三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

9.29 初めての工務店経営セミナーin青森

2015年09月19日 06時10分03秒 | リプラン&事業
さて、わたしどもでは住宅ユーザー向けの住宅雑誌を発行していますが
そういった活動の中で、地域工務店という、いわば地域に根付いた製造業の
価値というものの大きさに気付かされ続けています。
住宅という「ものづくり」が、地域社会を形成する基本であり、
その活力の維持は、地域の力そのものだと思っています。
ただ、その工務店は圧倒的大多数が零細な規模の事業体です。
地域の製造業の核心であるにもかかわらず、
経営の側面から見れば、情報の交流機会すらも少ない企業が多い。
多くが孤立した経営環境の中で、中小零細企業としての悩みや、
経営の支援情報の圧倒的不足にさらされている現実があります。
そういった状況を踏まえ、わたしどもでは、地域工務店の経営の存続は、
同時にある意味での公共財として、地域のものづくりの力の基本であると考え、
地域間での「情報交流」の機会を創出していくことを目的に
今回から、初めての試みとして、工務店経営セミナーを開催することにしました。
以下、案内資料からの要旨抜粋です。
ぜひ、興味をお持ちの工務店のみなさんの参加をお待ちしています。

“選ばれる”は、つくれる。 成功する地域工務店の秘密

地域に根ざした工務店だからこそできる価値の創造とは何か?
地元で高い人気を誇り、愛され続けているビルダーをお招きして、
その「人気と成功の秘密」を商品・サービス・人・イメージという
4つのテーマを基に解き明かし、これからの家づくりに活かしてい
ただくセミナー及び情報交換会を開催致します。

◯日時 2015年 9月29日(火) 
 セミナー 13:30~16:00 (START14:00 ~)
 情報交換会 16:30~18:30
○場所 ラ・プラス青い森   
 青森県青森市中央1-11-18 TEL:017-734-4371                 
○対象 青森県内ビルダー様 20社限定 
○セミナー内容 『“選ばれる”は、つくれる。 成功する地域工務店の秘密』
 1.商品力:技術とデザイン
 2.サービス:家ではなく、暮らしを創造する   
 3.人:顧客満足度をあげる方法 
 4.イメージ:地域工務店のブランディングとは     
パネリスト 
 (株)アーニストホーム(函館) 取締役副社長  新田眞幸 様
 (株)三五工務店(札幌) 代表取締役社長 田中寿広 様  
コーディネーター 
 住宅雑誌Replan編集長 三木 奎吾
○情報交換会 セミナー後、立食形式による情報交換会を開催
○募集人数  1社2名以内 最大40名まで 
 *定員になり次第締め切らせていただきます。 
○参加費      
 セミナー+情報交換会 1人 5.000円(税込み)
 セミナーのみ1人 1.000円(税込み)  *当日、会場にてお支払い下さい。

◯パネリストのご紹介
★株式会社 アーニストホーム(函館)取締役副社長 新田 眞幸 様
http://earnesthome.com
 ●「商品ではなくブランドを売る」
輸入住宅を中心する社として創業した同社は、2008年頃、
輸入住住宅ブームに陰りが見えた頃、商品構成を一新する。
「輸入住宅」から「子育て住宅」へ、ライフスタイル型住宅への方向転換だった。
規格住宅で、すぐに導入できる住宅ボランタリーチェーンに参加。
事業形成のスピード感を活かし、3か月後に建築したモデルハウスで
来場総数200組を記録。低年齢の顧客層の開拓と紹介受注からの高い成約率で、
受注の柱を確保した。また、ターゲットに合わせた地域マーケティングで、
HPの強化はもちろん、雑貨作家とコラボしたイベント企画。
実生活並にセッティングしたオープンハウスの定期開催等。
全国ネットワークにとらわれない自立した企画も、社員全員参加でやりぬき、
年間30棟を確保。新しいブランドでの建築棟数は導入7年で100棟を超えた。
現在は増税対策も兼ねてコンパクトハウスも導入。ターゲット毎に商品を分け、
先を見据えた経営手法を確立している。

