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米軍基地の縮小は世界平和を乱す

2016年04月14日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

米軍基地は、世界中にありますが、エッ、そんなとこにもというのは、最近、国交を回復しましたが、対立状態であったキューバにまで米海軍基地があるのです。 自国の中にあるいわば「敵国」に対し、電気や水道などの生活インフラをキューバが提供する訳もありませんから、基地の中は原子力発電所とその電力による海水の淡水化で飲料水は確保し、ゴルフ場/ボート/フットボール場/野球場/ローラスケート場/学校まで備えた完全自立型で家族連れで住んでいます。 完璧なロジステックを誇る米軍は、世界中に基地という「リトル・アメリカ」を展開し、ナント、70か国に約800か所もあるのです。 ゴルフコースだけで世界中で170を超えるそうです。 

数からいえば、沖縄どころではない米軍基地があるのはドイツで2015年の数字ですが174か所もあります。 この世界中の基地の維持費だけで大変な額でしょう。 これだけの金額を国内の充実に充てれば、民主党のサンダース候補の言っている大学の完全無償化どころか医療費の無償化までできてしまうことでしょう。 ウルグアイの元大統領のムヒカさんの言うように軍事費というのは馬鹿げた出費なのです。 しかし、馬鹿げた出費で成り立つのが現実の世界です。

トランプさんの発言は、過激だから面白いというだけでなく、米国民の本音も含まれています。 世界のトラブルに加わりすぎて、もう世界の動きよりは自分たちの生活を大事にしたいと内向きな考えの方から多くの賛同が得られるのです。 米国が内向きになるということは世界中にある米国資本、軍事的なプレゼンス、それらを放棄するという事であり、世界に大きな影響を与えます。 まあ、一般庶民はそこまで深く考えず、身の回りの感覚で判断するでしょうから、もし、トランプさんが大統領になり今までの発言通りの事を進めれば「奢れるものは久しからず」の如く米国も衰退を深めます。 米国にとって、世界の動きにに関与しないということは米国の支配権を放棄し、自ら衰退するということです。

オバマ大統領が、米国は世界の警察官ではないと言い出した瞬間から、この世界中の米軍基地の存在意義が消えうせました。 警官役を辞退するなら、何故、世界中に米軍基地を残しておくのでしょう。 米国が自らの立ち位置をどこに設定しようとするのかで、世界の平和と安定に大きな影響が出ます。 米国は、警官役を下りてはならないのです。 警官役としての米国の海外にある米軍基地は「必要悪」で、それで世界の大きな争いが抑えられれば安いものです。 米軍基地は半減させても、海外に展開している意味があります。 世界にはいまだに覇権主義の国があり、スキあらばいつでも侵略できる体制にあります。 民主化を進めることが世界平和に寄与するという米国の独善的な考えが、混乱を招いているという側面もありますが。。。

韓国と日本は、自分で防衛せよということで米軍がアジアから撤退すれば、中国/北朝鮮はすぐに韓国を侵略するでしょう。 そして、次は日本が侵略の目標になります。 どこの国でも「リトル・アメリカ」という異文化が大きな顔をして国内に居座るのは不愉快な事という一面はあります。しかし、同時に米国の巨大な軍事力が平和を支えていた事実もあります。 沖縄の知事さんが理解されていないのは、日本は敗戦国であるという事実です。 基地問題で安倍政権に文句を言っても仕方ないのです。 日本の米軍基地は、アジア安定のための必要悪と割り切るべきです。 どの国も一国で独自に対応するよりも集団的な軍事同盟の方が安上りなのです。 米国との同盟が一番現実的で、そのための基地提供であれば仕方ありません。 思いやり予算に更なるミカジメ料を払ってでも米軍を日本に置いておく方が全て自前、日本単独での防衛より安上がりです。

「戦争反対」だなどとは、だれでも反対は同じでなのです。 戦争は「しない」のが最善ですが、それはいつでも戦争を「できる」体制が均衡を守ってくれるのであり、初めから「しない/できない」状態であれば、それを尊重するような紳士はどこにもいません。「しない/できない」は攻めて来ようとする相手を喜ばせるだけです。 「専守防衛」などという馬鹿げた言葉も忘れるべきです。 昔は、大砲の弾は最初からは命中せずに、発射のたびに調整しながら着弾を目標に近づけました。 ところが、最近は最初から命中する精度になっているのです。 守る一方で相手からの攻撃を待ってなどというのは自衛隊員に「死ね」というのも同じことです。 相手が準備をしたら(射撃用のレーダをこちらに向けたら)、即、反撃すべきですし、相手に対して撃つフリをするような悪ふざけはしてはならないのです。

安保法案に反対であれば、空虚な理想論や「戦争法案」などとケチをつけるだけではなく、現実的にどのように日本を守るのか具体的な代案を出していただきたいものです。 

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