怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ドゥーイットユアセルフ

2014年11月06日 | 家屋
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二年前に中古住宅を購入し、改築しながら住んでいる知人夫婦。

週末や休暇中には旦那さんが自らこうした専門的な作業に精を出す。
彼に限らず、欧米に住む人々は自分で家を建てたり改築したりするのが大好きだ。好きになる理由に、業者に頼むと非常に高価なものになってしまうことが挙げられる。
日独のその価格差を調べたことはない。職人一人1時間最低40ユーロかかる、と2008年のウチの浴室改築工事のときに義父から聞いた覚えがある。
日本はどうなのだろう?10年位前だったか、実家の外壁の塗りなおしが40万円かかったと記憶している。
職人は5人くらい1週間毎日来ていたかな。
こちらの家の外壁は義父が全部塗っているもんね。材料費だけだぞ、うっほっほー。実家の父はびっくりさー。

さて、その知人夫婦は、周囲の人々も巻き込んで仕事していた。
職場の仲間に材料の入手方法ややり方を尋ねたり、近所の男性(男児も!)に手伝ってもらったりしていた。
 
こちらの男性たちは子供の頃からこうやって家作りを学ぶのね、とか感心。
 
廃材はこんな風なでっかいゴミ箱に溜めておく様子。街を歩くとあちこちにあるんだ。


先日、彼らから電話があって作業がほぼ終了したことを聞いた。
「一緒に食事を作りましょう」と誘われた。どうも、日本食を食べたいらしい。
改築終了記念に私が腕を振るってやるか!

改築終了しないで(できなくて)、週末ごとに少しずつ直しているドイツのお父さんもたくさんいる様子。
郊外にでっかい中古住宅を買ったその男性は「定年までに仕上がるかな」と3歳の娘を抱きながら言っていたなぁ~

欧州の建築物の多くが改修中のことばかりだったりするのは、こうしたのんびりした物の考え方の延長なのかと思える。
サグラダ・ファミリアなんて、欧州人おとうさんの自分の城を直しながら使う精神の代表なんじゃあないか、とか思ってしまう私。