2023年4月12日(水)
ヒメスナホリムシ Excirolana chiltoni かなあ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/a1/ec39ea5bad3a8fdd9565c82f1c1e7551.jpg)
20230410 大7mm 小4mmほど
「某スーパーで地元産ノレソレが売られているらしい」
「その近くの海岸でフグみたいな黄色い幼魚の群れを見た」という友人からの連絡。
地元のノレソレならたぶんアナゴのレプトセファルス幼生だろう。
フグの幼魚なら地元では黒っぽいのしか見たことがない。
どちらも見てみたい・記録したい・食べてみたいと出かけた。
トホホホホ・・・ノレソレは売り切れていた。
次回の入荷もはっきりしていないとのこと。
ならばフグの幼魚だ!
海岸へと向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/b4/fea825166d365942a0c83d73506c6cf5.jpg)
トホホホホ・・・長靴を積み忘れていた。
群れてはいないが、目的である黄色い遊泳生物を数個体、友人が見つけた。
タモ網を伸ばして少し靴をぬらして採った!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/da/0ade3ef08d99450486c727ffac9a81bf.jpg)
トホホホホ・・・
「幼魚ちゃうやんっ! 節足動物の等脚類や・・・たぶんウオノエの仲間ちゃうか?」と私。
「ウオノエ泳ぐんな?」
「よくわからんけど・・・」
5年半ほど前に、この海岸近くの漁港でタナゴ竿仕掛けでサッパを釣り
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/df/bda5dccf30e0ee7015673c74f8196ccc.jpg)
20171105
釣った中にウオノエの仲間が背に張り付いた個体もいて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/cf/e8dde3ec6512d8abc7de94575a7f3eab.jpg)
サッパノギンカ (旧名サッパヤドリムシ)Anilocra clupei という寄生動物がいることを学習していたからだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/60/352b12a8b6a04325b607face7ba2069d.jpg)
頭の中で、妄想がはじまる。
なるほどな!
ウオノエの仲間は節足動物だから、孵化後、ミジンコのような浮遊性プランクトンとして過ごし
成長とともに遊泳能力をのばして、やがてその一部が宿主となる魚と出会い張り付き、成長とともに黒ずみ、触覚が縮むんだ。
大間違いもいいところ。
そもそも今回のはウオノエではない!
スナホリムシの仲間なのだ!
スナホリムシの仲間は世界に数百種いるそうだ。
その中から、日本に生息する普通種を確かめて
第2触覚が長いとか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/0b/72cde283560b899da61de18d9a3fd5c8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/c9/65792914cd7f5159041ebbf2daf8f680.jpg)
2対の触覚の間に目立つ突起があるとかいった特徴から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/07/385333e9695f334d66919a7ce0d06ae9.jpg)
ヒメスナホリムシなのかなあと素人判断した。
脚はとっても発達していて、これなら泳ぐのも得意かもしれないとも思った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/c7/d1b8e1aee05c5461f0ba14753d549ea7.jpg)
ただ、今回調べてみて感じたのは
「スナホリムシはつかまえるとかじるので痛い」という情報ばかりがめだっていて
「それはあまりに自分勝手(利己的・人間本位)ではないか」ということ。
スナホリムシの立場でいえば、人間に出会うこともかじることも本来あることではないし、何より本質ではないハズだから。
有毒動物ならある程度それもやむを得ないかもしれないけれど、無毒なようだし小さいし。
もっと彼の生活史がどんなものなのか、簡単でもいいから知りたいもんだなあ。
ヒメスナホリムシ Excirolana chiltoni かなあ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/a1/ec39ea5bad3a8fdd9565c82f1c1e7551.jpg)
20230410 大7mm 小4mmほど
「某スーパーで地元産ノレソレが売られているらしい」
「その近くの海岸でフグみたいな黄色い幼魚の群れを見た」という友人からの連絡。
地元のノレソレならたぶんアナゴのレプトセファルス幼生だろう。
フグの幼魚なら地元では黒っぽいのしか見たことがない。
どちらも見てみたい・記録したい・食べてみたいと出かけた。
トホホホホ・・・ノレソレは売り切れていた。
次回の入荷もはっきりしていないとのこと。
ならばフグの幼魚だ!
海岸へと向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/b4/fea825166d365942a0c83d73506c6cf5.jpg)
トホホホホ・・・長靴を積み忘れていた。
群れてはいないが、目的である黄色い遊泳生物を数個体、友人が見つけた。
タモ網を伸ばして少し靴をぬらして採った!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/da/0ade3ef08d99450486c727ffac9a81bf.jpg)
トホホホホ・・・
「幼魚ちゃうやんっ! 節足動物の等脚類や・・・たぶんウオノエの仲間ちゃうか?」と私。
「ウオノエ泳ぐんな?」
「よくわからんけど・・・」
5年半ほど前に、この海岸近くの漁港でタナゴ竿仕掛けでサッパを釣り
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/df/bda5dccf30e0ee7015673c74f8196ccc.jpg)
20171105
釣った中にウオノエの仲間が背に張り付いた個体もいて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/cf/e8dde3ec6512d8abc7de94575a7f3eab.jpg)
サッパノギンカ (旧名サッパヤドリムシ)Anilocra clupei という寄生動物がいることを学習していたからだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/60/352b12a8b6a04325b607face7ba2069d.jpg)
頭の中で、妄想がはじまる。
なるほどな!
ウオノエの仲間は節足動物だから、孵化後、ミジンコのような浮遊性プランクトンとして過ごし
成長とともに遊泳能力をのばして、やがてその一部が宿主となる魚と出会い張り付き、成長とともに黒ずみ、触覚が縮むんだ。
大間違いもいいところ。
そもそも今回のはウオノエではない!
スナホリムシの仲間なのだ!
スナホリムシの仲間は世界に数百種いるそうだ。
その中から、日本に生息する普通種を確かめて
第2触覚が長いとか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/0b/72cde283560b899da61de18d9a3fd5c8.jpg)
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2対の触覚の間に目立つ突起があるとかいった特徴から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/07/385333e9695f334d66919a7ce0d06ae9.jpg)
ヒメスナホリムシなのかなあと素人判断した。
脚はとっても発達していて、これなら泳ぐのも得意かもしれないとも思った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/c7/d1b8e1aee05c5461f0ba14753d549ea7.jpg)
ただ、今回調べてみて感じたのは
「スナホリムシはつかまえるとかじるので痛い」という情報ばかりがめだっていて
「それはあまりに自分勝手(利己的・人間本位)ではないか」ということ。
スナホリムシの立場でいえば、人間に出会うこともかじることも本来あることではないし、何より本質ではないハズだから。
有毒動物ならある程度それもやむを得ないかもしれないけれど、無毒なようだし小さいし。
もっと彼の生活史がどんなものなのか、簡単でもいいから知りたいもんだなあ。
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