飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

修学旅行道中記4 二日目 

2024年08月26日 05時33分28秒 | 学級経営
次の日朝食。
みんな元気がない。
当たり前だ。
あれだけ前日にはしゃいでいれば。
さあ、二日目頑張るぞと自分に気合を入れる。

この修学旅行で1組の子供たちと記念撮影をしたい場所があった。
それは、神宮絵画館前。
食事が終わり、出発まで時間があまりなかったが、希望者を募り、朝の散歩にでかけた。
子どもたちがロビー前に集まった。

朝の神宮外苑はとても静かだ。
意味もなく走りたくなる。
子どもたちと早朝ランニング。
眠そうな顔をしているが、結構のってくれて大声を出しながら疾走した。
ほどなく記念撮影場所に到着。
絵画館前でみんなで青春ポーズをとって写真を撮る。
それからユニコーンのオブジェの前でも撮影。
夢がかなってよかった。
そう思っているのは自分だけだけど。

8時、フロントの方にお礼と挨拶をしてホテルをあとにした。
二日目最初の見学場所は国会議事堂。
私達は参議院を見学した。
22年ぶりの国会議事堂だった。
子どもたちもテレビでしかみたことのない場所を目の当たりにして感激していた。
緊張もしていたけど。
クラス全員で記念撮影。

このあと江戸東京博物館の見学。
そして国立科学博物館。
ここで昼食をとった。
午後2時出発。
最後の目的地、品川水族館へ。
イルカのショーをみたり、買い物をしたりして楽しんだ。
このあとは一路学校へと向かう。
途中も帰りのプロジェクトがレクをずっとしてくれた。
予定よりも15分遅れて学校に到着。
こうして1泊2日の修学旅行は無事終了した。
けが人や病人もでることなく全行程を終えられたことは何よりだった。

子どもたちがこの修学旅行で学んだことは価値のあることだと思う。
きっといつまでも心に残り、あたたかな思い出としてよみがえることもあるだろう。
いつの日か、鎌倉の地を訪れる時、雨の班別自由行動のことを思い出すに違いない。
また、再び東京を街を訪れる時、みんなで歩いた街並みや地下鉄のことを思い出すだろう。
私も同じ気持ちでいる。

今、クラスで歌っている歌がある。
「サライ」という曲だ。
そのフレーズにこんな詞がある。
「この街で、夢追うなら、もう少し強くならなけれりゃ 時の流れに 負けてしまいそうで」
この言葉を口ずさむとき、私は、あの東京の風景が浮かんでくる。
渋谷の歩道橋から見た夕日。
神田の古本屋街。
シャッターのしまった人気のない商店街。
夕暮れの公園に佇む人。
青春の夢に忠実に生きた時代だった。

saitnai



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