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こんなにちがう「ヨーロッパ各国気質」 片野 優+須貝典子

2012年06月28日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

欧州の代表的な32カ国の各国の国民性の特長を解説しています。ヨーロッパも広く、「ヨーロッパ」という一言ではまとめられない多様性があります。著者のお二人は実際に足を運んで交流を持った国だけに限定して書いたそうですが、ヨーロッパに暮らして20年という実績で、細かな違いを良く観察されています。自分だけの体験では、ここまで知りえなかった貴重な情報で溢れています。本というのはそういう所がありがたいですね。

私がビジネスで行った事のある国は、この中で10カ国。32カ国の中では自分が最も足繁く通ったスイスから読みましたが、スイスについての記述はまさにそのとおり。観光案内による場所の説明よりも国民性の違いもその国を理解する手がかりとして面白いものがあります。ここまでバラバラな人たちがEUを作っただけでも大したものです。

国民性が異なるとはいえ、「ヨーロッパ」と言った時の一体感は「アジア」よりはるかに上です。ヨーロッパの人たちが「アジア」という言葉を使うときに、心の中で「違う、違う」と思うのは、地理的な面、言語の面、文化の面で、「アジア」と「ヨーロッパ」は、対象地域だけが異なる同義語ではないということです。「アジア」には「ヨーロッパ」に含まれるような一体感はありません。

ヨ-ロッパと言えば債務危機ですが、共通通貨ユーロも本当に良かったのかどうか? 見ものですが、失敗するのではないでしょうか?各国が自分の中央銀行を廃止して、通貨発行をできないで他国と同じ通貨を使えば、ゼロサムゲームですから一国の利益は他国の負債。全員が儲かる話など無いのですから、各国間の格差は大きくなる一方です。すべての国が同等のレベルであるとはヨーロッパにも「平等」の意味を間違ったように見えます。各国のレベルが「平等」などありえませんから、何故、このような強い国に有利な制度に弱い国が加わってしまったのでしょう?各国の経済格差を補っていた為替レートが無く、同じ通貨を使うこと自体が無理なのではないでしょうか?

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