修理が必要だ。夫がまるでそういった仕事を好まないので、私が積極的に学ぶしかない、と気合を入れているところなのでかなりがっかりした。

ふと窓から外を見ると、鷺が来ていた。用心深い鷺が逃げないうちにそっと撮影。

まだ凍っていない池の水の金魚を食べに来たのだろうな。今年も池の金魚たちは盛大に子孫を増やしてご機嫌だしね。うんと食べて冬に備えろよ、鷺!

なんだかね、このどっしり感に愛嬌があるぞ。朝方は濃い霧に包まれるウチの集落。

芝生をリスがちょろちょろと横切って行った。方々の在独日本人仲間からリス目撃情報を聞くので、この時期、リスたちは忙しくしているのだろう。カメラを取りに行く時間がなかったし、また、動きが早いので撮影不能。


天気が悪くなると気になる

2014年11月03日 | 風景
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バスを待っていると、向こうから中年女性の二人連れがこちらに向かって歩いてくるのが目に入った。
その全身からかもし出される雰囲気が、訪問布教で知られている某教の人々に感じたので少し警戒してバス停から遠ざかった私。

親しくしているイスラム教徒の友人宅にも訪問するらしく、友人と某教布教者はどちらの神様がホンモノか激しくやり取りするらしい。
「この続きはまた後日やりましょう」などと提案して次の予定を立てるらしいから、まあ穏便にやっているのだろう。
私はこだわりのある無宗教者なのだが、その主義主張を母語の日本語で討論できる自信はまったくない。ましてやドイツ語でなんて、想像できない。
マレーシア出身ムスリムの彼女が輝いて見える。

そういうわけで、ちょっと離れてバスを待っていた。すると、周辺の物資が気になる。
 
ドイツのこうした状態を嘆く記事は何度も書いている。面白いことに、天気が悪くなると、こうした汚い場面が目に付くんだ。夏のさんさんと太陽降り注ぐ季節にはあまり気にならないのに、曇って暗いとゴミだらけの場所に哀愁がさらに漂うんだ。
 
勝手にここを駐輪場にしている人もいるのだろうな。実家付近のバス停にはタバコの吸殻ではなく、缶飲料がずらりと並んでいたから、どちらが優秀か、なんて争うことはできない。
子供のおもちゃ(菓子?)の自販機は本当に作動するのだろうか、と疑うくらい汚い。
 
ドイツに来てからずっと見かけるので、利用する子供がいるのだろう。
夫が親だったら「こんな汚い機械から買うのは止めなさい」と言いそうだ。いや、私も言いたくなる。
街の景観に合わないではないか、とも思う。樹木一本切り倒すにも許可が要るようなことがあるのに、こんな汚い自販機が堂々としていていいのがふ・し・ぎぃ~



団子作りは私の仕事

2014年11月02日 | 頑張って食べる
パン団子(ゼンメルクヌーデル)の生地を丸くするのは私の仕事と決まっている。義母より早く上手にできるからだ。
私のこの能力は子供の頃の泥団子作りで養われたとしか思えない。こんな広い庭がある環境なのに、義母は子供たちに泥遊びをさせなかったのだろうな、庭が荒れるとかいった理由で。義母自身も泥遊びなんて野蛮な遊びをしなかったのだろうな~。うほほっ、何気に私の勝ちさぁ~(何だかヘンな優越感)
 
きのこのソースと赤カブの酢漬け。私の皿には私が友人からもらってきたルッコラ。義両親も夫もルッコラを食べ慣れていないので私だけがいただく。庭に植えたルッコラはそろそろ終わりの時期なので、葉を全部刈っておくといいらしい。また、来年、私だけの食べ物が庭に育つのが楽しみ。
 
↓これももらい物のオレガノ。夏の間は鉢ごと庭に植えておいたが、冬場は温室に置いておくこととなった。
これまた義母が「匂いが強すぎる」と敬遠しているので私だけの物。醤油で煮るわけいかないし、どうしたものか。
大根はまだ植わっている。
 
スープか何かにしたらおいしいだろうに、義両親たちの食べ方はたったひとつ、これ。2011年8月6日記事

葉部分はもちろん廃棄。

庭の隅の生ゴミ処理場の大根の葉を見ながら「うーん、もったいない」と思うのだが、私のためだけに料理するのも面倒になってきた昨今。
風呂に入れたら身体が温まるなあ。いつも義両親たちが外出中に入浴するようにしているので、大根の葉が捨てられるのと義両親の外出が重なるタイミングを見つけることが至難の業。





墓参りの日

2014年11月01日 | 文化
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11月1日は、諸聖人の祝日、万聖節、諸聖徒日などと呼ばれていて、この州は祝日だ。
私はここに来てからは「墓参りの日」としている。どこの国にも同じような習慣があるものだな、と思わずにはいられない。

朝7時ごろにコーヒーを飲みながらうだうだしていたら、義母が「墓に行くけど、一緒に来るか」と尋ねるので、あまり気乗りしないけれど、こういう特別な日なので付いて行く事にした。
集落の墓地は以前にもブログ記事にした。 2009年8月9日「西洋墓地の謎」

義母はビニール袋に入れた墓場手入れセットとともに車から降りた。
まともにカメラを向けようものなら、義母が嫌がるだろうから、盗撮。ぶれて見づらくてごめんなさい。

どの墓も丁寧に美しく手入れされている。どの家も頻繁に訪れていることが伺われる。義母もほとんど毎週のように来ているんだ。

祈祷などをすることはまれで、もっぱら草木を植えたり水をやったりするのが目的の様子。
行事の日にはろうそくに火を点す。日本の墓地は(関東周辺の話だが)ろうそくや線香の火を点けっぱなしにしてはいけないが、ここは長時間点灯できる墓地用ろうそくがあって、なぜだか私的にドイツのお気に入り。

「いずれはりすが手入れするのよ」
とか何とか言う風なことを義母が言い出すので、ぎょっとした。
最近、ちょっとは庭の手入れ(野菜・香草栽培、要するに食い物)に興味を持ってきたのと、夫がリフォームや清掃作業にまったく能力がないことを知ったので、そういう仕事は身に付けなくちゃあいけないか、と覚悟していたところなのだが、その上、墓の手入れかいっ!?
ううう・・・

振り向くと、今年4月に41歳で亡くなった親族男性の墓があった。小学生の息子二人を残しての病死だ。
墓碑が新しい・・・。かわいそうに。生きているだけで儲け物だな、って彼の墓を見ながら思った。
死者や彼らが眠る場所を大事にしたりするのは、生きていることに感謝するための方法なのかもしれない。