ハピネス・カーブ 人生は５０代で必ず好転する ジャナサン・ラウシュ

こんにちは。　落雷抑制の松本です。

　人の幸福度は、年齢に関係し、若い頃に高かった将来の期待、それが大きい頃は高揚感もあり、高い幸福感があります。しかし、社会に出て現実とのギャップを知ることにより失望感が大きくなり、幸福感も中年までは下がりますが、そのまま人生の終りまで低空飛行ではなく、それが年を重ねると再度、上昇するそうです。　それは、中年ともなると人生への過大な期待は無くなり、期待と現実の差が無くなると、失望や後悔も薄れ、人生経験の積み重ねにより感情も落ち着き、困った出来事への対処なども上手になり、幸福感は上昇するというのです。

　具体的に言えば、子供が生まれてから小学校へ入るくらいまでは、子供も可愛いし、人生の一番花の時期でしょうが、その後は、教育費や家のローンであるとか、金銭的にも子育てが済むまでは負担の大きな大変な時期となり、会社の中での将来の自分の地位もほぼほぼ検討がつくころからは下降期で低空飛行が続くこともありますが、そのまま終わりではないのです。　５０歳を超えるとストレスの対処も上手になり、感情をコントロールできるようになり、うつ病になる割合も少なくなるそうです。

　５０代になったら自分と他人を比べない。　今ある自分を認め、今だけの事を考え、過去の事を悩んだり、将来の事を心配することなく、今を大事にすることで、現在の幸福に気づき、必ず上向きになる日が来ることを心静かに、待てば良いのです。　そうすることで、より幸せな明日が来るというのは人生を総括した方の叡智とも言えます。　幸福か否かは自分の心が決めるもの、他人が経済的な状況や社会的な地位で決めるものではないと悟った日から自分は幸福になるのです。

　私も自分で起業したのは１０年前。遅咲きの起業でしたから「ジージー・ベンチャー」と自称していました。　最初の２～３年は苦しかったのですが、その後はお陰様で毎年右肩上がり、息子も就職し子育ても完了となると、この著者の示すハピネスカーブの様にU字型のカーブの一番底から右に上り始めている実感はあります。　ただし、５０代ではなく、まもなく70代です。　人生のハピネス・カーブの描き方など人それぞれ。　ジジイになったら人と比べない。これだけは実践しています。　いや、昔から人との関係よりは、Going My Way で、周囲の方には迷惑や心配をかけてきまして、遅ればせながら人生の楽しさを実感していますので、この本の著者ジョナサンさんの言わんとするところ共感できます。

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