私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヒヨドリ Hypsipetes amaurotis :いろんな側面を持ってるね

2023-01-21 08:30:52 | 鳥類
2023年1月21日(土)

ヒヨドリ Hypsipetes amaurotis

20230114 30cmほど

私の地域では、秋になると当たり前のようにやってくる漂鳥。
当たり前にいるから記事に取り上げようとしなかった鳥。
散歩中煩いほど鳴いて、他の鳥まで逃げてしまうから、私にとっては少し迷惑な鳥。
果実や花の蜜を食べるから、農家や園芸家にはもっと迷惑な鳥。
一斉に果樹を食害することも多いから、狩猟鳥として指定されている鳥。

ただ・・・


分布は主に日本とその周辺地域。
日本以外では生息密度が低く、あまり見かけないらしいから、ほぼ日本固有の鳥
だから、コイツに会いたいと海外のバードウォッチャーたちが憧れる鳥
つまり、日本代表として外貨を稼いでいる鳥。

鳴き声も朝方や繁殖の囀りは、同じ鳥とは思えないほど透き通る鳥。
警戒の鳴き声をたてるのは近づいた私が悪いのかもしれない。
ヒナから育てると飼い主に良く慣れるらしく、平安時代にはペットとしてよく飼われていた鳥。
「ひよどり越え」という歴史にも刻まれている鳥。

いろんな側面を持つ鳥なんだなあ・・・

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ニホンリス Sciurus lis :今年も森のエビフライ

2023-01-19 09:05:36 | 哺乳類
2023年1月19日(水)

ニホンリス Sciurus lis の食痕

20230103

2年前のこと、既に絶滅と思われていた広島県で、数十年ぶりにニホンリスの生息が再確認された。
その前年のこと、私も散策中に食痕らしき松ぼっくりを拾い、専門家に問い合わせた。

いわゆる『森のエビフライ』


地元だし、縁も生まれたので、今年も散策に出かけてみた。
秋から冬にかけ、松の実が熟す頃、ニホンリスがやってくる。
今年は、まだ食痕が少なく見つけたのは2本だった。
でも訪れてくれていることに一安心。

一昨年秋には山道に沿って走ってる姿も確認したし・・・
定点カメラを設置すれば記録も撮れるかもしれないが、ただの素人の私がすることじゃない。
当時、専門家からいただいたニホンリスの画像はとっても嬉しかったが、それはそれで他人のふんどし。
サッカー代表の森保監督が、ワールドカップ中、常にコメントで「応援」と「きょうどう(共同・共動・協同・協働)」を区別し、並べて話していたように
「頑張れ」と騒ぐより、「だから自分も頑張ろう」と糧にする方が性に合う。

そこで、後日地元の動物園に出かけ、金網越しに・・・
食事中のニホンリス

つまらん行動としけた写真だが、私なりに頑張った共動。

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オオカラモズ Lanius sphenocercus :偶然が重なって

2023-01-17 08:51:42 | 鳥類
2023年1月17日(火)

オオカラモズ Lanius sphenocercus

20230115  30cmほど

偶然に偶然が重なって遠く遠くに降りていた冬鳥。
私の暮らす地域にそうそう訪れることはない。


今日は阪神淡路大震災の日、そして大切な恩人の一周忌☟
2022年1月17日(月)

私なりにこの1年間、喪に服してきた。
SNS上での冗談・軽口などは断ち、関係も極力控えた。

そして、白・灰・黒のシックな模様のこの鳥に
恩人が何か伝えに降りてきたのか?
と、つい勝手に考えてしまった。
大唐百舌よ天に聞きたきこと一つ


                                       合掌

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トバヨコバイ Alobaldia tobae :春の野草にプンプンと

2023-01-16 08:53:51 | セミ・ヨコバイ・ウンカなどの仲間
2023年1月16日(月)

トバヨコバイ Alobaldia tobae

20230114 3mmほど

カメムシ目ヨコバイ科の小さな虫。
イネ科の野草の草むらに多く、マダラヨコバイと類似するが、翅脈の中室の形で区別ができるとのこと。

一昨日、雨上がりに近所の散歩。
タヒバリを見たくて農道を歩くも、まだ今年はやってきていないようだ。

仕方なく農道の野草へ目を向け
オオイヌノフグリ


春の七草である
ハコベの仲間


ホトケノザ


ナズナ

を撮っている足元で

プンプンプンプン跳んで飛んでいた。
「春の七草」でさえ、名前と実物がしっかり結びついていない身だから
今まで、こんな小さな虫なぞ眼中にもなかった。

でも、命であることに変わりなく、まだ1月だというのに、人や他の生き物に多大な迷惑をかけることもなく生きている。
また、寒波がきたら死んでしまうかもしれない。
そんな名前も知らない小さなヨコバイだから、ちゃんと調べておこうと
片膝ついて、何度も何度も撮影しようとしては逃げられて・・・


後肢で「あばよっ!」とポーズしている画像が撮れていた。

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シメ Coccothraustes coccothraustes:2年かけて

2023-01-14 09:27:13 | 鳥類
2023年1月14日(土)

シメ Coccothraustes coccothraustes

20230111 20cmほど

羽色が少し地味なので、たぶんメス。
3日前、公園散歩中に桜の木に飛んできて、すぐ去っていった。

ユーラシア大陸温帯域を軸に広く分布するアトリ科の小鳥。
イカルと同じように、私の地域では冬鳥としてやってくる。
硬いくちばしで木の実を割って食べるのも同じ。
ただ、イカルのように群れて行動するのは見たことがない。

2年前から、行きつけの散歩道で何度も出会うも、いつもいつも逆光で・・・☟
シメでいいんです!

今年もこんな感じの写真しか撮れないままで・・・


生き物好きの友人に「え? シメまだちゃんと撮れてないの?」などと言われていて
「写真あげるよ」と、私よりズーム力の落ちるコンデジで撮った画像が送られてきた。

20230104

うまいものだと感心しつつ、悔しい。
やはり自分で撮らなければと、いつもの散歩コースをあきらめたら、何とか1枚だけ撮れた。

アトリ科の小鳥は美しいこともあるのか、アトリ・ヒワ・イカルとかの和名に古くから親しまれたことが表れているみたいだ。

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