私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

「イカ刺うに和え」でサヨリ釣り

2020-11-06 18:27:53 | 魚を食らう
2020年11月6日(金)

体長17cmほどの若サヨリ


一昨日、買い物のついでに海辺の神社へ寄ったとき、小さな波止を見つけてた。


数名の釣り人が、波止の眼の前でサヨリを次々あげておられた。
ならば、この新ポイントへサヨリが近くまで寄る満潮時を見計らって出かけてみよう。

と、昨日、午後過ぎに現地へ。

ただし、ただ釣ってもつまらない。
まき餌は水質汚濁にもつながるので、しない。
オキアミ・アキアミ・バナメイエビ切り身・ゴカイはもう経験済み。

今回は、冷蔵庫にあった『いか刺しうに和え」から、3本ほど用意。


「そんなんで釣れるん?」
「わからんけど、わからんから面白いやん。あらためて釣具屋でエサ買うほどの釣りじゃないし」

かみさんは10尺タナゴのべ竿、私は7尺へら竿。

ところが、この日釣り人一人、遠目に投げて次々と釣られている。
とてもじゃないが、私らの仕掛けは届きゃしない。

まるで「トランプでまたババをひく年の暮れ」だ!(哀しみの一句)

かみさん、つけ根でハゼ類などの調べ釣り。ウロウロしても釣れない。
「そんな短い竿じゃ釣れんで!」と、見物客のお言葉。

と、満潮が近づき、波止に群れからはぐれたサヨリたちが近づいてきた!
チャーンス!
かくして、釣った1匹目が最初の画像。

2匹目


どうだ!
210cmのべ竿でも、いか刺しうに和えでも釣れるじゃん!
無理と言われてもなんとかなるもんだわ~。

「無理じゃない逆転倍でんぐり返し」(喜びの無季の句)

撮影後、元気なまま海に返すため、いつも魚の体は触らない。
粘膜やうろこがはがれてしまうと、魚は一気に弱る、海に返しても生きていけなくなるからだ。

3匹目でミスをした。
下吻をつまんで、慎重に針はずししてたらポキッと折れてしまった。
ごめんね。もう海に返せない。

ならば、これから仲間増やして道連れにして食うっきゃない!
夕飯のおかずが1品増えちゃうけどね。

そっからは、かみさんも参戦して13匹。


1時間ほどで竿仕舞い、2人で食える量で十分。
簡単にさばいて


コイワシ(カタクチイワシの方言)と同じように天ぷらにして、天つゆで


中骨が気になれば、食べるとき簡単に外せるし、そりゃ美味しいに決まってますよね?

ただ、あらためて考えてみると
「エビで鯛を釣る」の反対ちゃうか?
北海道特産物の「いか刺しのうに和え」の方が高級なのかも・・・な?

※ なお、文中の俳句や川柳と、今どっかの国で行われてる選挙とは一切関係ありません。
(んなこたあ、分かりきってますがな)

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2 コメント

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サヨリ (Blue Wing Olive)
2020-11-07 22:14:29
何年も前のことですが、私もサヨリを釣って、天ぷらにして食べました。おっしゃる通り、骨の身離れも良くて美味しいです。背骨はちょっと気になりますが、そのまま食べてもいいですよね。
そちらは今が旬なのでしょうか。
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Blue Wing Oliveさんへ (私魚人)
2020-11-08 08:17:19
サヨリの旬は、こっちでも大きく成長する冬から春にかけてだと思います。
ただ、瀬戸内は「こざかな」を楽しむ風習があって、ちりめん・いりこ・ままかりなどとともに、サヨリも幼魚のうちに食べたりします。
産卵できるまで成長した成魚をごっそり獲ると資源が枯渇することを、さりげなく実行していたのかもしれません。
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