私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

B級食材関連図鑑2種

2019-02-09 09:14:03 | 書籍紹介
2019年2月9日(土)

ここ数年、本をできるだけ買わないようにしてる。
図書館で借り、気に入り手元に置いておきたい時だけ買うことに。

借りた本の中から、私の想定を超えてたり、意表を突かれたりした本の紹介。

1種目 『回転寿司になれる魚図鑑』 (監修:松浦 啓一 主婦の友社 2018/8 )


監修者は、日本魚類学会会長。
さぞや詳しく書かれてると思いきや、分かりやすくまとめた入門書。

魚介類のイラストがとてもかわいらしく魚への愛情を感じてしまった。
こんな絵を見てるだけで幸せになれる。

何種もが寿司ネタとなってるエビとかイカとかマグロとかとか・・・それぞれ1種類にまとめてるのには意表を突かれた。
そうだよね。エビはエビ、サルはサル。
アマエビ(ホッコクアカエビ)、ウシエビ、ボタンエビ・・・なんて、全種類書いてたら、ページが足りなくなるもん。

と、思いきや・・・
「回転寿司になれる魚」の章で、32種類紹介した後・・・次の「回転寿司になれない魚」の章では37種類。
どっひゃあ~っ! なれない魚の方が多く紹介されてる。
実に斬新な切り口だ。
トラフグやカワハギも「なれない魚」のメンバー入り。
シロサバフグくらいしか食べられない私なんかの財布に優しい気配りがなされてるぞ。

ま、タラコ・シシャモ(カペリン)子・ミルガイ・ツブガイ・サクラエビ・シロエビ・タチウオ・サヨリ・シイラ・ボラ・エゾアワビ・・・・・・
地方によっていろいろ特色ある魚介類が回転寿司に並ぶことなんかも紹介してくれたらありがたかったケド
どちらかといえばあまり魚を知らない方々向けだもんな、それはあくまで私の都合。

ただ、「なれない魚」で、わざわざページをさいてメダカを紹介せんでもよかろうとだけは思う。

楽しくアッという間に読めました。


2種目 『日本全国ご当地スーパー 掘り出しの逸品』『日本全国ご当地スーパー 隠れた絶品、見~つけた!』
     (著:菅原佳己 講談社)


これ、すごい食材図鑑。写真も実にきれい。
47都道府県を自分の足(自腹)でめぐり
ローカル色豊かな食材・食品を見つけ、気になれば会社取材も行うという熱の入れよう。

私の旅も必ずスーパーだ。
おみやげもスーパーで買う。
広島県の人がいつももみじ饅頭を食べてるか?
岡山県の人がいつもきびだんごを食べてるか?
東京都の人がいつも東京バナナを食べてるか?
そんな訳ないもんな。
みやげは地元の人が使ってるスーパーで
地元の人が食べてる物のうち、そこでしかなかなかお目にかかれない物の方がいい。
しかも格安だし。

大分で「やせうま」(パック入り198円)を買った時も
何なのかわからなくて、ドキドキしながら食べたもんなあ。
日持ちがしないので、家族にしか渡せなかったケド。
謎だったそのメーミングの意味も載ってたりして・・・素晴らしいもんだ!


あらためて気づく!
ご当地スーパーの地方色豊かな食材ってのは
各地方ごとに特色のある淡水魚たちに似てるんだわ。

また、どっか魚採集に行くときはスーパーに寄ろうっと。

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