私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

カジカ中卵型に会うの巻

2017-05-06 21:05:50 | 通し回遊魚
2017年5月6日 土曜日

友と遠出。
ま、友にとっては遠出というよりいつもの軽い日帰り家出だ。

共通の知人から聞いた
「稚アユとともに国内移入されたイチモンジタナゴが生きのびてるダム湖」へ行ってみたのである。

ガサはほぼ成果なし。
しかも2人とも胴長の水もれ。

釣りがもっとも効果を発揮したのであった。
しっかり太ったヤリタナゴ・アブラボテがけっこう釣れる。
他はコウライモロコ・オイカワ、そしてこんな場所でもブルーギル・・・・・・

「イチモンジがいてもおかしくないけどなあ・・・・・・」
「ま、あきらめて移動やね。」

帰り道に立ち寄った小さな枝川で、友はガサ、私はボサをかき分け流れ込みで釣りを・・・・・・。
ポイントへ移動したとたん友の大きな声が聞こえた。
ケガでもしたのか? まさかマムシに咬まれたか? と、あわてて戻る。

カジカ中卵型である。体長4cmほどの幼魚である。


私にはホンマ縁のうすい魚なのである。
友が「採らせてやろうじゃないか」と呼んでくれたのである。
ありがたや、ありがたや・・・・・・

少し大きくなると顔つきがカジカらしくなる。


こんな枝川でのことである。


本来、カジカ中卵型は河川の中下流域に生息するらしい。
卵からフ化した稚魚は一度海へと流され、再び川へと遡上する。
いわゆる両側回遊といわれる通し回遊魚なのだが、
ここではダム湖を海の代替品として利用してるんだろうね。

我々も前日はアイナメをクロダイの代替品として・・・
今日は今日でカジカ中卵型をイチモンジタナゴの代替品として記録を残したのだから
両側回遊型の通し回遊人に分類されるのかもしれないね。(ほんなワケないわな)
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キセルハゼ:春の干潟の魚たち⑨

2017-05-06 06:30:51 | 春の干潟の魚たち
キセルハゼである。


これまた3年前の1月に友が採り、撮ったもの。
一緒にガサをしていてもなぜか私には縁がない。

抱卵中のメスのようだ。
早春、だ円形の薄黄色の卵を産むみたいだ。

西日本の大きな河川の干潟に生息しているらしい。

ウキゴリ属という比較的大きなグルーブの中で、
干潟という環境を選んだコイツもクボハゼもエドハゼもチクゼンハゼも
みんな絶滅危惧種となってしまってる。

日本の干潟にすむ生き物が知られぬまま静かに滅んでいってるのである。

絶滅危惧ⅠB類

※ 昨夜のアイナメの煮付け、絶品!
  苦手だったはずの磯臭さもなく、身もホロリととれ、上品な白身の味。
  と、「食べちゃるわい!」と思う頃には釣れなくなるんだよね。
コメント (2)
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