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今日も特許のお話

2021年10月29日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 9月28日のブログで、既存の大量の紙書類を効率よくクラウド・ストレージに格納する方法の夢を見た話を書きましたが、そのアイデアを基に機能を追加、改良し特許出願を終えました。 今回のこの特許ですが、会社の定款にもない本来業務ではないことなので、出願は個人ですることにしました。今までは、避雷針関連がメインですから会社の費用で、それも弊社のような零細企業は特許出願に関し、減免措置があるので、その費用も抑えらていまして、請求項の数にもよりますが、おおよそ12万円程度なのですが、これが、個人で出願するとなると結構高額で40万円近くかかります。 個人の所有であれば、会社と関係なく個人の所有財産となりますから、ライセンスも譲渡も会社に関係なく自由に行えます。 マイナス面としては、この特許、私が抱えていても何の役にも立ちませんから、これを製品化することに興味ある企業に対し譲渡したり、ライセンスしたりするのですが、この場合、個人よりは法人名義の方が信頼されやすいとのことです。

 この発明では、あるシールを使用するのですが、その名称についても商標登録しましたから、総額では軽く60万円を超える訳で、このアイデアが特許として認められるかという第一関門を突破し、それが商品として魅力あるものと認められるかが第二関門で、無事に企業に譲渡できれば、60万円程度の元など簡単に取れるでしょうが、これらの関門を突破できない場合には、60万円は回収できず「骨折り損のくたびれ儲け」となります。 これは、まるでギャンブルのようですが、馬に走らせておくだけの賭け事よりも自分のアイデアに賭ける訳で、この程度の冒険は人生には必要です。

 弊社の顧問をお願いしているある先生ですが、外国の権威ある専門誌に投稿すると、原稿料をいただけるどころか、掲載を審査してもらうのに費用が掛かるそうです。 その費用というのは、掲載するに際し、その価値があるかなどをその分野のエキスパートの先生方に精査していただく費用だそうです。 ですから、誌面に掲載されれば、めでたくその分野で認められた文献ということになるそうで、その先生の今までに権威ある専門誌に掲載された論文の数を見れば、総額でトンデモナイ額を支払っていることが分かるとのことです。 権威ある専門誌は、そのようにして権威を保っているのです。 投稿数が少ないからと何でもいいから掲載してしまうような学会誌とはレベル違いなのです。 学術の世界では、引用される数で文献の優劣が争われますが、そもそも人に読んでもらうために権威ある専門誌に掲載していただけるか否かというところから、経済戦争が始まっているのです。 「地獄の沙汰も金次第」と言われますが、アイデアという無形の物の扱いでもお金が必要なのです。 優れた論文でも世に出すには費用がかかる。 学術の世界でも世に認められるためにはビジネス並みのお金が必要なのです。 お金のことが嫌だから学者の世界にというのでは、学者の世界でも大成はしないことでしょう。

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