性能とデザイン いい家大研究

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です 
いい家ってなんだろう、を考え続けます

安倍さんの「安定政権」

2014年04月30日 09時53分49秒 | Weblog


安倍さんの政権の安定性が際だっているように思います。
日本の戦後政治で2度目の政権担当というのは珍しく、
一度失敗した人の強さというのが、目立っていると思う。
そういえば財務大臣も、一度総理で失敗した麻生さんが就任しているし、
なにより女房役の官房長官の菅さんが地味に目を利かせているので
政権の主要な部分での脇が固いと思う。
中韓両国が安倍政権に強硬な姿勢を見せているのは
この政権がかなり手強いと見ているからかも知れない。
これまでの日本の政権のように、強腰に出ればなびく、というスタンスを取らない
そういった政権であると見切っているのだと思う。
そもそも尖閣の問題がここまでになったのは、
安倍政権のアナウンス効果もあったに違いないと思われる。
日本版のNSC国家安全保障会議の設置に、この尖閣問題を利用して
付随する秘密保持法も、中韓両国との緊張関係をテコに
大きな反対もなく、押し通してきている。

しかし、本当にこの状況でいいのだろうか。
政権はつねに緊張感を持って政策に取り組んでいく必要があるけれど
いまの状況では、対立軸になる反対勢力が見当たらない。
経済運営という基本中の基本に置いて、
消費税増税という難事をクリアして、なお波風がないというのは異常だ。
本来の対立軸政党であるべき民主党がまったく方向性が見いだせず、
志向性停止に陥っていることが大きい。
見方によっては、戦後すぐの社会党政権の後、
ずっと続いた自民党政権のように、長期にわたってこの政権が続く可能性がある。
安倍政権には、副総理として麻生さんが居て、
さらに党には石破さんが控えているというバランスになっていて
佐藤栄作さんの長期政権に似た構図を備えている。
さらに旧体制メディアである新聞社による情報操作もうまく利用しつつ
同時にインターネットメディアへの取り組みも図っている。
ちょっとスキがないという感じがしている。
まぁ対抗しうるとすれば、またふたたび小沢一郎の仕掛けくらいだろうけれど、
記者クラブ体制、旧体制メディアから集中砲火を浴びている
かれの仕掛けでは、なかなか動きにはなっていかないのではないか。
官僚機構にとっても、念願の消費増税をこれだけソフトランディングさせられたので、
中枢である財務省も当面は、文句が出ないだろう。
はじめに書いたように
やはり一度失敗した人間は、賢く、強くなるということだろう。
こうした権力側に対してどう緊張関係を作っていくことが出来るのか、
野党の側の政治的想像力が、強く求められるところ。
さて、こうした状況は国民にとってどうであるのか、
そういった視点で見ていかなければなりませんね。
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キウス周堤墓

2014年04月29日 17時37分02秒 | Weblog


先日、テレビで俵屋宗達の特集をNHKの絵画鑑賞番組でやっていました。
そこで例のオウム真理教事件で、心情的シンパとされていた
中沢新一氏が美術評論家としてなのか、
それとも文化人類学者としてなのか、登場していて
盛んに俵屋宗達論を語っていた。
その話している内容については、やや専門的な偏りを感じたけれど、
おおむね同意できるお話しをされていた。
わたしは、それほどオウム事件には関心がなかったので
この中沢さんという方の名前も、ほとんど記憶がなく
また、どのような論説を展開されていたのかも関心がなかったのですが、
この俵屋宗達番組で、NHKが取り上げているのですから
一定の支持があるとみなされているようですね。
オウム事件以降、明確には社会的に態度を表明されていなかったそうで、
まぁそのあたりは、どうなんだろうとも思いますが、
話自体は納得できたので、
インターネットでつらつらと調べておりました。
まぁ興味が湧いたので、著作を2~3、ネット購入させていただきました。
すこし、論を聞かせていただきたいと思っています。
というのは、わたしの敬愛する歴史学者である網野善彦さんと
叔父甥の関係だそうで、また学究としても相互に影響を受けていたという
そういった見方があるそうで、大きく興味を持ったという次第。
糸井重里さんやタモリが司会する
「ほぼ日」のイベントに主役として登場するなど、
大きな影響力を持っているという。
まぁ、わたしも自分自身の不勉強ぶりをまざまざと思い知らされます(汗)。
で、その中沢さん、縄文にも注目していて
東京の地形から縄文の痕跡をマッピングして
そこからの人間の意識構造に注目してきているのだとか。
ますます、興味が湧いてきますね(笑)。
ということなんですが、わたしオウムはまったく否定しておりますので
誤解されると困るのですが・・・・。

