雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

常に準備万端の米海軍

2017年01月10日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先日、知人が横浜で見かけたという米海軍の洋上プラットフォーム艦です。 見かけはヘンテコですが、大事な船です。 米海軍の凄いのは空母や潜水艦などの戦闘艦のみならず、それを支える裏方がしっかりしている点です。洋上事前配置ということで、世界の2ケ所(インド洋と西太平洋)には武器弾薬などの消耗品を満載した輸送船が常時10隻が待機し、その船の物資を陸上に届けるには、桟橋に輸送船が着岸せねばなりませんが、攻め入る敵国の港湾施設を占領し、使できるようになるまでがこの船の出番でして、沖合で貨物を扱う桟橋になるのです。 揚陸輸送艦は荷物を陸上まで運ぶ大型のエアクッション艇(LCAC)を搭載していますが、事前洋上配置は一般の商船ですから、桟橋がなければ陸揚げできないのです。

中央の低くなった場所が海上で桟橋の役目をし、ここに輸送船からコンテナを降ろし、次に大型のエアクッション艇に積み替えて陸上まで物資輸送をするのです。 戦いは、前線だけでなく、そこにいかに迅速に絶えることなく消耗品の補給を継続できるか、ロジステックが大事なのです。 戦争が発生した後のことをここまで真剣に用意しているのです。 戦いについては、米軍はぬかりなく準備しています。

この船の船首が高いのは、外洋で大波の中でも航行可能とするためで、これはすなわち外洋のかなたの外国での使用を意味しています。 中央部の甲板も幅50m x 長さ100m以上以上(小ぶりのサッカー場として使用可能)あります。 この船の大きさは3万トン級で海上自衛隊のどの艦船よりも大型で、米海軍はこのような船を3隻も備えているのです。 海上自衛他は外国に出向くことを想定していませんので、輸送艦/補給艦も少しはありますが輸送力の面から見れば、米海軍vs海上自衛隊は、大人vs幼児のようなものです。  世界の警察官は辞めるといいながらのこの用意周到な戦力。 私は頼もしいと思いますが、トランプさんはこの海軍力の世界展開を維持していくのか、今年は激動の年になります。



〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
http://blog.goo.ne.jp/img/static/admin/editor/btn-entry.gif

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怪しげなる分類 酸性食品 アルカリ食品

2017年01月06日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

酸性だアルカリ性だという化学用語を使っているといかにも科学的な話をしているかのような錯覚に陥ったまま、話をしている当人も深くは考えない受け売りで蔓延している言葉に「酸性食品」「アルカリ食品」があります。 人間の体のpHがそんなに食べ物で変化する訳が無いと思いつつ、何故、あの酸っぱい、酸性の代表のような梅干しを「アルカリ食品」だというのか? それは、その物の生の状態ではなく、燃焼(酸化)させた残りの灰がアルカリ性であれば「アルカリ食品」、酸性であれば「酸性食品」であるという定義のようです。

第一の疑問は、食物として摂取された後の性質を燃焼という高温状態で酸化させたものと、人体の中で酵素や細菌により消化されたものが果たして同じなのであろうか?  第二の疑問は、梅干しなどせいぜい、一日に1個か2個で、重さでいえば1㎏も大量に摂取するわけでもないものが、体の血液をアルカリ性に保つとは信じがたいことであるし、そもそも、酸性が悪者でアルカリ性が好ましいって本当のことなのでしょうか?  そのアルカリ信仰はどこから来るのかといえば、人間の血液は元々弱アルカリに保たれているので、食べ物もアルカリ性が好ましいというのは単純すぎます。

健康食品の宣伝で熱心にアルカリ食品の良さを堂々と語る方を見て、天邪鬼な私は、その堂々とした態度に違和感を感じてしまうのです。 科学の世界は常に疑う事、自分の信じることでも「本当にそうなのか?」と自問自答を常に繰り返すべきで、その微塵も見られない堂々とした態度を見るとウソではないか? と思ってしまうのです。

お前のPDCE避雷針はどうなのか? と問われれば、これも100%完全ではありません。 これを設置すれば「落雷し難く」なりますが、絶対に「落雷しない」という訳ではありません。  類似製品の中には、「落雷しない」ということを売り文句にしていますが、誤解を蔓延させるいい迷惑な類似製品です。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
http://blog.goo.ne.jp/img/static/admin/editor/btn-entry.gif

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光と電磁気  ファラデーとマクスウェルが考えたこと  小山慶太 講談社ブルーバックス

2017年01月05日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ファラデーは、貧しい鍛冶屋に生まれ、病気がちの父親のため学校にも行けないまま13歳から製本屋の使い走りとして働きはじめたが、その製本屋で製本技術を身に付けただけでなく、製本に預かった本の内容に興味を持ち、その本を通じて勉強したそうで、これは、避雷針を発明したベンジャミン・フランクリンがやはり印刷屋の小僧をしながら、印刷原稿の中身から勉強したというのと同じような話で、偉い人は環境の悪い中でも自分で芽を出すものです。 

トマトも枯れる寸前まで水をあげないで育てると糖度が高くなるとか、岩場の水分の少ない場所で育ったヒノキのほうが環境の良いところでスクスクと育ったヒノキよりも丈夫であるとか、真理というのは共通するものがあります。 ただ、自分自身、きつい環境では育たなかったであろうし、そして私の息子もしかりで既に手遅れではありますが。。。

