2018年2月3日(土)
「日浦のミッチャン 今日もいい釣志」
( 日浦道雄著 日本たばこ産業株式会社発行印刷 平成3年刊 ハードカバー 187ページ)
を昨夜読み終えた。
無茶苦茶おもしろい。
60年ほど前の広島県の海を舞台に
釣りとガサに明け暮れる子どもなのか漁師なのか。
その姿が実に生き生きと軽妙に描かれているのである。
軽い文体が現場の臨場感を一層膨らませる。
方言もポンポンと、地元ならでは(すでに失われた)の釣りが次々から次へ。
内容も濃い。
例えば、
ゴカイの育成場をつくって年中釣りエサに困らないようにしたり、
フナムシやなんやらいろんなエサを試したり、
ギサミ(キュウセン)を掘ったり、
カブセ釣りをマスターしていったりと、
今ではとても考えられない盛り沢山の工夫が丁寧に描かれている。
まあ、広島県版釣りキチ三平なのである。
最近読んだ本でいえば
「怪魚大全」( 小塚 拓矢著 扶桑社 )に似ている気がしたなあ。
ええ本読ませてもらいましたわ。
これが108円。
ブックオフさんに心から感謝やね。
「日浦のミッチャン 今日もいい釣志」
( 日浦道雄著 日本たばこ産業株式会社発行印刷 平成3年刊 ハードカバー 187ページ)
を昨夜読み終えた。
無茶苦茶おもしろい。
60年ほど前の広島県の海を舞台に
釣りとガサに明け暮れる子どもなのか漁師なのか。
その姿が実に生き生きと軽妙に描かれているのである。
軽い文体が現場の臨場感を一層膨らませる。
方言もポンポンと、地元ならでは(すでに失われた)の釣りが次々から次へ。
内容も濃い。
例えば、
ゴカイの育成場をつくって年中釣りエサに困らないようにしたり、
フナムシやなんやらいろんなエサを試したり、
ギサミ(キュウセン)を掘ったり、
カブセ釣りをマスターしていったりと、
今ではとても考えられない盛り沢山の工夫が丁寧に描かれている。
まあ、広島県版釣りキチ三平なのである。
最近読んだ本でいえば
「怪魚大全」( 小塚 拓矢著 扶桑社 )に似ている気がしたなあ。
ええ本読ませてもらいましたわ。
これが108円。
ブックオフさんに心から感謝やね。
ただ、それらが全く違う今風の若者が書いた「怪魚大全」と同じ匂いがする気がしたんです。
もし、コッチをお読みでないなら、読んでみてもいいのではないかと思いますよ。
ぶっとんでますもん。
獏さんファンならハマると思います。
良い本を見つけられたようで、良かったですね。
そんなに面白いなら1度読んでみたいですねぇ。
んでも、文章は読み手側の経験や価値観も乗っかってくるので広島をよく知らない私が読んだらまた違った感想を持つのでしょうね。
この本、郷土の資料的価値あると思います。
図書館とかにいずれ寄贈しようと考えてます。
ゴカイの育成場作り、見事なもんでした。
砂浜の湧水地に牡蠣殼・栄養分などをまき、取ってきたゴカイが定着・成長するようになるまで試行錯誤をくり返てるんですよ。
ゴカイの産卵期以外は、いつもエサ要らずの小学生なんて信じられますか?
驚きの連続でした。
誰かがこういう本を書かないと、忘れ去られてしまう様なことが色々あるのでしょう。
ゴカイの育成場を作るってのは、興味が湧きます。