でもまぁ縄文と言えば、
やはり北海道北東北がその中心ゾーンだと思います。
天気はいいけれど、仕事の合間の休日では、
そうは遠出も出来ない。
ことしの連休、スケジュール的になかなか難しいです。
で、そんなことから近場で未体験の縄文遺跡ゾーンとして
千歳市のキウス周堤墓を見学して来ました。
この春先のシーズンがこの遺跡の見学には最適。
まだ緑が繁茂していなくて、雪がなくなっているというのが
最高の見学条件になっている。
魚介類の骨や貝殻などでサークルを形成し、
そのサークルに土を盛り上げて周堤を作り、
その中の平面に死者を弔う宗教的空間を作っていたのだと言います。
縄文人は、命を奪って食に供した動物たちの骨を
なるべく原型のままにして、貝塚として「葬って」いたのだそうです。
命への豊かな感受性を感じます。
その空間を謹んで感受させていただきました。
縄文への興味、尽きずに深まって参ります。う~~む。

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連休にサクラ開花

2014年04月28日 06時43分27秒 | Weblog


きのう「開花」したと書いたサクラの早咲きの1本。
本日の様子であります。
ほぼ5分咲き以上の感じですね。
そろそろ気象台でも、札幌のサクラ開花宣言、出るのかも知れません。

北海道は、GWとは言っても
ほとんどの地域でサクラが咲くような気候にはならず、
できれば1カ月くらい遅くして欲しいという声が大きいのですが、
ことしは、雪融け以降、順調に春が進行して思いの外
早いサクラの開花のような気が致します。
北海道は、同じ日本とは言っても
気候風土条件が本州以南地域と大きく違うので
同じような季節感覚を持ちにくいのです。
それが、ことしは、冬に東京で大雪があったりして
どうも似たような季節感覚を味わってきている気もします。
わが家も居住地域が各自、大きく広がったので
それぞれの地域の気候も境目なく受け止められるようになって来たのか。



こどもの不在になった夫婦ふたりでのくらしに訪れた春。
幸いまだまだ健康面では元気なので
ふたりで運転もシェアすれば、どこへでも遠出ができる。
天気もいいので、あちこちとクルマを走らせております。
カミさんに付き合って、最近彼女が取り組んでいる
プールでの運動+炭水化物非摂取ダイエットを支援しております。
たしかに炭水化物の量のコントロールは効果的のように思います。
わたしも、理論をカミさんから教えられて
そのように実践してから、去年、10kg近いダイエットに成功したので、
ブーメランということで、ことしから彼女も取り組んでいる次第。
仕事や家庭のストレスで、どうしても過食的な嗜好に陥りやすく
それが、生活が一変したので
ダイエットに取り組みやすくなっているのですね。
加齢はやむを得ませんが、健康で動き回れているのならば
若さは十分に保っていくことが出来ると思います。
子育てが一段落したら、今度はこどもたちに迷惑を掛けないように
自分たちの健康管理をしっかりやるのが不可欠。
夫婦ふたりで、ピンピンコロリを合い言葉にして
楽しく老後を過ごしていきたいと思う次第であります(笑)。
なんですが、やはり仕事に打ち込んでいるのがなによりも基本。
あれやこれやと、考えられることを日々実践して
ずっと現役感覚を持ち続け、
人生の主役意識を高いレベルで維持することが一番なのだと思います。
ということで、連休の谷間、
今日もがんばりたいと思います。