 ★株式会社 三五工務店(札幌) 代表取締役社長 田中寿広様 
http://www.kk35.jp
●「人に一番初めに紹介したい工務店」
創業して58年目となる同社は、創業者のポリシーである
「当たり前のことを真面目に取り組む家づくり」を継承しながらも、
二代目である田中社長のオリジナリティあふれた組織づくりと
地域に密着した企業経営で、多くのお客様から支持されている。
社員の成長こそが会社の成長と考え、スキルアップはもちろん人間力を磨く
様々な社員教育を実施。営業部門をつくらず設計スタッフが打ち合わせを進める
スタイルでお客様との認識のズレを減らし、顧客満足の高い家づくりを実現。
また、昨年からは、木製品を積極的に採用し、地域の文化・環境に貢献する
「カラマツ宣言」を実践。注文住宅に比べコストダウンできる企画住宅や、
家づくりの考え方、住まい方を示した提案住宅「フラッグシップモデル」など、
注文住宅で培ってきた技術やノウハウを活用し、断熱や気密、省エネなど
建物性能とデザインを両立させた新たな取り組みにチャレンンジしている。

○コーディネーター
株式会社 札促社   代表取締役社長・Replan 編集長 三木 奎吾
1988年に北海道の住宅雑誌として創刊。2003年には東北版を創刊し、
現在、北海道版110号、東北版は50号まで刊行。各種別冊も定期的に発行し、
地域に根ざした「住む」「暮らす」をよりよくする情報を提供している。
また、雑誌発行で培ってきた情報力で、インターネットの取り組みも積極導入。
家づくりについての簡単な質問から土地探し、プランの相談など、
Replanが厳選した優良企業に匿名で相談できる「家づくりWEBセンター」や、
住宅にかかわるトラブルや悩みに対して、専門家がアドバイスする
インターネット上での住宅ユーザー支援「NPO住宅110番」を設立。
 多方面で、いい家づくりを応援する活動を行っている。
 
○お申し込み この専用フォームをクリックしてお申し込み下さい。
○お問い合わせ (株)札促社TEL/011-641-7855  
 Email:kurashidesign@replan.co.jp  担当/岡野

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Replan北海道【特集】住み家さがしの秘密。9月29日発売

2015年09月18日 05時29分50秒 | リプラン&事業
さて昨日に引き続いて、当社新刊のご案内です。
当社の基幹雑誌である、Replan北海道の最新刊です。
今回、新しいテーマに取り組んでみました。
家づくりでもっとも初源的な部分、「どこに住むか?」というテーマです。
わたしたちが住まいを考えるは、なぜでしょうか?
住宅雑誌をやっていて、いちばん感じていることは、きっとそれは、
「シアワセになること」なのだと思っています。
ありがたいことに、現代人は自由にいろいろなことを選択できる。
そういうなかで、シアワセのかたちで、いちばんのベースになることが、
「どこに住むか?」ということだと思います。
そのときに、想像力の幅を、もっと広くしていくことが、
まったく新しい生き方との出会いになるかも知れない。
その選択の意味合いを、より深く考えていくことで、
より満足感の高い生き方を掴み取ることも可能なのではないか。
そんな主張も込めてみたつもりです。

2015年9月29日発売・2015年秋冬号・A4版
本体価格463円(税込:500円)

【特集】住み家さがしの秘密。
なかなか希望の土地に巡り会えない。そんな方には、
土地の探し方・探す視点を変えてみたり、
新築だけではなく、中古住宅のリノベーションを検討して、
自分たちが本当に豊かに暮らせる場所=「住み家」を探すことを
Replanは提案したい。それが今回の巻頭特集です。

全国的に増えてきた空き家が放置されるなどして問題視されている今、
空き家の活用も視野に入れた「住み家さがし」をしませんか?

さらに、家を持つなら考えたい住宅の価値についても、
サスティナブルな社会を見据えて家づくりに取り組む
お二人の建築家に寄稿いただきました。
Contents
●巻頭特集/住み家さがしの秘密。
●十勝で建てるなら、ココ! 2015
●連載 賢い人は気付いてる メンテナンスの大切さ
●新企画 暮らしを灯す
●新連載 Q1.0住宅デザイン論〈新住協 代表理事・鎌田 紀彦〉
●暮らし豊かに。Re・home
●連載 いごこちの科学 NEXTハウス3 <東京大学准教授・前 真之>
●新築ルポー住まいのカタチー
●連載・ STORY OF ARCHITECTURE
 vol.11 籤 HIGO
●北の建築家
 「SHOWAの家」 阿部 直人
 「素のいえ」 櫻井 百子

★Replan予約販売のお知らせ
9月15日~23日までにご購入された方は、
一部地域の方を除いて、29日までに配送致します。
Replan北海道版110号の書店発売は、9月29日です!
お申し込みは当社WEBでの通販コーナーで直売しています。
ReplanWEBからご購入いただけます。

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Replan青森vol.2 新発売

2015年09月17日 05時43分26秒 | リプラン&事業
さて、発売日から2日お知らせが遅れましたが、エリア特集号のお知らせです。
住宅は、より地域に密着した作られようが求められます。
わたしどもでは、年に数冊、東北各県ごとのエリア特集号を発行しております。
ことしは、8月の福島に続いて、昨年も発行した「青森」の第2号を発刊しました。
とくに青森は、北海道のすぐ隣ですが、
住宅性能についての認識がまだら模様の地域。
大好評だった昨年に引き続き、最新の青森の家づくり、
その進化した姿を、みなさんにお届けします。
夏の暑さも、冬の寒さも、
青森で暮らしていくには、避けては通れません。
でも、住宅性能はさらに驚くほど発展しています。
寒冷地住宅の「知恵」は、こうした条件を十分にクリアして
さらにその上の暮らしの喜びを実現しています。

Replan 青森 vol.2  青森県の書店にて販売!
2015年9月15日発売・A4版/本体価格907円(税込:980円)

寒冷地である青森。その厳しい気候条件から、
住宅の性能やデザインは進化を続けています。
住む人が家に求めるもの、それは何より心地よさ。
その願いを叶えた住まいをご紹介します。

寄稿/青森で家を建てるときに考えるべきこと /西方 里見
実例/川岸の小住宅(青森市)、ブレンドの家(むつ市)、
田面木の家(八戸市)
Contents
◆巻頭特集
暑さも寒さも気にならない心地よい家

◆県内のビルダーが建てた
 青森の住まい・実例集 
◆【特別対談】北のつくり手 × 南のつくり手
◆省エネ住宅特集
◆青森にふさわしいリノベーション

本誌は、日本の寒冷地住宅雑誌として
北海道で出版を続けている住宅雑誌Replan北海道の姉妹誌。
日本の住宅技術を革新し続ける北海道では最先端技術が実現しています。
寒さを克服し、全室どこでも一定の室内気温環境が実現していて
健康そのものの冬の暮らしが実現しています。
そしていま青森でも、こうした技術を完全にマスターした作り手が
繊細な感性で、美しく快適な最先端の住宅を実現してきています。
この雑誌では、このような住宅実例・住宅企業を集中的にご紹介し、
ワンランク上の家づくりをご覧いただけます。
当社WEBでの通販コーナーで直売しています。
ReplanWEBからご購入いただけます。
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倉本聰さんの「住宅論」

