怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

寄付金集め

2014年11月07日 | 分けるの面倒になってきた
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新宿駅南口でよく見かけた光景がここでもあって、一目でビッグイシューのような雑誌を売っているな、とわかった。
こちらのホームレスたちは犬連れだったりするのが東京との違いで興味深い。いったい、彼らは犬税を払う必要があるのかちょっと尋ねてみたい。

その雑誌が、持ち帰り自由の印刷物棚で束になって置かれていた。

9月号と10月号がそれぞれ20冊ほどあった。これはいったいどういうことか考えてみた。
①奇特な人が彼らから全部買い上げた。もちろん自分で全部必要ないから、この公共施設に寄付した。
②販売している人たちが売れなくて、ここに寄贈。
③この雑誌の発行元が売れ残りをここに寄贈。
・・・・①だったらいいなぁ、と思う。私が何かの事業で成功しているような人物だったらやってみたいものだ。
おそらく③だろうなぁ・・・

販売価格は2ユーロ20セント。その半分の1ユーロ10セントが販売者の収入になるってところがビッグイシューとほぼ同じだな。
東京でも、ここでもまだ一度も買ったことがない私。
この棚から一冊づつ持ち帰ってぱらぱらと読んでみた。暴力や貧困などの社会問題に関する記事が多く、私には難しい。
日本のはどんな内容なのだろう。読んでみたいな。


バス停の広告も寄付を呼びかけるものがあった。皿に載った少しの米。「もっと少ないのは無いってこと」と大きな文字で訴え、左下に寄付金の呼びかけが小さく印刷されている。

上で紹介した雑誌に「ドイツは食品の廃棄量が多すぎる」という記事があった。
いくら義母やその支配下にある私たち家族が食べ物を捨てないように努力しても、一歩外に出ればドイツ人一般はガンガン路上に捨てていたりするんだものっ。
これを見た人たちが寄付するといいとは思うが、彼らは相変わらず食べるものを捨てるだろうな。

米はインディカ米。
これを製作した人たちには、飢饉と言えば、米を食べる国々のイメージがあるのだろうな。
また、主食としての米のイメージは一般的にはインディカ米。世界で生産される米の80パーセントはこの細長い品種だそうだから、まあ、仕方がないだろう。