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道南ドライブ散歩

2014年04月27日 06時43分37秒 | Weblog


きのうの北海道はすばらしい好天。
札幌でも気温がグングン上昇して夏日になったとか。
なんですが、わたしたち夫婦は好天に誘われてドライブ。
気持ち的により暖かさを求めて、道南方面へ。
まずは遺跡・歴史関係に足が向かいます(笑)。
最近、北海道内の渡島半島東部、噴火湾に面した地域、
函館市南茅部地域を中心にした北海道の縄文遺跡が注目されています。
って、ごく一部わたし周辺ですが(笑)
でも、この地域から出土した北海道唯一の国宝の話をしたら
カミさん、興味を強くしてくれたようで、
その国宝が展示されている南茅部の道の駅に向かいました。
札幌からは300kmくらいでしょうか。
高速で札幌から森まで走って、そこから噴火湾沿いに南下というルート。
途中、八雲の高速パーキングでは以前、KFCが経営していた
八雲ハーベスターの衣替え施設でチキンのランチセットを味見。
なかなかジューシーで、KFCよりずっといい。
結婚したての頃や、子どもが小さかった頃にも
よく南下したことがあります。
途中では、写真のように以前行った「大船遺跡」も再訪した次第。
で、そのすぐ近くの新築施設に納められた
国宝の中空土偶を見学させていただきました。

この土偶さん、たいへんお忙しい方で
昨年は、イギリスに出張されていて
日本の縄文の紹介親善大使として、大英帝国博物館で
世界のみなさんに日本の考古歴史をアピールされておりました。
なんですが、単なる土偶と言うよりも、
その芸術的造形的完成度の高さにはいつも感嘆させられる次第。
日本の縄文文化というのは、世界的にも類例のない
照葉樹林での採集生活と漁業に特化した豊かな生活文化。
その後の栽培植物文化、米作や小麦、あるいはトウモロコシといった
炭水化物人工生産システムのような、時間感覚を刻む暦や、
記録のための文字開発といった、文明要素は満たしてはいないけれど、
しかし日本人の骨格的心性を形成していることは確実な
豊穣な文化システムだったと思えます。
でも、カミさんもほとんど理解がないくらいの状況ですね。



さて、本日北海道神宮境内を散歩してきたら
おととい注目していた標準木っぽいサクラ、
ご覧のように開花しておりました。
サクラ前線、ついに札幌まで到達であります。
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飛び石連休

2014年04月26日 06時29分53秒 | Weblog


さて今週末から飛び石ではあるけれど
連休が始まりますね。
どうもことしは曜日の配置が悪い感じです。
それでも北海道、ここにきてずいぶんと気候が良くなってきたので
近場にですが、出かけてみたいと思っています。
写真を見るとわたしは静岡県にでも居るみたいですが、
これは何年か前の4月26日の取材時の様子であります(笑)。
そうなんですね、震災ですっかり頓挫してしまったけれど、
「関東版」にもチェレンジしていて、そのころの行動範囲は
こういったところまで及んでいた次第です。
東京に事務所としての拠点もないままに無謀にも
関東を商圏とする出版をやったのですね。
まぁ・・・。

それは別として、
本日散歩してきたら、北海道神宮境内には露店がたくさん準備作業していて
各所に「お花見」のための立て看板や、臨時トイレなど
普段とはだいぶ雰囲気が違っておりました。
とは言っても、主役のサクラはまだまだのようです。
ただ、東南側の鳥居のヨコの日当たりのいい場所にあるヤマザクラでは
観察員とおぼしき方が注意深そうにチェックされていました。
で、いっしょになって見させていただくと、
こちらは素人目にもつぼみの膨らみが顕著。
まさに、予感させるようなたたずまいであります。
観察員さんの眼光、まさにらんらんたるものがありまして、
その気迫に気圧され、
こちらも沸き立つような思いを共有させてもらいました(笑)。
その後、神宮に参拝したら、ちょうど6時寸前。
朝を知らせる太鼓の乱打が神職さんの手で行われるのですが、
その前に時刻を知らせるラジオ放送があって、
本日の天気予報をやっていた。
なんでも今日の札幌、最高気温が26度だかの夏日なんだとか。
これは、早咲きのサクラは芽吹いてくるかも知れません。
こころよい太鼓の打音をカラダ一杯に浴びさせていただいて、
ことしの連休スタートであります。
みなさん、よい連休をお過ごしください。
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日米同盟

