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蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

黄宝丸

2015年12月11日 | 富貴蘭(花)


フウランも季節外れの花を咲かせてます。









フウランと言っても、もちろんこんなに黄色い純粋種はありませんけどね。


25年くらい前でしょうか、初めてこの手の花を見た時には「こんなのフウランじゃねぇじゃん!」と思いましたが、
富貴蘭界では意外とすんなり受け入れて、結構人気がありましたね。

そんな黄花の中でもこの品種はコンパクトな木姿で、花色花型ともに素晴らしく、一目で惚れ込みました。







三香園さんの展示会に出品されていたのですが、「いるいる~ぜったいいる~」と言って手に入れてもらったのですが、
その後も「もう一ついる~もっといる~」と次々とせがんで回してもらったことでした。

そのまま割らずに、あまり植え替えもぜすに置いてあるので、こんな株がいくつもあります。



来年は一つ柿の木に着けようかな。
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翠扇

2015年08月01日 | 富貴蘭(花)



昨日に引き続き、アップし忘れてた画像です。







随分と買いやすくなった翠扇です。



私の師匠が昭和61年に富貴蘭の本を出版した際、1本立ちの姿の写真が掲載されており、はじめてこの品種の存在を知りました。

当時は黄花が咲くとの話だったため、これに真黄色の花が咲くのか~と想像したことでした。

当時は実物を見ることすら難しい存在で、夢のまた夢のような品種であり、
自分の棚に納まる日が来るなんて想像出来ませんでしたから、
やっと手に入れた時の嬉しかったことは、今でもはっきりと覚えています。

普通の豆葉とは随分と趣を異にし、滑らかな絹地合に青軸ときてるものですから、上品なことこの上無しです。







花は当初の噂のような黄色では無く、ほんのりクリーム色ですが、独特な形の天咲きで、
花もの品種としてもトップクラスだと思います。







この花は美人薄命で、開いたと思ったらすぐに終わってしまいますが、
そこがかえって愛しくも思え、私はマイナス面だとは思っていません。

富貴蘭をやっててまだこの品種を作ったことのない方は、絶対作ってみるべき品種だと思います。



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万華鏡

2015年07月29日 | 富貴蘭(花)
今日は赤花三蝶咲きの万華鏡です。(今年は赤くないですけど



我が家で今年一番の遅咲きです。


数年前に写真で見て購入し、初めて咲いた花を見た瞬間に、この名前が浮かびました。

花弁が開く直前に上(正面)から近づいて覗いてみてください。まるで万華鏡を覗き込んだように見えますよ。
残念ながらその写真は撮り忘れてました。











元々は別の名前が付けられていましたが(何だったか忘れてしまいました。)、この名前に統一されました。


三蝶咲き品種の中から赤花が出たのではなく、赤花を蒔いた中に、三蝶咲が出たものだそうです。



でも今年は天候のせいか、花色が随分薄いです。





こういった新タイプの花もの品種は、最初どうしても高価過ぎる傾向にあり、価格を聞くと引いてしまい、
可愛げがないと思ってしまうことがよくあります。しかし価格がこなれてくると、どれも可愛く思えて来ますね。





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草もつれ根もつれ

2015年06月27日 | 富貴蘭(花)
~もつれとは、土佐弁で~だらけといった意味です。

このブログにはあまり棚のみっともない部分は載せてませんが、
我が家の棚の半分以上はろくに植え替え出来てない、
ボロボロ状態のフウランが何段にも吊り下げられています。




植え替えの時に取ればいいやと思ってたカタバミが大繁殖して、触ると顔に種が弾け飛んで来ます。







こりゃ草引きバイトでも雇わないと、一人でやってたら気が滅入りそうです。



昨年の新登録、小野小町です。





良い形の株ですが、暫く植え替えてもらってません。今年中に行き着けばいいのですが。


あの根っこだらけの吊り枠も当然のようにそのままです。





ここまで来ると、もういっか、って感じですね。
コメント (4)
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花盛り・・過ぎ

2015年06月26日 | 富貴蘭(花)
フウランの花をろくに撮影しないまま、我が家の棚はもう盛りを過ぎてしまいました。





















新しい花もの品種が次々と登場してた頃には夢中になりましたが、今はすっかり落ち着きました。
ろくに植え替え出来てないので、来年柿の木に付けるのを待ってもらってます。

これは徳島産の舌奇離雀(したきりすずめ)です。











数ある花変わり品種の中でも、取り分けけったいな花を咲かせます。
距の先端部分だけが繋がった形で、2つに裂けたようになっており、開花と同時に舌がビロ~ンと垂れ下がります。
舌が奇妙に離れる、と言う意味で名付けました。

かなり奇抜な名前なので、もう一つ「阿波尾鶏(あわおどり)」と言う名前を考えて、
徳島の友達にどちからか良い方をと選んでもらいました。

名付けた当初はよく「舌切雀」と間違われもしましたし、
「そんなふざけた名前を付けて」と言われたこともありましたが、自分では良い名前を付けたと思っています。
結構楽しいんですよね、名前遊び。
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