先日の記事で、カンランの根は横に伸びると書きましたが、その根の様子をもっとはっきり見せてほしいとの声があったので、
再度撮影に行って来ました。


シイやカシ類の照葉樹(常緑広葉樹)の中に、クヌギなどの落葉広葉樹が混じった明るい林床です。

前回とは別の場所です。落ち葉をどけたらこんな感じ。


そっと表土をどけると、横に伸びた根がすっかり顔を出しました。

ライゾームはこんな感じです。

こちらは別の株のライゾームです。



まわりには広範囲にポツポツと生えていて、こんなのもありました。


成長期ならたまたまモヤシ状態になったとも考えられますが、この季節にこんな色をしてるというのは、黄金葉なのかな?

子供の頃なら小躍りして喜ぶところですが、今では「どうせ良い花なんか咲きゃしないよ」で片付けてしまいます。
夏に訪れた時に沢山生えてたところは、残念ながらこんなになってしまってました。


カンランを掘り取った跡ではありません。イノシシが掘り返した跡です。
普通はカンランを食べるために掘ったりはしないと思うのですが、ここには20本くらい生えてたので、
食べるくらいのライゾームの量があったのかもしれませんね。
こんちくしょう!

でもこっちはただの楽しみ、あっちは生きるためですもんね、仕方ありません。

この塊は、帰り際にシュンランだと思って写真を撮りましたが、帰ってきて写真を見るとカンランっぽくも見えますね。さてどっちでしょう~。