2014年04月25日 08時26分00秒 | Weblog


オバマさんの来日で安全保障面の言質は表された。
尖閣は日米安保条約の適用範囲であると明確に表現された。
これによって、ロシアのウクライナと同様の事態が
尖閣において勃発するという最悪のシナリオは当面まぬがれたといえる。
このことを中国側から見てみれば、
今後、どのようなアクションを行いうるのか、
きっと、いま、中国の指導層内部では激論がされているに違いない。
どんなリアクションが出てくるのか、注目しなければならないだろう。

日米同盟は、お金がなくなってきたアメリカの代わりに
日本が軍事支出を拡大させて西太平洋での既得権益を守ろうとするかたちに
大きく内実が変化してきた。
たぶんもっとも大きな変化は、このような安倍政権の動きに対して
国内の政治が反応を見せることも出来なくなっていることだろう。
55年体制の元では夢想も出来ず、
また民主党政権時代にはまったく考えられなかったことが進行している。
戦争へのアレルギーは当然のようにわれわれは持っているけれど、
さりとて、中国による危険な膨張主義には
やはり軍事的にも対抗していかなければならないことは自明。
中韓両国は「日本の右傾化」というような宣伝を声高に言っているが、
日本がこのように対応せざるを得ない状況についての大きな責任は
むしろかれらの側にあると、日本の国民意識では思っていることが重要。
中国のフィリピンに対する事実上の侵略行為は目に余る事態。
フィリピン大統領は国際社会に対して訴えているけれど、
アメリカは、それについて明確なメッセージを出していない。
これからのオバマさんの歴訪の結果、
どのようなメッセージが発信されるのか
注目していかなければならないだろう。
また、ことしの中間選挙ではオバマ政権は負けることが既定のようで、
そうなったときに、レームダック化したアメリカの政権に対して
中国がどのような仕掛けをしてくるのか。
現代世界のパワーゲーム、なかなか難しい局面が続いていくのでしょうね。
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芽吹きどき

2014年04月24日 06時28分22秒 | Weblog



さてことしは、4月から、日々の早朝散歩を楽しんでいます。
例年だともう少し遅くから散歩を始めるのですが、
生活に変化が生まれたので、その変化に早く対応するためにも
カラダを動かして、習慣から変えていくのが
もっとも手っ取り早く、意識を変えることができるだろうという
経験がもたらしてくれる対応策であります(笑)。
で、やはり日々の自然のうつろい変化というものが
いちばん大きな体内リズムの更新には効果的だと実感します。
エクセルギー理論で有名な宿谷先生によれば、
人間はその生涯の90%以上を「建築的環境」で過ごすといわれますが、
しかしそうであればこそ、
自然との対話機会というのは、もっと痛切に必要だとも思います。
建築的環境を、より人間的なものに変えていくのは
それこそ人間の知力の営為の賜物ですが、
一方で自然の営みは、より大きな知力を与えてくれる。
写真はきのう撮影した森の中の小川沿いの光景。
日当たりのいい場所を選んで、雑草たちがたくましく芽を出している。
わたしは、根が単純に出来ていて
こういった自然の営為を見ると、不思議と精神がリフレッシュする。
それぞれの植物個体ごとに芽吹きの仕方が微妙な違いがあったりするけれど、
そういう光景がなんとも、元気を与えてくれる。
ただ、散歩しているだけなんだけれど、
実にさまざまな「情報」を得ているのだなと気付かされます。

