やっぱり人生、なにが起こるかわからない(笑)。
長いと思っていた家族旅行もいよいよ本日、帰還という前日。
きのうは、今回の旅の起点になった、神戸に向けて
長距離450kmほどの移動を計画していましたが、
やや予定より早めの午後4時前に中国自動車道の岡山県内最終ICの
「作東」手前2.5km地点で、レンタカー車体から異常発生。
足下から振動音が響き渡ってくる。
とっさの感覚では、路面の凸凹で音を発生させ走行路線ズレを知らせる
「音の出る路面」なのか、という感じでしたが、
久しぶりのこの感触。そうです、すぐにパンクと知覚。
ハンドルをしっかりと固定して、なるべく広めの路肩へクルマを移動。
駐車ランプを付けて停止させました。
なるべくもっと安全な場所まで移動させたいところですが、
しかし、車軸を痛めるのを避けるには、あまり長くは走行させられない。
たまたま、路肩がふくらんだ、バス停への誘導路がある場所から
手前50mほどのところに移動することが出来ました。
こういうときに、家族がいるのは心強い。
さっそくカミさんにレンタカーの車検証書類をわたして、
必要な連絡先への電話連絡を依頼。
一方、助手席の息子はさっそく「発煙筒」を発見した。
「これどうやって使うの?」という質問が飛んできたけれど、
わたしも発煙筒を焚いた経験は無い(笑)。
「その本体に説明書きがあるようだから、読んで点火しなさい」と指示。
「でも、クルマを出るときには十分に注意して路肩側を歩け」と。
ほかの家族には、車内から出ないように指示。
で、発煙筒が燃え始めて緊急事態を他の通行車両に知らせてすぐに、
2台のオートバイの交通警察官さんがやってきてくれた。
地獄で仏、まことに心強いレスキューであります。
で、その頃カミさんの電話連絡先との話し合いの様子が伝わってくる。
どうも要領を得ないやり取りだと思ったら
連絡先は自動車保険の会社につながるようになっているようなのです。
ああいうのは、全国1箇所での受け答えなので、場所連絡ひとつにも
なかなか状況連絡がしにくい欠点があると思います。
連絡が伝言ゲームになるので、レスキューには時間がかかるということ。
で、今度はレンタカー屋さんに連絡をさせることにしました。
その間、交通警察官さんが交通整理をしてくれはじめた。
で、より安全な路肩部分が広い場所までの移動指示があったので
そちらまでクルマを移動させました。
そこで、ある程度安全な作業場所が確保できたので
「タイヤ交換」するようにという指示もいただきました。
交換タイヤはすぐに発見できたのですが、必要工具のうち、
ジャッキだけが見当たらない。
普通はタイヤの位置に工具一式があるはずなのですが、
レンタカーなので勝手がわからない。
そこは交通警察官さんたち、メーカー車種などの情報を持っているのか、
ジャッキを「助手席下」から発見してくれた。
ご丁寧に助手席の息子にも手伝うように指示をしてくれた(笑)。
緊急ながら、親子でタイヤ交換の作業をいっしょにできた次第。
息子ははじめて遭遇する事態だけれど、
ジャッキアップの仕方、タイヤ交換の手順など、
親子で貴重な技術伝達機会になった次第であります。
ということで自力走行可能になったのでレスキューはキャンセル。
しかしこのスペアタイヤでは高速は走られない規則なのだそうで、
先導していただいて最寄りのICで高速を下りた。
で、ようやく連絡の付いたレンタカー会社とやり取り。
こっちとしては緊急事態からのレスキューを頼んでいるのだけれど、
「タイヤについては保険範囲ではなく自己負担して下さい」みたいな話。
むむむ、いまそういう話ですかというところ。
で、一向に「いま、どうするのか」というレスキューの話が出てこない。
で、これも交通警察官さんの助言が得られて
レンタカー会社から代わりのクルマを持ってきてもらうようにとのこと。
こういう対応がふつう、レンタカー会社にはあるべきなのだそうです。
交通警察官さん、本当に親切にしていただけました。
で、事故発生後2時間ほどで、ようやく代車と交換して
きのうの目的地ホテルまでたどりつくことが出来た次第であります。
やれやれ、ふ~~。
で、本日レンタカー会社に返却時、対応に時間が取られそうであります。
さてどんなことになりますか、
親切で常識的な対応を期待したいところであります。