怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

酷暑で豊作だった作物

2018年09月20日 | ケーキ(Kuchen Torte)
プラムの木を持つ家庭では、今年は豊作で自家消費がし切れない様子だ。
街中のフードシェアリングを手伝っている私は、続々と一般家庭から寄付されるプラムを人々に分け与えるのに大変な思いをしている。
数日しないうちに、コバエがやってくるし、すぐに腐ってくる。

義両親たちはめったに庭の作物を他家庭にあげたりしないのだが、今年はできすぎた様子だ。
二週間ほど前にブレーメンからやってきた古い友人B子さんに分けあたえたらしい。B子さんのでっかいメルセデスはいっくらでもおみやげお持ち帰り可能だった。
数日前彼女は私の携帯電話にウチのプラムを使って焼いたケーキ写真を送ってきた。

「お義母さんに見せてね」
と文章が添えられていたので、早速朝食中の義両親に電話機を持っていった。

「ふむ」
たいして興味もなさそうな反応をしていた。
そうだろうな、自分でも散々焼いているのだもの。
B子さんの焼き方の方が丁寧さがでている。義母の料理やケーキは見た目は重視されない。
少々乱暴なやり方にさえ思えることがある。

丁寧に焼こうが乱暴に作ろうが、私の身体はもう甘いもの受付拒否さ。
ああ、数ヵ月後にはクッキー攻めか・・・ああ、将来を案じるのは止めておこう。
今を生きる・・・プラムケーキはもういらない。