さて、アメリカからオバマさんが来日した。
昨晩は安倍さんと銀座のお寿司屋さんで会食したということ。
2泊3日という「国賓」としての最低限の日程での訪日ですが、
これまでの日本の政治体制とはかなり変化している安倍政権と
アメリカの位置関係のなかで、
本日の共同声明などの中身が非常に注目されます。
中国との関係を巡って、日米同盟という関係をテコにして
国益を追求していきたいと考える、自主外交的な動きを見せる安倍政権と
基本的には協調関係を築きながら
ビジネスとしては中国との関係を大切にしたいと考えるアメリカとは
微妙な距離感がある。
最近の状況を見ていると、日米関係というものも、
かなり相対的なものとして立ち現れつつある。
日本版の国家戦力会議機構も立ち上がり、
戦後日本は大きく変化してきているけれど、
安倍さんに対して野党勢力側の結集ポイントがまったく見えなくなっている。
3日間の来日と、その後のアジア各国歴訪が
どのように結果していくのか、動向を注視したい。
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担任が入学式欠席、割れる賛否

2014年04月23日 08時12分56秒 | Weblog


この問題で、賛否が割れるとは思わなかったけれど、
そういう分裂がこの社会では起こっているのだという気付きになりました。
例の埼玉県での高校教師のことなのですが、
高校1年になるこどもを持っている女性教師が、
同時に自分も高校1年生の担任になっていて
自分の職場の「入学式」を有給休暇を取って休んで、わが子の高校入学式に行った
ということの顛末であります。
はじめて報道に接したときには、なんと非常識な、と単純に思ったのですが、
その後この問題にyahooが反応して賛否を問うたのですね。
そうしたところ、驚くほどに擁護論が多く書かれていた。
で、けさの朝日でもこの問題を追跡している。
そういえば、ことしの朝日新聞には東大卒が全然応募してこなかったそうで、
これはこれで、隔世の感がありますが・・・
で、朝日によると48:44で休暇教師擁護意見の方が多いのだそうです。

わたしなどは、この女性教師が子どもとともに高校に行ったら、
そこの担任教師も有給休暇を取っていて
そのことに激高した親としての女性教師が、
モンスターペアレントになって高校に抗議するという
循環ストーリーのネタになるのではないかと
いたく空想的想像力を刺激されたのですが、
事ほどさように、まことに現代を映し出している光景であるのかも知れません。
そしてそれ以上に、賛否が拮抗しているというのが面白い。
なぜなんだろうと考え始めているのですが、
どうもわからないことが多い。
そもそも賛成しているみなさんの声に説得力を感じない。
総じて、マイセルフというか、
個人最優先という考え方が、こうした意見の根底にあるように思います。
そのこと自体はそれなりには理解出来るけれど・・・であります。
わたしの類推的妄想を進めて想起してみると
この女性教師さんは、なにを期待してわが子の入学式に行ったのだろうと
それが知りたいと思ったのです。
そしてその知りたいと思った興味の中に、大きなウェートで
「どんな先生に教わるんだろうか」という興味があったと思うのです。
で、そのときに、
その同じ興味を持ってくるであろう自分の職場の子どもたちと
その親たちに対しての思いは、どのように腑に落とせたのか、
そこのところが、ぜひ取材したくなったのです。
なんでも、女性教師に対して否定的な反応を寄せると
そのひとの書き込みやブログは「炎上」するのだそうですが、
そうだとしても、この点はぜひ知りたいと思う次第。
みなさん、どのように思われるのでしょうか?

<写真は札幌のサクラの名所、円山公園の今朝の様子・・・さむ!>
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あぁ、喫煙習慣

