三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

マスコミと官房機密費

2010年05月31日 06時39分05秒 | Weblog



わたしはこれで記者を堕落させた 
「機密費」で接待、「女」も用意 平野貞夫・元参院議員に聞く


というニュースがYahooニュースで流れている。
出自はJ-CASTニュースというところ。
見てみたら、どうも最近のインターネット系のメディアのようです。
官房機密費については、これまでもその使途について
さまざまな憶測とかが出ていましたが、
具体的にその内容を公開したインタビューというのは
あまり見られなかった。
最近、引退した自民党政治家・野中広務もこの件でインタビューに応じ
「政治評論家対策」に使ったと語ったということですが、
その記事には目を通していませんでした。
要点は、官房機密費がマスコミ対策として使われ、
記者クラブ所属のかれらに対して、
さまざまな接待攻勢が行われていた実態があきらかにされている。
一番最初の行に記したような内容まで赤裸々に証言されている。
こういうことが、政治家から語られると言うことには
そこに「現在時点での政治的な意味合い」が、込められているだろうという
そういうことへの注意は必要だと思うけれど、
しかし、書かれている内容は、
やはりそういう部分があるのかなぁと
強く感じざるを得ない。
「現在時点での政治的な意味合い」と書いたけれど、
これ自体も、民主党側からの世論への働きかけの一種ではあると思う。
たぶん、こういうリークがあるというのは、
今の政権側には、この機会にマスコミの問題を俎上に載せようという
そういう意志が感じられる。
普天間の問題が一段落し、その政治的失態を
こういう形の問題をターゲットにすることで、目をそらそうという、
そういう部分は、あるだろうと思う。
野中にせよ、平野にせよ、
ある人脈的なつながりは感じられる。

まぁ、しかし、そういう思惑はあっても、
この問題、どうなるのでしょうね。
マスコミの側では、これを大きな問題にするのかどうか、
小沢に対して疑惑、疑惑と書き立ててきて、
その問題では、立件は不可能という結論が出てもなお、
推定真っ黒、という印象だけをまき散らしてきたマスコミとして、
自分たちの臭いものには蓋、という態度を取るのかどうか、
非常に難しいテーマだと思うところです。
今日以降の、マスメディアの扱いが、注目されます。
<写真は隅田川河畔>







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