日本同様に猛暑が続くドイツ。
熱帯仕様の私の身体も常に軽く汗ばんでいて、普段は数日に一度のシャワー浴が毎日となった。
月に一度は湯船に浸かろう、という目標を立てているが、湯船を洗って湯を入れる作業が億劫で、なかなか月に一度もままならない。
ある日、へそのごまらしき白い物体がへそにくっついているのを発見し、これはお湯に浸って体の隅々までふやかして古くなった皮膚を取らなくてはならない、と思った。
で、さっそく湯を張った。青い物体は水温計だ。日本のお風呂はお湯温度設定が簡単にできるだろうが、ここは(いや、ウチのだけかも)ない。
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近所の在独日本人仲間N子さんからいただいた入浴剤。暑い時期でも身体を温めるのは良い。
N子さんはほとんど湯船を使わないそうなので、何年も持っていた入浴剤を私に贈ってくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/45/d64a256c5a70dc804f3b3f812cc012a4.jpg)
前回の入浴からひと月以上だ。
お湯が私の身体の汚れで凄いことになった。
さて、場所は変わって、これはアフガニスタン人難民Sさんの住まいの共用室内プールだ。
何年も使用されていなくて、ひどく汚れている。この部屋自体も物置になっていて、手入れが行き届いていない。
写真だと家庭の風呂のように小さく見えるが、実際の大きさはかなりある。深さが妙にあるのが怖いところだ。
子供だけで泳がせたら事故になるかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/44/da67f0b69f1ee8bcccbbabca1acafe1d.jpg)
屋内だから冬場でも使えたのだろうな。
プール設置はそれほどお金がかからなくても、水道、光熱費、保守管理などにどれだけかかるだろう。
そういう理由で、現在ここの住民たちがみな低所得者だから使われていない。
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もったいないよな。
Sさん、掃除が得意だから、きれいにしてみたら?
きれいにすれば、所有者の金持ちP家の夫人が使用許可するかもしれないぞ。
プールがある建物周辺環境の外観はきちんとしていて、とても低所得者が住んでいるようには見えない。
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低所得者・・・難民たちは母国できちんとした家庭の人たちも多く、彼らの住まいが非常にすっきりとして整然としていることが多い。
そういえば、以前は頻繁にプールに行っていたものだ。
夫が身体を鍛えるために週末ごとに泳いでいて、私も付き合わされていたな。
あの当時は入浴の必要がなかった。プールで適度に皮膚の汚れが落ちていたのかも?
先日、近所の小学校教員親族に屋外プールへ行こうと誘われたが、屋外だと日焼けが怖いので断った。
この暑さでプールの日陰はすでに人々で占領されているだろう。
断ったついでに、またウチの湯船に湯を張った。うん、おウチミニプールの方が安全、快適、ね。