2014年04月22日 08時54分44秒 | Weblog


わたしはたばこの習慣を止めてから27年になります。
胃潰瘍になったりして、また、子育てに当たって受動喫煙もかわいそうと
止められるとしたら、こういうタイミングしかないな、と
思い定めて、1度は失敗しましたが、
2度目の正直で無事、たばこ文化から決別を果たせました。
ではありますが、
たばこのニオイや、その麻薬的な味わい自体は嫌いではありません。
積極的受動喫煙大好き男として、その後も
たばこ喫煙文化に対しては大いに共感しているものでございます。
若いときからジャズは大好きですが、
ああいった音楽文化には、たばこは添え物であり、
なにやら、最近たばこ喫煙シーンがどうこうと
クレームをつけている輩がいるそうですが、
その当時の映画などが描き出している風俗文化でたばこシーンを削除したら
そもそも作品が成立しない、という意見に賛同します。
葉巻を加えていないアルカポネなどありえないし、
そういった歴史を現代のヒステリーで断罪する傾向は疑問に思います。
ヒストリーにはヒステリーは通じません。
まぁ、第2次世界大戦中のことがらについて、
それも賠償は明確に放棄すると宣言した国に置いて
当時の民間企業の後継企業に対して、差し押さえを裁判で命ずるなど
国家の狂気としか思えません。
もはや、国家としての基本的な法を守る、条約を守るという
最低限の事柄について、中国はモラルハザードになってきた。
・・・まぁ、話が逸脱しているか。

最近は禁煙の動きが広がってきて
社会から喫煙の習慣自体が排除されようとしてきています。
倉本聰さんは、そういった傾向に対して
声を上げられているようですが、
禁煙者ではありますが、大いに賛同する次第。
聞くところによると、たばこの値段もいまは、ふつうので420円なんだとか。
ものすごく間接税の高額納税者なみなさんと感謝されるべきであって
社会的にのけ者にすべきだというのはおかしい。
たばこのもうもうたる煙の中で、エールを送りたいと思います。

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英語くらい話せたら・・・

2014年04月21日 08時00分20秒 | Weblog


金曜日には、ドイツからパッシブハウスの提唱者・ファイスト教授が来日されて
記念のシンポジウムが開かれていました。
語られている内容は、同時通訳もあり、
おおむねはわかりやすく理解出来た。
というか、ほとんどが建築的に既知の事柄だったので、
先生の英語表現と、こちらの建築的知識を重ね合わせて理解しやすかった。
ただ、それを表現するとなると、言葉の壁に行き当たる。
せっかく先生が来られているのだから、積極的に質問とかしたいけれど
なにせ、筋道の通った会話には躊躇してしまう。
・・・って、先生も母国語ではないのですよね。
まぁドイツ語と英語って、
津軽弁と鹿児島弁くらいの違いかも知れないけれど・・・。

英語って、そのなかにいて過ごしていると
単語さえ覚えていけば、なんとかなると思える言葉。
ただ、日本の英語教育では、全員を英語学者にすることを目的にしているのか
やたら文法の解析のようなことが重視されている。
必死に「学問」にしたいと英語教育の大先生たちは考えているように感じる。
「専門家」を養成しようという方向に偏りすぎている。
普通の日本人は英語学者になりたいというのはまずいないだろうから、
結果として残るのは本来の目的からはかけ離れた現実。
そう、しゃべれない英語に苦しめられたというムダな刷り込み。
たぶん英語を余り簡単に身につけられるように教育したら
日本の国家アイデンティティの喪失に繋がる可能性があるから
国家戦略として、なるべく英語を
しゃべれないようにしようとしているのではないか(笑)。
そう思い過ごしてしまうほど日本人は英語(会話)が苦手ですね。
わたしはその典型であります。って、威張れない(笑)。
教育課程で都合6年間以上(中学・高校)も英語学習しているのに
驚くほど日本人が国際化していないのには、なにかの理由があるのでしょう。
会話重視にしたら、まずは単語を沢山覚えることが第1で
そのための方法はたぶん、全然違うアプローチだと思う。
現状のアプローチにはまったく意味がない、とまでは言わないけれど
日本国家創成期のころの漢字受容に比較して
英語受容のおそろしいほどのペースの遅さには呆れる。
古代の文章博士たちの知恵の高さに比べて、
近現代の明治以降の教育システムのダメさには、ため息が出る。

先日もタイから来た建築家のみなさんに
いろいろ聞いてみたいことがあったけれど、
こっちに英語コンプレックスがあって叶えられなかった。
国際化時代にこれでは、と考え込んでしまう。
どうしたらいいのか、いつも悩みは尽きない問題であります。

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