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ノーベル賞 中村教授と英語

2014年10月10日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

カリフォルニア大学の中村さんの記者会見、あまりのブロークン英語に拍手したい位でした。日本社会に媚びなかった中村さん、米国の生活にも媚びていないようです。米国の大学で研究活動を続けておられるのですから、あの程度の英語による発言力でも日常生活をこなし、大学内でのコミュニケーションも一応はこなされているのでしょう。研究者として他人の論文を読むには全く問題のない英語力ですが、日常会話となると小学生以下なのです。中村さん、そのような一般的な会話力など、どうでも良いのです。中村さんの様に話をする内容がシッカリとあり、その業績を上げていれば日常の会話力など問題では無いのです。

中村さん、尖った性格をそのまま会見でも表わしていましたが、あの尖ったキャラこそ大事であり、話の中味があればこそ会話力など全くダメでも尊敬されるのが米国です。角の取れた丸まった個性で表面的な会話力だけは立派でも話の内容が伴わなければ相手にはされません。 昨今、日本では会話力ばかりが強調されるようですが、英会話力など大した問題ではないことを中村さんが示してくれた気がします。あの程度のブロークンでも堂々と喋る事が大事なのです。

日本では英語が得意でない人に多いのが、ペラペラ信仰とでもいうか、英語へのあこがれの様なものがあります。外資系ばかりを渡り歩いた経験からすれば、英語を流暢にしゃべるのは頭が良くて仕事もできるなどと思うのは幻想です。日本人は日本人の英語を話すべきで、キングス・イングリシュの真似など必要ありません。各国ごとの英語でよいのです。顔を見なければば日本人とは思えないような流暢な英語を話す日本人は国籍不明の根なし草の様な不気味な印象を受けます。

中村さんと私は同じ世代ですから分かります。我々の中学から大学までの英語の授業は、もっぱら受験英語。英文法と英文解釈だけで、会話などはどうでもよい時代だったのです。40年前の国立大学の英語の授業など、今のレベルで言えば英語の授業とも呼べないような代物でした。私の場合、英語は2つありましたが、現代文の読解はマトモでしたが、もう一つはハムレットの暗唱だけでした。英語と言うより、暗唱の授業で、内容は教育勅語でも毛沢東語録でも論語でもなんでも同じ、たまたまシェ-クスピアであったので英語の授業と呼んだだけの様なものでした。人間、大事な事は忘れ、どうでも良い事は覚えているようで、40年前に覚えたハムレットの「 To be, or not to be: that is the question: Whether 'tis nobler in the mind to suffer・・・・」の様などうでも良い事は未だに覚えています。柄では無いのですが、酔っぱらった勢いで、ハムレットになりきってこの独白を披露した事が1、2回はあったと思いますが、役に立ったのは酔った上での一発芸だけでした。しかし、そんな英語教育であっても、読み、書きができれば事足ります。話す英語は必要に応じて必要な方が練習すれば良い事で、子供のころから英会話を教えようというのは英語コンプレックスの裏返しです。

中村さん、幾つになっても尖ったままで、英会話のレベルなど気にせず、英会話の練習などクダラナイことはせず、研究に磨きをかけていただきたいものです。日常会話などどうでもいいのです。 まあ、中味があっての話しですが。。。

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