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「さよなら!僕らのSONY!」 文春新書 立石泰則

2012年01月30日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

昔、SONYが日本の会社であったことに助けられた日本人は多いのではないかとの記述があり、思い出しました。今の中国と同じように、日本も昔は人真似の製品を低賃金で安く作るというのが、日本に対する世界イメージであった時代がありました。そんな時に救われたのがユニークな技術を誇るSONYが日本の会社であるということでした。

I社にいた頃、欧州での会議でいつも日本をからかうフランス人がいまして、昼食の時に「電訳機を買ったがジャパニーズ・イングリシュで何を言っているのか良く分からない。良く見たら日本のSONY製であった」という日本を小馬鹿にするジョークでテーブルの皆さんを笑わせていました。日本人としては、笑われっぱなしで済ませる訳にはいきません。そこで「最近、SONYには、電訳機の英語がフランス語なまりで良く分からないと言う苦情が殺到している。調べてみたら、ローカルコンテンツ法でフランスで組み立てた製品であった」とやり返しました。テーブルの皆さんは、こういうやりとりにヤンヤの喝采でしたが、このフランス人、いつも食事の席では、この種の日本を題材にしたジョークで挑戦してきました。こちらも、会議での議題もさることながら、この人のジョークに如何に対抗するかばかりを考えていました。いつでも、状況に応じたジョークをいくつか用意しておくのは必須のことでした。今思えば、ソニー社員でもない私がそれほど熱くなることもなかったかとも思いますが、SONY製品は、数少ない日本の誇りの一つであったのです。

日本の国を背負っているのは総理大臣、外務大臣、オリンピック選手だけではありません。ただのサラリーマンでも海外では、小さいことですが、それなりに日本を背負っています。海外で働く日本の方はそれなりに苦労されています。しかし、これは日本人である限り逃れることはできません。そんな中で、けなげにも日本という国を思う気持ちが強くなる訳ですが、この程度の愛国心は本来全ての人が持つものです。それが、一時代、SONY の活躍とも重なっていた時代が確かにありました。

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