ただ、若いころにキチンとした教育を受けていないので、彼の論文には数式で説明したものは一切なく、自分でも数学を学べなかったことを残念に思っていたそうです。 昔は、教育を受ける機会は恵まれた一部の人にしかなかったのです。 日本でも義務教育が徹底されると、学校に行かない不登校が出たり、学校の後は塾での勉強と、周囲から勉強の過飽和状態にされて芽が出なくなってしまう現代の子供たちの対極にあるような環境だったのです。 現代日本の教育環境は、「過ぎたるは及ばざるがごとし」といえるかもしれません。

かたや、マックスウエルは、裕福な大地主の息子として生まれ、キチンとした教育を受け、持ち前の才能が開花し幼少のころから天才として世に認められた存在であったそうです。 この二人の名前は、電気を勉強した人であれば知らない人はいない位に電磁気学の理論を固めました。 しかし、その生い立ちは天と地のような差がありながら、ファラデーさんはご立派です。

ファラデーさんは、いくら有名になっても清貧を貫き、富や名声は少しも求めず、通常であればその功績に対し贈られる爵位なども受けず、王室科学協会の会長に推されるもこれを固辞し、そこまでやるとまるで形を変えた貪欲のように見えてしまう位、これまたヘンクツ男であったようです。

英国王立科学協会って昔は世界の科学界をリードしてきた組織で、かのニュートンも協会長をしていた時期があります。今、生きていれば、きっとノーベル省も辞退したような人であったそうです。何かを成し遂げた人というのは、かなり偏った強靭な精神の持ち主のようで、周囲を気にする常識人ではないようです。

才能と業績では大きな隔たりがありますが、周囲を気にしないという点でだけは私もファラデーさん並みなのですが。。。。才能という背景が私にはありませんので、ただの「ヘンクツジジイ」ですが、こういう偉人のお話は、子供の時には理解が及ばなかった事も、同じくらいの生活を重ね、自分と照らし合わせるとその偉大さがよりよく理解できます。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
http://blog.goo.ne.jp/img/static/admin/editor/btn-entry.gif

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京オリンピックと配線の地中化

2017年01月04日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

年末に行われた4者会談で森さんが明確に発言されていましたが、「東京オリンピック」というのは「東京都」が主体になって行うものなんですね。 この国家的な行事を何故、一地方自治体が行うのかよく分かりませんが、とにかく、「東京」オリンピックであって、「横浜オリンピック、」あるいは「神奈川オリンピック」でなくて本当によっかた。。という印象です。 東京都は財政が豊かで都民税を使って国家的行事をしていただけるのは、他県の者から見ればありがたいことです。 もし、これが横浜の市民税で行われるのであれば、オリンピックは見たいけれど横浜での開催には反対します。 ただし、バレーボールの横浜アリーナ位であれば協力すれば良かったのにとは思いますが。。。

このオリンピックに合わせて、小池さんが前から主張されていた「電線の地中化」もマラソン・コースに沿って行われるようですが、電線の地中化は大変なプロジェクトです。 電力会社の発電所からいくつかの変電所を経由して、街中の電柱で一番上にある(雷対策の架空地線のない場合)6600Vから柱上変圧器で100/200V にされて、我々の家に配電されるのですが、電線の地中化は、この基幹の6600Vの線を地面の中に埋め込むだけでなく、その沿線の建物にまで地中配線でなければ意味がありません。 都市部の幹線道路と沿線の大型商業ビルだけでならよいのですが、住宅地の中まではかなり大変です。

スイスの家庭には核シェルター用の地下室がありますから、電気/水道/電話/ガスなどのインフラは全て地下から引き込むようになっていますが、日本の住宅では電気は架空で空から家の壁に入ってきます。 配線の地中化をどこまでやるのか? 幹線だけ地中化しても末端の家庭ががそのままでは、一度、地下から電柱に上げなければなりませんし、そうなれば電柱は残るので何のための地中化? ということになりますし、末端まで地中化するとなると、毛細血管のすべてを変えることになるので大変な話です。

電柱のない景観の方が綺麗に決まっていますが、電柱は日本のように災害の多い環境ではあながち悪くはありません。 災害で壊れた場合を考えると、点と点を空中で結ぶだけですから、隆起してしまったり、陥没してしまった地中の線分を保守する地中配線より架空配線の電柱のほう復旧作業は迅速に行えます。

これから新規に作る住宅地でなら可能でしょうが、既存の住宅地でそこまでのコストをかけるメリットがどこにあるのか疑問です。 大地震で電柱が倒れて消防車が動けないという前に、広域で火災が発生すればどっちみち、消防車の数は足りないのです。  まあ、政治家さんの判断は、見た目の美しさだけで、それに変更するためのコストまで、お考えになられてはいないのでしょう。 オリンピック、電線の地中化、どちらも莫大なな費用がかかります。 本当に両方共できるのですかね? オリンピックの費用負担、どのように決着するのか見ものです。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
http://blog.goo.ne.jp/img/static/admin/editor/btn-entry.gif

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謹賀新年

2017年01月03日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

新年、明けましておめでとうございます。

今年最初のブログですが、ブログを初めてからの総閲覧回数が昨年末にナント、80万を超えました。 ブログの記事の総数は1500程度ですから、平均的には一つの記事が500回程以上まれたというのは驚きです。 有名人でもないただのジジイのブログです。 TVや新聞のようなマスコミを全く通さずに、会社だって大きな有名会社ではなく、ただの零細企業です。 それが、こんなに沢山の方々からお読みいただいて、書く方は単なる自己満足でしているだけで、読んでいただくことを目的にしている訳でもないので、思ったことをストレートに書いて、知り合いの中には、これに批判的な方もおられますが、唯我独尊、今年も勝手に書き続けます。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会
http://blog.goo.ne.jp/img/static/admin/editor/btn-entry.gif

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする