長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

失われし仮面の伝説 『仮面ノリダー』

2010年09月04日 09時03分42秒 | 特撮あたり
 おはようございまーす。そうだいです。いやぁ、今日も暑くなりそうな気配がムンムンです。
 暑さの影響か、はたまた寿命か、私の家にある1台きりのテレビジョンが壊れてしまいました。ついにこの時がきちゃったか~。このTVは、私が独り暮らしを始めた1998年に買ったもので……ま、寿命ですわな。しかも、テレビデオ! 今までお世話になったねぇ。
 先日も言ったように、私は基本的に家にいるときはTVをつけている人間でした。何かをやりながらチラチラTVを見るという習慣がしみついていた私としては……ちとつらい状況ですね! ただ、地デジ地デジと言われている昨今ですから、ナイスタイミングといえばナイスタイミング。でもせっかくですから、しばらくはTVのない生活を楽しんでみたいと思います。けっこう新鮮でいいんですよ! 深夜のラジオもおもしろいし。
 思えば、私は物心がついた時からず~っとTVを見ながら育ってきました。私にとって一番身近にあった娯楽といえば、やっぱりTVでしょうね。読書や遊びなどは、体調や生活の忙しさによってできなくなることも多いですが、何があってもTVは見てたような。小学生の頃に風邪で学校を休んだ時、家で寝込みながら見ていたNHK教育の番組! 友だちが授業中なのにという背徳感と、風邪によるトリップ感があいまって、非常に危険な香りのする悦楽がそこにはありました。
 そんな、2・30年間TVにお世話になり続けてきた私なんですが、記憶に残っている中で一番古い、毎週見るのが楽しみで楽しみでしょうがなかったレギュラー番組はといえば、『仮面ノリダー』でした。
 ご存じの方も多いかとは思いますが、『仮面ノリダー』は正確にいうと番組そのものではなく、1988年秋から90年春にかけて放送されていたバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』の中のコントコーナーの1つでした。しかし、当時純真な小学生だった私には、『仮面ノリダー』以外のコーナーはちと意味をはかりかねるアダルトネタが多すぎたり(主に石橋貴明さんの女性ゲストへの縦横無尽の暴走 今ならよくわかる)、知らない過去の名作ドラマのパロディが多かったり(『北の国から』 今ならよくわかる)したため、台本がちゃんとあって怪人が死ぬというオチもある『仮面ノリダー』だけが別格のものとなっていたのです。
 周知の通り、『仮面ノリダー』は日本特撮ドラマの至高の名作『仮面ライダー』のパロディコントです。しかしながら、ふざけた展開ももちろんありつつ、本家への強い敬意があった作品だったことは間違いないと思います。私は毎週毎週の新たな怪人の攻撃を、のちに本家ライダーを観た時とまったく同じようにハラハラドキドキしながら楽しみました。
 実は当時、本家の『仮面ライダー』シリーズも前年の1987年から、連続ドラマとしては6年ぶりの新作である『仮面ライダーBLACK』が放送されていたのですが、まだ幼い私には、石ノ森章太郎の原作のダークな雰囲気に回帰したハードな展開は怖すぎたため、私はちょっと敬遠していたのです。今は声を大にして言えますが、『BLACK』だって超名作です。倉田てつを最高!
 そんなちっちゃな私にとって『仮面ノリダー』は、特撮の楽しさもさることながら、TVそのものの楽しさも教えてくれた最初の番組だったのです。感謝感謝!

「のっりっどぅあ~、カーニバル! あ~んど、フェスティバル!!」

 ぜひとも、本家シリーズだけじゃなくて、こちらもソフト化してほしいんですけどね。あっ、でも今はDVDも観られないんだった……キビし~っ。
コメント
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