怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

いい子ちゃんぶらないで、いや、私もぶりっ子したい。

2018年09月26日 | ドイツ在住難民・移民
外国人、あるいは有色人種・イスラム教徒を嫌うドイツ人やドイツ在住外国人はたくさんいるが、今のようにおおむね難民が良好な状態で暮しているのはたくさんの支援する人々のおかげだ。

すでに知りあってから長い年金生活者のM子さんからは頻繁に休暇旅行先から画像を送ってくれる。
経済的に余裕がある証拠だな。
彼女はアフリカ系の子供を連れて歩いたりするのが好きだ。

写真も送りつけてくる。
私の仕事先にも、ぞろぞろとアフリカ人を連れてやってくる。フードシェアリングの食糧を持って行かせたり、生活問題相談者と逢わせたりするためだ。

もう、数年にわたってこうした彼女の活動を知っているので何も疑問を持たなかった。
今回の写真にはちょいとくどさを感じて書きたくなった。
「私は嫌われているネグロイド種の人々を愛している良い人です」
と周囲に言いふらしたくてたまらないのが感じられるのだ。

「彼らはこんなに低い手当で暮しているのですよ」
と、私に訴えていた。
そりゃあ、長期の休みのたびに休暇旅行に出かけているM子さんからすれば、その所得は低すぎると感じるだろう。
採用されて数日で辞めるのを繰り返しているアフガニスタン人Nさんなど、しばらく見かけないな、と思っているとひょっこり現れて、近隣を旅行してきた、と平然と話す。
アフリカ人女性の多くは非常に栄養状態がよさそうだ。また、彼女らはまっすぐ背を伸ばし堂々とした態度で入るので哀れさのひとかけらも感じさせない。
飢えてガリガリに痩せているアフリカの子供たちの写真をよく見るが、ああいう子供たちは難民としてドイツに来る資金さえないのだろう。

難民支援活動の一端を担っているM子さんの退職後の生きがいを否定することはできない。
わたしだって同じ立場で日本に住んでいたら好んでアフリカ人と連れ立って歩くかもしれない、とちらりと思考して自分に驚いた。
同質の思考や行動、見かけを嫌悪するあの、感覚だな。
たとえ、いい子を演じたくてやっていても、それは意味があることかもしれない。
なんでも一応肯定しておくのは、お得な人生だ。