2010年11月17日 05時56分41秒 | リプラン&事業



ことしも、臨時増刊にいくつかチャレンジしていますが、
11月18日発売の雑誌として、
「人の住まい 創るこころ」
と題した一冊を刊行いたします。
これは、東北・秋田の「地域一番」ビルダーと言って過言でない
五蔵舎の住宅作品を中心とした特集号です。
同社は、リプラン東北版発行以来、
ずっと紙上で住宅を発表し続けていただいてきました。
その創られる住宅は、まさに地域の作り手らしい
こまやかな感受性に満ちあふれていて
すみずみまで「ていねいに」創られている様子が伝わってくる家。
大手ハウスメーカーと地域の作り手の違いを
よく「地域を知り尽くした」という表現を使いますが、
そういった言い方が、どちらかといえば、
住宅のハード面の性能要件に近いものを感じさせるのに対して
同社の家では、その地域に暮らすひと、に大きくフォーカスしていると感じます。
角館の屋敷群にも通じるような
湿度のある、秋田の人間風土を表現しているかのようなのです。
そうした、五蔵舎の住宅作品代表作を特集した一冊です。

で、同社代表の岩野社長と話し合っている中で
尊敬する作家・倉本聰さんとの対談企画というのが
大きな希望としてあげられたのです。
まったく想定外のことだったのですが、
「北の国から」「風のガーデン」などの氏の代表作品には
北の地で、生きる拠点としての住宅建築への深い思いが
伝わってくる部分があり、
企画として進行させたところ、倉本さんの了解も得られたのです。
今回の「人の住まい 創るこころ」では、
巻頭特別対談として、倉本聰さんの住宅対談が掲載されています。
北の国からでご存知の、「石の家」や、「拾ってきた家」など、
ドラマを飾ってきた住宅について、独自の視点から、
倉本さんの「住宅論」が語られています。
お願いしたとき、二つ返事で引き受けてくれたのですが、
「いいよ、俺、建築、好きだから」
ということなのだそうです。
その言葉通り、セルフビルドの経験の数々は、
凛とした実体験の重みがあり、
聞く者のこころに響いてくる熱さがありました。
「人間の言葉を聞く」という思いを強く印象した対談でした。

その模様をまとめていますが、
氏の住宅論は、いわゆる住宅雑誌としては
ひょっとすると稀有なものであるかも知れません。
地域の気候風土に根付いてそこで暮らし続けてきた、生活者の目線で語られる、
いわば「北の地からの住宅論」としての意味合いも大きいと思っています。
東北と関東の有名書店で販売いたしますが、
それ以外の地域のみなさんには、
下の当社WEBサイトにて販売いたします。定価780円。
当社直販コーナー

一般のみなさんももちろん、とくに住宅専門家のみなさんにも
オススメの一冊です。どうぞ、ご一読いただければ幸いです。
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顕熱蓄熱材の家

2010年07月22日 10時23分34秒 | リプラン&事業




さて、今週土曜日は
北のくらしデザインセンターのイベントが開催されます。
建築家住宅のバス見学会を中心に
いろいろな相談が可能なイベントです。
そこで公開される住宅の最後の情報が
建築家の宮島豊さんから寄せられました。

宮島さんは、お父さんが北大の工学部教授という生まれで、
実家のお宅も高断熱高気密技術の実験的住宅。
そういうことで、最先端の住宅環境について
非常に積極的な設計者として知られている存在です。
こういう存在がいるのが北海道の建築家グループのユニークさ。
関東や東北などの地域では
建築家という存在は、特定のひとの幸せな暮らしの支援者、
いわばデザイナーとしての職能と見なされている部分が強いのですが、
住宅性能という、環境系の部分というのは、
いわば透明な、誰にとっても不可欠なテーマを扱う、
それも大きな公共建築ではなく、
個人の責任において建てる一般住宅で、そういうことを考えるという
そのような志向性を持った建築家、というのが北海道には、いるのですね。
今回の公開住宅は
「顕熱蓄熱材」を使った住宅です。
Replan最新号で、座談会で取り上げているのですが、
「壁暖房」という、面白い暖房方式を使っているのです。
いわば、目に見える快適性をデザインすることには
多くのユーザーも建築家も気がつくけれど、
空気感でしか理解できないデザインについて
北海道では、いろいろな挑戦や試行が続けられているわけです。

今回の住宅見学では
この住宅の他にも、3軒の住宅を公開します。
わたし自身も大変楽しみにしております。
また、相談会自体は無料で行っておりますので、
ぜひ会場にお越しいただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。

