私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

海・里・山のナメクジたち?:殻ごもりたち番外編②

2021-09-25 18:00:02 | 他の無脊椎動物
2021年9月25日(土)

今日は、海・里・山にいる3種の「~ナメクジ」について

まず、海にいるのは
ウミナメクジ 15mmほど

20210723

「ナメクジ」という名がつけられてるけど、アメフラシ科なのでナメクジではない。


特技は、「塩分に強い」こと。
そりゃ、海の中のアマモ場にすんでるからね~!

そして、「変幻自在に体型を変化させる」こと。

触角を4本出して前進してるかと思いきや


まるでヒラムシかのように体を平べったくしたり


壁にぶつかり、触角をひっこめ、ハッピーターンみたいになる。


弱ってきたのか? 棒状になり触角を下げる。


弱点は、陸で闘えないことだっ!


続いて、里にいるのは
チャコウラナメクジ  30mmほど

20210920

コウラナメクジ科だから背中に貝殻の名残りを残してる。


空気呼吸のための孔は、常に右側にある。
「私の私の彼は~左利き~」なのに対し、チャコウラナメクジは右利きなのかもしれんな?

外来種で、アメリカ軍の物資とともに1950年代に日本に進駐してるという。
在来のナメクジたちよりも繁殖力・防衛力など強いみたい。
「日本の侵略的外来種ワースト100」に選ばれてるくらいに。

弱点は、塩だ!
(砂糖でもいいけど、費用対効果では劣るな!)


最後に、山にいるのは
ヤマナメクジ  150mmほど

20210811

でかい!
とにかくでかい!

在来種なのだが、ダークダックスが歌った「雪山賛歌」のごと
「俺たっちゃっ町には住めないからに~♬」と
俗世間を見放した屈強な山男みたいだ。
もちろん寡黙だ!

弱点は、開発と塩だ!
(砂糖でも・・・そりゃもうええってっ!)

さあて、海・里・山・・・どいつが強い?
(「全部弱い」「比べられない」も大正解!)
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イズモマイマイと・・・:殻ごもりたち⑥

2021-09-24 16:56:02 | 他の無脊椎動物
2021年9月24日(金)

イズモマイマイ  殻径5cmほど

20210908

市内山間部の公園を知人と夜散歩中、サクラの幹にいた。

・濃い茶褐色の殻の大型カタツムリ
・軟体部に走る太い黒い縞と周辺のまだら模様

イズモマイマイの特徴がしっかり出てる個体かもしれない。


主に、中国地方や四国北部に生息するらしい。


水道管なのだろうか?
金属のパイプにはりついてるヤツもいて・・・


コイツ、殻が割れてる・・・
セトウチマイマイではなかなか割れてることないから気になって・・・
試しに持とうとしたら・・・

あまりの殻のうすさ・もろさにたじろいでしまった。
図鑑をながめてただけなら気づかんかったわ~っ!
実体験は必要だよね、子どもたちにもやさしく触らせてやりたいもんだ。


トイレにもいて


コイツの殻にもひびが入ってるな!

と、そのすぐ近くに・・・
「やった! 1cmほどの幼体みっけっ!」
成体ばかりで、まだ一度もイズモマイマイの幼体を見たことがなかったもんっ!

知人にナイショでパチリ!


「ん? 何だこれ? ・・・・・・ 画鋲じゃんっ!」
ガビョ~ン!

悪いことはできんよになっとるわな~っ!

