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太陽光と風力では日本のエネルギーはまかなえない。しかし東電も危なっかしい。

2013年08月22日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

原発事故の反作用で、太陽光や風力への期待は高まりこれで原発の代わりとしたいと言う希望は理解できますが、それは無理な話です。単に生成するエネルギーだけでも十分ではない上に、製造業として見た場合の付加価値が小さく、これらの設備を国内で作っても大きな雇用までは期待できません。以前、ドイツでは国内の太陽光パネルのメーカの育成とセットで太陽光パネルの普及に力をいれました。当初、うまくいっていたのですが、中国製の安いパネルに押され、このメーカも敗退し、製造業の育成策としてはういまくいきませんでした。日本で太陽光で発電するなら、電気を買い取るのは日本製の太陽光パネルに限定し、発電するだけではなく製造業も同時に育成すべきなのですが、残念ながら再生可能エネルギー特別措置法は高価買い取りを御約束しただけのもので、これで太陽光発電が増えても中国製のパネルが増えるだけで日本の国内産業にせいぜい取付け架台などの補助的部品しか作るものがありません。国内で太陽光による電気の供給事業者が増えても、製造業としての国内産業への寄与率などいかほどでもありません。中国が安く供給できる市場で戦っていても価格的に勝てません。日本が勝負すべきは韓国も中国のついてこられないようなハイテクの分野で無ければなりません。

それは重工業です。エネルギーの分野では、福島での経験を基に、ゆるぎない安全性を備えた原子炉の開発をすることが日本に残された使命です。福島の始末ができないうちは原発などトンデモナイという方も多いのですが、福島の始末が終わってからでは遅すぎるのです。他国には無い安全に片付けるべき良い見本があるのですから、災い転じて福となす。福島の教訓を取り入れた安全な原子炉を作れば良いのです。福島の後片付けは東電のようなエンドユーザーでは無理でしょう。世界の原発をリードする東芝と三菱で事故処理会社を作り、東電は技術的な面からは引き下がった方が良いのではないでしょうか? 東電の記者会見を見ていて不安に思わない人はいないでしょう。本来、不安を払拭するための記者会見であるべきが、言葉だけ丁寧過ぎて自信なさそうなあの記者会見は日本の原子力産業の足を引っ張っています。海にも流れ込み、タンクも水漏れ。キツイ条件が重なって気の毒ですが、住む場所も無くしたもっと気の毒な方が大勢いるのですから当面は針のムシロも仕方ない事です。

技術的な面での当事者能力は欠如しているように見えるのはエンド・ユーザですから仕方ありません。最後はメーカーの出番です。東電はお金の心配だけしてもらい、技術的な面ではメーカーに丸投げすべきです。既にメーカーは加わってはいるでしょうが、東電の下請けで無く、表に出て活躍していただきたいものです。

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