「北のくらしデザインセンター」フェア 2010夏 開催!
~建築家に「なんでも聞ける」家づくり相談会
「北のくらしデザインセンター」フェア 2010夏 ~
◎ 開催日時 :2010年7月24日(土)10:00~17:00
◎ 開催場所 :パナソニックリビングショウルーム札幌(札幌市北区北9条西2丁目1) 3階ショウルーム・6階会議室・7階ラウンジ
◎開催内容
 ●建築家住宅・バス見学会
 ●建築家と一緒にまわるショウルームツアー
 ●家づくりの相談コーナー
 (セミナー/スライド上映/パネル&模型展示/ワークショップなど)
◎参加費用 :無料






北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び
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動画の制作

2008年05月30日 06時11分19秒 | リプラン&事業

サミットが近づいて参りました。
今回のサミットって、地元では準備が急ごしらえなので、
いろいろな動きがからみあって、錯綜しています。
そんななかでわたしどもReplanに、海外プレス向けの
北海道住宅を紹介するコーナーのプレゼンテーション制作が決定しました。
これは「サミット道民会議」という枠のなかでのことなので、
基本的にボランティアでの活動になります。
しかし、海外のみなさんに「北海道の家づくり」を紹介するいい機会なので、
広い視野でみれば、可能性を広げてくれるものだと思っています。

なんですが、このプレゼンテーション機会、
環境サミットという側面もあり、
極力、省資源という形で行こう、という方向性になっていまして、
紙ものではなく、動画形式のプレゼンテーションにしよう、
ということになっています。
なので、これまで印刷出力していた写真データなどを
動画形式に変換させて見せていく必要があります。
そんなことから、いろいろ試行錯誤しながら、取り組んでいる次第。
紙ものでの表現とは、根本的に違いがあるので、
どうすべきなのか、以前に取り組んだ動画制作の手法を思い返しながら、
編集作業を行ってきています。

スタッフと協力しながら、
仕事を進めていますが、やはり動画の魅力はわかりやすさ。
それと、誌面では小さくしか表現できなかった写真も
一律の大きさにして見てみると、思わぬ再発見があったりする。
そういう意味では、膨大な住宅写真を撮り続けてきたのだなぁ、と
あらためて思い知るような部分もあります。
自分自身でも、こういう制作物への興味というものが
以前よりも高まってきています。
そんな意味では、ボランティアながら、
十分に役に立っていると言うことは言えるかも知れませんね(笑)。

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住宅のEXPOって?

2008年04月29日 06時20分36秒 | リプラン&事業

先日出展して、カミさんも帰ってきたイベント。
昨年対比で、来場者数が5分の1程度に落ち込んでいたそうです。
70000人の動員があった、という昨年の場合は、モーターショーと併設で、
そっちの動員が大きかったようですね。
わが方としては、そういうことも含めてのマーケット調査が主眼だったので、
まぁ、いろいろと得るところは大きかったと言えます。
今回も「ガレージショー」のほうが動員も多く、
ハウジングの出展でも、そっちのガレージ寄りの方が人通りも多かったよう。
原因は色々にあるのでしょうが、
あれだけのマーケットサイズですから、家の建築の絶対数は多いわけで、
ニーズにマッチしていないイベントだったのかも知れませんね。

そんななか、写真は同業誌(?)「モダンリビング」さんの
セレブそうな雰囲気の編集長さんの講演の様子。
こういうセミナー形式のものには、
めがけて聴きに来るという方が多い。
講演の内容は又聞きになるので、よくはわかりませんが、
聞いてみたいという気持ちになるようなメッセージ性は持っている。
住宅のイベントって、自分もプロデュース側の経験が多いので、
どうしてもそういう目で考えてしまいますけれど、
ユーザーにしてみると、建築会社に興味がある、っていうケースは少ないでしょう。
一般的には、建てる住宅の設計プランや、使う素材とか、性能面とか、
あるいは実際に建てられている住宅を見るとか、
そういうようなニーズの方が高いと思う。
ところが、こういうイベントでは、建築企業への小間販売が
収入の一番わかりやすい部分なので、どうしてもミスマッチになってしまう。