私が「全集中で画鋲を撮影」してたことは、知人にはもちろんナイショのまんま・・・
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セトウチマイマイとか数種:殻ごもりたち⑤

2021-09-17 17:15:24 | 他の無脊椎動物
2021年9月17日(金)

今日は資源ゴミ(再生プラスチック類)の日。
とっても少なくて軽い。

霧雨の中、ルンルン気分でゴミステーションへ。

と、すぐ横にセトウチマイマイたち 殻径25mm前後

20210917

どっから現れたのやら? と思うくらい沢山いて・・・

殻色の濃いヤツとか


逆さ歩きしてるヤツとか


逆上がりに


夢中なヤツとか


オナジマイマイ科のマイマイ属の仲間なんだケド
このマイマイ属は、主に日本国内で種分化していったグループらしい。
なので、国内地域ごとに兄弟姉妹が数十種類いるというからおもしろい。

おもしろいけど、例えば「このセトウチマイマイと関東地方でよく見られるミスジマイマイを区別しなさい」なんてテストに出されたら答えられんわなあ。
(出るかいっ!)


ついでに、オオケマイマイの幼貝かな? 殻径5mmほど

20210519

軟体部を出してくれないオオケマイマイかな? 殻径10mmほど


山道散歩中に出会い、ストロボ使うのうっかりしてて、うまく撮れないまま・・・

殻の周辺にフサフサと長い毛をもつうらやましいカタツムリ。


続いて、オトメマイマイの仲間かなあ? 殻径10mmほど

20210909

同じ山道散策中に、こんときはまあまあの撮影。


ただ、名前を調べても確信が持てないまま・・・



さらに、コウダカシロマイマイなのか○○オナジマイマイなのか? 殻径10mmほど

20210619


さらにさらに、ニッポンマイマイでいいの? 殻径15mmほど

20210615

すぐ触角を引っ込めて


なかなか出してくれそうもない。


何せ散歩中なのだ、ゆっくり待つ訳にもいくまい。


と、カタツムリの仲間はうす暗い木陰草陰におられるし、名前を知らべるのも難しい。

だから、ちっちゃい幼貝と出会った日にゃ・・・

テンテコマイマイになっちゃったり・・・

20210519

キリキリマイマイになっちゃったり・・・

20210909

これにて、オシマイマイ!
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コハクオナジマイマイだな?:殻ごもりたち④

2021-08-23 17:32:30 | 他の無脊椎動物
2021年8月23日(月)

生き物ストックたっぷりたまりつつ、今日はタイムリーなネタ

コハクオナジマイマイだな? 殻径15mmほど

20210823

久しぶりに雨が降りそうもない日。
こんな平日は短時間でも近所の散歩。

と、ご近所さんの垣根にいたカタツムリがコイツ。

なぜか美しさや優美さを感じさせるカタツムリだなあ。

調べてみたら、中国地方以西に自然分布してる日本固有種のコハクオナジマイマイっぽい。

殻の中心付近が緑色っぽいのは、殻が薄いため軟体部の色が透けてみえるからだそうで
近縁のオナジマイマイとの判別点になるみたい。

魚ばかり追いかけてたことが幻のように思えるご近所散歩の日々も
こうして身近な生き物を知る良い機会だと受け止めれば、それはそれで楽しいもんだ。

虫も鳥もカタツムリも何もかんも、知らんことばっかりやわあ~っ!
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ヤマナメクジ:殻ごもりたち番外編

2021-08-16 18:09:18 | 他の無脊椎動物
2021年8月16日(月)

ヤマナメクジ

20210811

一昨日のコベソマイマイと同じ日の夜散歩、公園のトイレ前のコンクリートにいた。
すでに何枚か写真を撮ったせいか、縮こまっちゃって、ずんぐりむっくりくんに。

とっても大きいのなんの!

最初に会ったときは、のびのびしてたから、こんな感じ。


手持ちのデジカメと比べてるからわかると思うけど、20cm近くはあるな。
日本のナメクジ界最大の大きさなのである。

わからないだろうと思うのは
「手持ちのデジカメを置いたまま、どうやって写真を撮ったんだろ?」ってことかな。

強い光に反応して、すぐ触角をひっこませるからなあ。


カタツムリの仲間で、コイツを含めたナメクジ科の連中は、完全に殻がないという。
だから「殻ごもり」の番外編ということで・・・

キノコなどの菌類を好むらしい。
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