怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

なぜすべての日本人はほっそりしているのか。

2018年09月29日 | 日本
孫娘がシンガポールで働いているという年代の近所に住むドイツ人B子さんが、こんな番組を観たそうだ。

ドイツ語の放送だけれど、何となくわかると思うので通して見て欲しい。
テレビや雑誌で取り上げられる外国は、その国や地域の一部の事情しか伝えることができない。
こうしてブログを書いていて、それがとてもよくわかるんだ。「これは一般的でなくこの地域のだけ、ウチだけ、私の経験しただけ」といちいち断り書きを書くのは面倒と言うか、流れとして不自然になってしまうのだ。
この動画もそうだと思う。
B子さんは「日本は朝からさまざまな種類の料理をたくさんの小さなお皿で食べるのですね、それは素晴らしい」と私を絶賛するので困った。
褒めるのなら、この動画に出ているさわむらさん一家を褒めるべきである。他にも日本の家庭でこうした食卓を毎日準備できる例があるだろうが、そういう習慣の無い人だってたくさんいる。
子供の朝食や弁当さえ用意できない家庭は今も昔もある。
「私の朝食は食パンにバターと、冷たい牛乳だけでした」
と、私がB子さんに言うと、
「まあ、日本でも牛乳を飲むんですね」
意外な方面に驚かれて、参った。
戦後直後からの牛乳飲め飲め運動はドイツ一般人に知られていないのだろう。知るわけ無いだろうな。
それより知られているのはモンゴロイド種の人々の多くが乳糖不耐症で乳製品を摂取できない、ということだ。
B子さんにもそれを指摘された。
「はい、クラスに何人かそういう子がいましたが、牛乳摂取は義務なので飲まない選択をするのは難しかったようです」

この番組では日本人に肥満がほとんどいないのは食生活のせいだと結論付けている。
確かにそうした要素もあるだろう。
だが、私の観察ではたとえ欧州人が日本で日本食の生活をしても彼らは日本人より大きくなっていくに違いないと思っている。
実家近所の欧州人をお母さんに持つ子供たちが周囲の日本人同学年の子達より大きかった。決して肥満ではなく、大きいんだ。
お母さんは日本の食文化に大きく影響されていて、彼女の食卓はほとんど毎日日本食だった。
(お母さん自身は自分のためにときどきライ麦パンを焼いていたものだ、気持ち、わかるぞ!)
それでも、その、一般的にハーフと呼ばれる彼女の娘さんは「服が皆小さくて買えない」と嘆いていた。

もともと大きくなる遺伝子をもつ欧州人には、日本人ほど痩せ願望はないので必然的に日本人より大きくなってしまう。多くの一部は肥満になっていく・・・・
私はそのように理解してる。
これを一生懸命B子さんに訴えたけれど、納得してくれたかな。
日本同様、ここでもマスコミの影響は非常に大きく、私の話すことなどより番組を信用しているだろうな。
ああ、勝手に思ってくれ、日本の一般家庭の朝ごはんは豪華だぞ~!