私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

アオハタ幼魚(釣査196種目)を仲良く? : 復興周遊割 島根紀行④

2018-10-30 16:17:06 | 海水魚
2018年10月30日(火)

タナゴ釣りをしなくなって久しい。

日本の在来淡水魚の約半分が絶滅危惧種に指定され
在来のタナゴ類にいたっては、国の天然記念物2種・種の保存法指定1種も含め
カネヒラ以外はすべて絶滅危惧種になっているもんな。

地方自治体によっては、条例で捕獲禁止にしている種類もあるし
「珍しいから釣ってみたい・手に入れたい」というちっぽけな自己満足のために出かけてもなあ・・・
わざわざ出かけたとき、ほどほどでやめる自信もない。
沢山のタナゴ釣り人が押し寄せて、見る影もなくなったポイントもこの目で見てきたしな。

その点、海辺での釣りはまだ少しは気楽だ。
タナゴ竿でも十分すぎるほどいろんな種類が釣れる。
何が釣れるか分からないワクワク感も、十分すぎるヒキも味わえる。
タナゴをチマチマ釣るより楽しいかも・・・と最近つくづく思う。

ということで、復興周遊割での島根紀行1日目(10月24日)のトリを飾るのは

アオハタ幼魚である。


生活排水が流れ込んでいる漁港の付け根へ移動した。

想像通りマハゼが釣れた。


次に、排水路のコンクリートの境界が波でえぐれてるポイントをねらった。

「わ~い! なんか知らんハタが釣れたあっ!」


ハタの仲間は、キジハタ(アコウ)しか釣ったことがない。
実にうれしい。
よく釣り番組で、波の荒い磯や船上からハデに格闘されとられるもんな。

得意顔の私にかみさんはどくれ顔。
黙々と竿を振り続ける。

「ほれっ! 私も釣れたけんね。アンタのより小さくてきれいやけんね」


ホンマ負けず嫌いなかみさんである。


ここは3歩下がって4の5の言わずである。ガマン・ガマン・・・

2匹あわせて撮影ケースへ。

最初はシンクロして泳いでいた2匹も・・・


次第に方向性の違いに気付き始め・・・


やがて袂を分かつように離れていく。


何か人生の縮図みたいで、ささくれのようなちっちゃな痛みが走った気がした。

「そこそこおっきなカサゴも釣れたよ~っ!」


ささくれの傷口に塩をなすりつけてきやがるわっ!

宿に戻り調べてみた。

ハタの仲間では、沿岸域で最もポピュラーだという。
アオという名だケド、これは日本人がミドリ色をアオと呼ぶ習慣から来てるのだろうか?
少しミドリがかってるもんな。

かみさん、すこぶるゴキゲン。
帰り道に見つけた広島県の誇りの1つ「アオハタのジャム」まで買ってたもんな。

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