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プログラミング大全   技術評論社

2022年01月05日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。落雷抑制の松本です。

 私がプログラミングを学んだのは50年前の1970年代ですから、その頃のプログラミング言語といえば、アセンブラ、Fortran, COBL, Algol, PL/1, LISP, BASIC  程度でした。 それが、本書には、ナント 100種類以上のプログラミング言語が紹介され、特徴から歴史と短なコーディングの例まで掲載され、それぞれの言語の概要を理解するにはちょうど良い簡潔さで紹介されています。 この言語の種類の多さを知るだけで自分が旧世代に属することを痛感します。 プログラミングは大学での専攻の一つでしたが、3か月ほど実社会の現場を実習で経験しただけで、職業的な経験と言えばそれ以来ゼロなのですが、昔の知人の消息を聞くような思いで、FORTRANやCOBOLの現状を知り参考になりました。

 FORTRANは今でもスーパーコンピュータのプログラミングに使用されているとのことですが、スパコンのベクトル型ではFORTRANの繰り返し計算(DOループ)を並列型に置き替えるアルゴリズムが進歩したのでしょうね。 私が関わった一番初期のベクトル型のスパコンでは繰り返し計算を行うDOループの中から並列性を検出し16あるプロセッサーに割り当てる変換部分の開発が上手くできずに、このスパコンの開発は失敗に終わりました。 FORTRANが開発された時のIBM704型というのはプロセッサーが一つ、データの流れも一つでしたので、一つのプロセッサーが計算を繰り返していたのですが、16のプロセッサーがあれば、関係性のない独立したデータであれば、16を同時に並列的に計算しても問題なく、16倍の速度で計算できるという事を目指したのですが、ハードウェアの面積も100平米もあるような大きなものでした。 それが今や、手のひらサイズになっているのですから驚きと共に自分の歳を感じます。

 もう一つのCOBOLですが、これは主に事務計算で用いられた大ベテランで、開発されてから60年になります。 今さら新規のものをこれで作る人はいませんが、世界中の企業や政府機関で昔作られたもプログラムがそのまま化石のように使い続けられ、これは若い方では保守もできないので、私の年代でも未だに保守の仕事が舞い込むと聞いたことがあります。 大規模システムの中で安定的に稼働している部分を今さら新しくしても大した効果が無ければ、そのまま使い続けますから、いずれ、保守する人もいなくなり、もし、障害が発生すれば修復もできなくなるでしょうが、まあ、数十年、安定的に稼働していれば、今後も安定的に機能するでしょうが、ハードウェアは定期的に新しくなりますから、その相性で過去の安定が将来もそのまま安定しているかと言えばそうでもない場合もありますから、今後はどうなることやら? 

 特にゲームなどの変化や動きの大きい画面を見ると、どのようなプログラミング言語でこれを書いているのかはいつも不思議に思っていました。 私の時代は文字が基本で、文字列を動かすことしかできませんでしたから、カラフルな動きの速い画面は薄気味悪いのです。そして中身の分からないモノは触りたくないので、デジタル・ミニマリストと称して携帯のアプリなど全く使用せず携帯は、電話とメールだけ、LINEすら使いません。 いずれ、私も現役を退き、時間的な余裕もできるでしょうから、その時には再度、プログラミングで頭の体操をしたいと思っています。 それで、今回プログラミング言語の現状を知り大いに参考になりました。

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