まぁ、持って他山の石、
マーケットサイズが大きければ、それでも人が集まるものなのかどうか
そういう興味部分では、決してそうは言えないというところでしょうか。
スタイルハウジング、っていう意味が不明なコンセプトよりは
ガレージっていうような、より直接的な部分の方がメッセージ性は強い。
そういう意味では、マーケットはより細分化された興味に向かっているとも言える。
住宅をテーマにしたEXPOって
どうやったらいいのか、逆にいろいろ考えさせられたイベントでした。
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6.19~6.21環境総合展出展します

2008年04月18日 05時28分13秒 | リプラン&事業

昨年初め頃に、当時の安倍さんが打ち上げて決定した
北海道洞爺湖サミット。
いきなりの決定だったので、誘致活動とか
準備に地元が参加するというような機会はあまりなかったのですが、
短い目標があると目的意識が求心的になって、まとまりやすくなる日本人。
だんだん近づいてきて、身近な存在になってきています。
とはいっても、一般的には7月7日からというサミットの日程も
ほとんどの人が知らない、というようなことだと思います。
そういう意味では北海道の一般人は、さすがにご当地ということで、
やや迫ってきたという実感が、見えてきていると言うことでしょうか。

というようなことなんですが、
このサミットを記念して、表題のような展示会が開かれます。
この催しも昨年11月に決定して、2月に企業応募が始まった、というドタバタぶり。
ところが、主催者側の予想では、400小間相当程度の規模と踏んでいたところ
企業側応募はなんと、1000を超えてしまったという状況。
景気動向に悲観的な材料ばかりの昨今ですが、
主要テーマが「環境・エコロジー」ということもあって、
企業側からすると、数少ない成長分野、関心分野という価値が高く、
全国的にも大変注目を浴びるイベントになっているようなのです。
かくいうわたしどもも、企業NPOとして取り組んでいる
「NPO住宅110番」として、出展することにいたしまして、
きのうがその「出展者説明会」でした。
まぁ、わたしどもは住宅関係の地元NPO3団体として
協同的なブース構成を企画している関係から、
抽選の結果、屋内会場ではなく、屋外会場での展示となるのですが、
屋外でもエコカーの試乗会が行われるなど、目玉企画もあるので、
まぁ、そこそこの注目度は集まるのではないかと期待しています。

しかしそれにしても、下の写真のように
会場になる札幌ドームの会議室がびっしりの大盛況ぶり。
地元と言うことで、知り合いのみなさんの顔も多く見られました。
また、全国的な注目が高まっているようで、
各地から来られている様子も伝わって参りました。
東京でも24日には同様の説明会が開かれるというのに、という状況。
国内で開かれるイベントとして、久々に「意義のある」ものになりそうで、
大成功しそうな予感が高まってきています。
出展枠が確保できたことは、ラッキーと言うことになるかも知れません。
これから、新住協・北の民家の会というNPO2法人とともに
どんな展示が可能か、企画を練って来場のみなさんにアピールしていきたいと思います。
抽選の結果、屋外にはなりましたが、
屋内ブースにも負けないような企画を立ててがんばりますので、
ぜひご来場いただけますようにお願いいたします。
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環境負荷低減住宅促進セミナー

2008年04月12日 06時48分06秒 | リプラン&事業

表題の名前、1回で覚えられる人、どれくらいいるでしょうか(笑)。
わたしは自慢じゃありませんが、
何回いわれても、言っても「低減」のあたりで怪しくなって
「え~っと、なんだったっけ」
ということになっております、恥ずかしながら。
なんですが、趣旨は至ってわかりやすい地球温暖化防止のための努力を考えるもの。

なんと、わたしどものカミさんがセミナーの司会役を頼まれまして、
前回8日には帯広で、そしてきのうは旭川でセミナーが開催された次第。
前回は息子の中学校入学と別の集まりがあったので
応援には行けなかったのですが、
きのうは送迎役も兼ねて、旭川の北総研まで参りました。
つい先日まで、このブログで紹介していた「環境建築」。
今回は外国から、東京から、お客様が多かったので、
実験棟内部も研究員の福島さんからご案内いただいて、
見学することもできました。

で、セミナーは70~80人くらいの入場という感じでしょうか、
けっこうな大入りぶり。
一般のみなさんもいらっしゃいましたが、
まぁ、平日の昼間と言うことと、内容が難しいと言うことで、
建築関係のみなさんが中心のセミナーだったと思います。
カミさんの登場部分になると、こちらもハラハラドキドキだったので、
やや上の空的ではありましたが、
スウェーデンから来られた換気の技術者や現地在住の建築技術者の方の講演も、
十分に頷ける講演でした。
やはり本論は、温暖地の「国総研」から来られた田島さんと、
わたしたち寒冷地の「北総研」の福島さんのお話しと、討論でした。
CO2削減や、省エネというテーマで、
それぞれの立場から、率直な内容の提起があったと思います。
今回の主要テーマは「第1種換気」というものの有効性だったわけですが、
話は温暖地での冷房にまで及び、
「まぁ、あんまり寝た子は起こさない方がいい(笑)」
みたいな、福島さんのわかりやすい情報(?)も得られました。
ヒートポンプについても、寒冷地向けの開発が急ピッチのようで、
驚異的なスピードであると語られていたのが印象的。
結局、暖房用消費エネルギーをいかに削減できるのか、
ということがキーポイントであり、
建物の断熱性能があるレベルまで達してきて、
その先を考えることが大きなテーマになってきていると思います。

というようなことでしたが、
なんとか無事にセミナーが済んで、
大変難しい技術系のお話しに、カミさん、なんとか司会役が務まったようで、
ようやく頭痛のタネが消えてくれたところでございます。
やれやれ、おつかれさんというところでした。ふ~~。ではでは。
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東京のイベントに出展します

2008年04月03日 06時31分56秒 | リプラン&事業

全国発売した「エコ住宅Q1.0」がけっこうな反響を呼んだこともあり、
高断熱高気密住宅についての情報って、
むしろ温暖地の地域ほど、求められている感じを強くしています。
そういう思いを持っていたところにひょんなことから
トントン拍子に話が進んで、
写真のように開催されるゴールデンウィーク直前の東京ビッグサイトでの
首都圏地域の注文住宅のイベントに出展することになりました。

このスタイルハウジングEXPOっていうのは、
どちらかといえば、住宅デザイン・注文住宅についてのイベントと言うことですが、
多くの首都圏で発行されている住宅雑誌なども出展しているもの。
どちらかといえば、デザイン重視の家づくり向けのようです。
なのですが、首都圏地域のユーザー動向、住宅メーカー動向など
いろいろ取材したり、情報収集もできそうだと思っています。
でもまぁ、一方では当社が発行している寒冷地向けの住宅性能とデザイン、
っていうようなコンセプトに対して、一般の首都圏住宅ユーザーが
どんな反応を示していただけるのか、興味もあります。
北海道の住宅って、まずは暖かくなければスタートラインに立てない。
性能がまずは大前提であって、そのうえで初めてデザインを考える住宅づくり。
デザインだけで「大きな単板ガラス窓の透明感がどうのこうの」
っていうような家づくりは存在しない。
建築手法でのある部分が、大前提として否定しなければならない。
そういうところから家づくりの発想がスタートするわけですね。

まぁ、そういう意味で、こちらも興味津々というところ。
今年がReplanも20周年なので、
いろいろ活動の枠を広げてみようという試みの一環ですね。
4月25・26・27日の3日間ですので、首都圏地域で家づくりをお考えのみなさん、
ぜひ、ご来場ください。
当社スタッフが、手持ちぶさたにしているか(笑)、
それともそこそこ順調に雑誌販売しているか、覗いてみていただけるだけで
結構ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

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