怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

義母は20メートルで引き返した店

2018年09月28日 | 衣類の工夫
ネットで検索すると、まだ日本には進出していないのに日本語サイトがたくさんある。
「プライマーク」激安衣料・雑貨店だ。
価格帯はH&Mより低く、値段の低さとともに品質も更に下がっている。
大きな袋いっぱいに(袋は有料だが皆気にせず買っているのだろう)買い物した人々がうろうろしている。
世の中、総安い衣料、って感じになって行くのか?
ユニクロなど、超高級品だぞ。私は以前からユニクロのほとんどの商品の質の良さを知っていた。当時、みな、ユニクロをばかにしていたものだが。

ともかく、衣類の激安売り傾向はしばらく続くのだろう。
数度着用して処分する、という使い方をするのが正しい衣類に対する態度となるのだろう。
悪口めいたものを書いてしまったが、実を言うと、私は気に入っているプライマーク。
なぜなら、小さいサイズが揃っているからだ。
非常に見つけるのが難しかった下着のパンツ。成人女子用私サイズが並んでいて嬉しかった。
4枚入りで約500円から。もうぺらぺらすぎで、日本の日本人には耐えられないだろうと思う。
すでにドイツ化激しい私はぺらぺら品もOKさ。

義母にも「一度見に行くといいですよ」と勧めておいた。
彼女の年齢層には絶対気に入られないとはわかっていたが、世の中の傾向を知るにはもってこいの場所だ。

数日後、義母は私に言った。
「入り口から20メートル歩いて、すぐに引き返しました」
もう、商品など触ることもせず、全体的な雰囲気で自分の場所ではないと悟ったようだ。

経済のグローバル化って、どこの国に行っても同じ会社の商品が並んでいるという事なのねぇ。
頭巾女性の多いカイロにもH&Mがあって、こちらの品揃えと変わらないものが売られているとか。
短いワンピースも下にパンツを組み合わせれば立派に敬虔なイスラム教徒用になっちゃうものね。

ま、義母にはプライマークで買ったとは報告しないよう気をつけることにする。