飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

テストを活かす学習

2023年01月20日 17時33分19秒 | 授業論
単元が終了するとその定着度をみるためにテストを行う。
これはどの学級でも必ず実施する。
しかしその処理の仕方は学級様々だ。
答え合わせをする、採点ミスがないかどうかを確認するためもあるが。
最近は解答と説明が書かれた答えのシートが付随しているテスト多いので、あえて答え合わせをせずに正解シートをみながら各自でできなかったところを訂正することも多い。
当然、誤答が多かった問題は教師の解説も加えるだろう。
そのあとは家庭に持ち帰ることになる。

ある学級で見た時に、こんなやり方もあるのだと感心したことがある。
採点して子どもたちにテストを返却するまでは通常通り。
そのあと、そのテストに各自で書き込みを行うのである。
教師が説明したことを書き込むのではなく、自分で考えて書き込むのである。
当然、理解が十分でない子もいるのでそのときに付随している解答シートが役に立つ。
その特徴は次のとおりである。

①解き方や考えを書き込む。
②色ペンを使って、線や囲みを多用する。
③自分だけの参考書のようにする。
④キーワード、公式、筆算、囲み、矢印、下線などを使う。
⑤問題文のキーワードに線を引く。
⑥式には単位をつける。
⑦余白にどんどん書き込む。
⑧口頭で説明するように書く。
⑨時間にすると15分程度の作業とする。
⑩自学等でやりたい子は家庭で続きをやってもよい。
⑪よくできているものは掲示して共有する。

この方法行うと論理的に考えたり、説明が得意になったりする子が増えてくる。

saitani
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